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 こんにちは。初めまして。私は真城華代と申します。

 最近は本当に心の寂しい人ばかり。そんな皆さんの為に私は活動しています。まだまだ未熟ですけれども、たまたま私が通りかかりましたとき、お悩みなどございましたら是非ともお申し付け下さい。私に出来る範囲で依頼人の方のお悩みを露散させてご覧に入れましょう。どうぞお気軽にお申し付け下さいませ。

 さて、今回のお客様は…。



華代ちゃんシリーズ
『チャイナドレス好き』
作者:新ヶ浜咲衛門

*「華代ちゃん」シリーズの詳細については
http://www7.plala.or.jp/mashiroyou/kayo_chan00.htmlを参照して下さい




 とある書店にて、
「あの雑誌は...あった!」
 とある雑誌を手に取った彼の名は佐田野正平。
 彼はチャイナドレスを身に包んだ女性を見るのが好きだ。
 今日書店に来たのは、そのとある雑誌の発売日だったからである。
 その雑誌はいろいろな女性の写真集で、今回はチャイナドレスの女性が特集に組み込まれており、雑誌の5分の1がチャイナドレスの女性だった。
 彼はチャイナドレスの女性が写っているとこを見てため息をつくと、
「はぁ...写真ではたくさん見れるけども、実物では見てないなぁ」と言った。
「それが悩みですか?」
 隣から少女の声が聞こえた。
 隣を見ると小学生くらいの少女がたっていた。
「あなたはだれですか?」
「私はこういうものです」
 そういって少女は名刺を差し出した。
「ココロとカラダの悩み、お受けいたします。 真城華代」
 そこにはそう書かれていた。
「悩みを、受けると書かれているけど、どういうことをするんだ?」
 彼は軽い気持ちで質問した。
「願いを叶えます」
 少女はそういった
「では、実物のチャイナドレスを見たいんだ」
「わかりました」
 少女がそういうと突如、むくむくと胸が膨らんできた。
「わっ!」
 胸が膨らんだことに驚いていると、ぼさぼさだった髪がさらさらになり、背中の辺りまで伸びてきた。
 日焼けしてた肌は白くなり、
 筋肉質だった体格は、しなやかになった。
 同時に手は、少し縮み、ごつごつしたものから、すらりとしたものになった。
 下腹部に違和感を覚え触ってみると、
 いつもの感覚はなく、つるっとしていた。
「な、ない!」
 さらに臀部は膨らみ、独特なヒップラインができた。
 太ももには肉が付き、むちっとしたものになった。
 顔は女性の顔になり、それもかなりの美人なった。
「な、なんだ!?」
 その声は高く、女性のものであった。
 次に、服装が変化した。
 胸にブラジャーがあてがわれ、
 ボクサーパンツからリボンのついた、パンティーとなった。
 シャツの袖が縮んでいき、ノースリーブとなった。
 ズボンは両足の出口がつながり一つの出口となった。
 それはまるで、スカートのようだった。
 そのシャツとズボンがくっついていき、一体化した。
 その一体化したそれは青く染まっていき、金色の唐草模様が刺繍される。
 靴は、白いスニーカーから、その服と同じ色の青いハイヒールとなった。
 その服に腰のあたりまでスリットが入って脚線美を見せつけた。
 その顔に化粧が塗られ、口紅が塗られ、アイシャドウが乗り、
 手には、マニキュアが塗られた。
 耳には、イヤリングが乗った。
 最後に腰まで伸びていた髪がまとめられてお団子となった。
「こ、これは」
 佐田野は、青いチャイナドレスの女性となったのであった。
 同じようなことが、書店全体に起こっていた。

「ママぁ」
「なに、太郎」
 息子の声に気付いて、振り向くと息子が
 10歳ぐらいのかわいらしく赤いチャイナドレス姿の女の子に変化していた。
「た、太朗!」
 母は驚き自分の姿も見ると自分の服装も同じ、
 赤いチャイナドレスに変化しようとしていた。

「宇連さん、その服装は」
 店員であるはずの宇連の服装は紫のチャイナドレス姿の女性であった。
「松原さんあなたも」
 自分も紫のチャイナドレスに身をつつんでいた。
「な、なんだこれ!」

 佐田野が少ししてから慣れない格好で辺りを見回すと、
 書店にいる人は全員色とりどりのチャイナドレスに身を包んでいた。

「今回の依頼も大成功でした! 
 服の色をそれぞれ変化させるのは、少し難しかったです。
 でもお兄さんがチャイナドレスの女の子を見たいって言っていたので
 今頃はとても喜んでいることでしょう。
 では、今度はあなたの街にお邪魔するかもしれません。
 それではまた」
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