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☆★☆★☆★☆★☆★華代ちゃんシリーズ+ハンターシリーズ番外編☆★☆★☆★☆★☆★

りくとななのおまけ付き華代ちゃん研究

作:Zyuka


※「華代ちゃん」シリーズの詳細については、以下の公式ページを参照にしてください。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/7073/kayo_chan00.html

※「華代ちゃんシリーズ・番外編」の詳細については、以下の公式ページを参照にしてください。
http://www.geocities.co.jp/Playtown/7073/kayo_chan02.html





 ここはハンターの本部の司令室。ハンター組織のボスの前に、今、一人の男が現れる。
「よく来てくれたハンター7号よ!」
 ボスの前にいるのはハンター7号。つい最近この組織に入ったばかりの、まだ若い男だった。
「お前はこの組織の目的はわかっているな?」
「ええ、きちんとわかっていますよ。真城華代……彼女を無力化することでしょ?」
「うむ……すでに何人ものエージェントがかの真城華代の犠牲になっている。これ以上被害を増やさないためにも、一刻も早くあの娘を無力化させなければならい」
「わかっています。すべてはこのハンター組織ナンバー1の悪知恵を持つ7号に、お任せを!」
「うむ! 失敗は許さぬぞ!! もし失敗したら……」
 ボスはここで口調を強くする。
「“ななちゃん”と、呼ぶことになるからな!!」
「……心しておきます……」

「ボス……」
「おお、ハンター6号、どうした?」
 ハンター6号は旧1号(いちごちゃんの前身)や旧2号(今は一児の母)と同じ中年の大男だ。
「7号のやつは、大丈夫でしょうかね……?」
「いつもながら後輩思いな奴だな……ま、失敗したら我が組織に女性構成員増えることになるんだ。喜ばしいことではないか!」
「……俺、ちょっとあいつのサポートをしてきます……」
「何言っているんだ? 組織は基本的に一人で活動する物だぞ!」
「わかってますけど、ほっとけませんよ!!」
 そう言って6号は司令室から出ていった。
「……あいつが女の子になったら、どう呼べばいいのかな? ろくちゃん……かわいくないな……」

「やあ、いいところに来てくれたね……」
 そのころ、7号は、あっさりと華代ちゃんと対面していた。
「お兄ちゃん、華代に何かごようですか?」
「うん、ちょっと頼みたいことがあるんだ」

(何をやっているんだあいつ!! 真城華代に頼み事だと!! そんなことをすれば、あっという間に女性化されてしまうぞ!!)
 7号と華代ちゃんがいるのは森のはずれにある広場だ。6号はその森の中の隠れながら、二人の様子をじっと見つめていた。
(でも、何であいつ、ここに華代がいるってわかったんだ?)

「実は僕ね、ここに飼っていたウサギと一緒に遊びに来てたんだ」
「ウサギさん、ですか?」
「うん、ウサギ2羽と一緒にね。でも、1羽が逃げてしまったんだ」
 そう言って、7号は1羽のウサギを華代ちゃんに見せる。
「うわあ、かわいい!」
「だろ!」
 それはとてもかわいらしい白い小さな雄のウサギだった……
「僕は、逃げたもう1羽のウサギを探しに行こうと思っているんだけど……ウサギは、孤独になると死んじゃうんだ」
「ええっ!?」
 華代ちゃんの目が大きく開かれる。
「だからこの子を1羽きりにするわけにはいかない。でも、逃げちゃった1羽を探しに行かなければならない……それでちょっと迷っていたんだ。でも、ちょうどいいところに、君が来てくれた!」
 7号は華代ちゃんの前にウサギを差し出した。
「頼む、僕が逃げていったウサギを探してる間、この子のお友達になっていてくれないか? 頼むよ!!」
「ええ、いいですよ。華代は心と体の悩みを解決するセールスレディ! どんな頼み事でも解決して見せます」
「ありがとう華代ちゃん」
 そう言って、7号は背中に背負っていたバックをおろす。
「この中には、ウサギの好きな人参や菜っぱなんかが入っている。じゃあ、頼んだよ華代ちゃん!!」
 そう言って、7号は森の方へ歩いていった。

「お、おい7号!」
「あれ、6号先輩? どうしたんですか?」
「お前、大丈夫か? 見ていてはらはらしたぞ」
「大丈夫ですよ。華代はしばらくの間、あのウサギの面倒を見続けています。そのあいだは、なにもしないでしょう」
「だが、もう1羽のウサギが見つかれば……」
「いませんよ、そんなの」
「へ?」
「すべては華代の行動を封じるための嘘ですよ。こうやって、ずっと探しているふりをしていれば、華代はずっとあのウサギを世話し続ければならない。かわいい動物の世話をやらしておけば、華代もかわいいただの女の子ですよ」
「……そ、そうか……」
「ふふふ……この7号、悪知恵にかけては誰にも負けない自信はありますからね!!」
「ははは……俺はお前のサポートに来たんだが、必要なかったかな……」
「ふふふ、ご苦労様でした、先輩」
「ははは、ははは……」
 広場でウサギと遊んでいる華代を眺めながら、6号と7号は勝利の笑みをうかべた。
 と……
 カサカサカサ……
 ひょこっ!
 木々の間の草むらから、1羽の黒いウサギが現れた。
「あ、こいつは……」
 6号は思わずそのウサギを拾い上げた。
「せ、先輩!?」
 7号が警告するが、もう遅い。
「お兄ちゃん、この子のお友達を見つけてくれたのね!」
 彼らの気配に気づいた華代ちゃんが、神速のスピードで現れる。
「よかったね、ウサギさん!」
 華代は自分の手の中の白いウサギと、6号の手の中にいる、黒いウサギを見比べる。
「……その子も、男の子なんですね。この子、彼女がほしいって言っていたんですけど」
「え……ウサギの言葉がわかるのか?」
 6号がそう言うが、華代ちゃんは答えない。
「ようし、華代が一肌脱ぎましょう!」
「あ、やば!!」
 何かの気配を察してか、7号は右目をたたいた後、猿並みのスピードで大木を上り始めた。
「えーーーい!!」
 華代ちゃんが手を振りかざす!! その手から発せられた力は……
「……あれが真城華代の力か……」
 木の上で7号は華代ちゃんの放った目に見えない力を、はっきりと見る。
「あ、ああ、ああ、あああああああああ!!」
 そして、華代ちゃんの力をまともに受けた6号と黒いウサギが、変化を始める。男から女へ、雄から雌へ……
 ウサギの方には変化は見られない。ウサギの雌雄の区別なんて、人間の目からはわからないからだ。
 だが、6号の方は……
 身長が、どんどん小さくなり、腰や腕、足なんかもそれにともなって細くなっていった。胸囲などはあまり変わらない。だが、形には変化がある。丸く、ふっくらと、柔らかくなっていくのだ。強面だった顔は、丸くかわいらしくなり、少しづつ、化粧が施される。さらっと長くなった黒髪が流れた。
 そしてその服装。黒かったハンターの制服……色はそのままに、形だけが変わる。ウサギの服、黒いバニーガールの服へと……
 数秒後、そこにハンター6号の姿はなく、黒いウサギを抱いた、かわいらしいバニーガールがいるだけだった。
 ペタン……
 バニーガールは、放心して座り込み、黒い雌ウサギはその手から飛び出すと、白い雄ウサギの方へかけていく。
「よかったねウサギさん。華代が仲人をやるから、ここで結婚式をしようよ!」
 ウサギ達は仲良く並ぶと、こくんと頷いた。

「まーたなにかの力を使っているな……」
 7号は、左右の瞳の色が違う。右の瞳は銀色なのだ。
 いつもはカラーコンタクトを使って隠しているが、非常の時にははずしている。
 そしてその瞳は、常人では絶対に見ることができない物を、見ることができた。
 その力を使って華代ちゃんを見つけだし、今また華代ちゃんの力をかわすことができたのだ……
 それは『写○眼』や『○石眼』、『邪○』なんかと同じようなものだが、名前はまだ無い。

 ウサギの結婚式が無事終わり、陽が傾いていき、華代ちゃんがどこかへ帰っていった後、7号はやっと木の上から降りてきた。
 まだ、バニーガールになった6号は放心状態だ……
「……あーあ……ボスになんて報告しときゃいいんだ?」
 任務は失敗だが、7号がななちゃんと呼ばれることはないだろう。でも6号は……
「……たしか、六って字はりくともよむよな……じゃあ、りくちゃんか……」
 二人の足下には、はれて夫婦となった2羽のウサギがじゃれあっていた。
「……いちご先輩に頼めば、元に戻してもらえるのかな?」
 でもそれは難しいだろう。りくちゃんに起こった変化は、ウサギのついでに起こった物だ。
 それはウサギが元に戻りたいと望まない限り、元に戻ることはできないことを意味している。
 そして、華代ちゃんによって結婚した者は元に戻りたがらないのが常だ。

 森の広場に、涼やかな風が吹いた……

☆★☆★☆★☆★☆★おしまい☆★☆★☆★☆★☆★





☆★☆★☆★☆★☆★おまけ☆★☆★☆★☆★☆★

サードパーティいちごちゃん

(これは俺、Zyukaが真城様のホームページ、「真城の城」の掲示板に書いた物です)



俺はハンターだ。(中略)さて、今回のミッションは…

 ある日、俺は街中をぶらぶら歩いていた。すると、
「お姉ちゃん、何か悩み事があるんですか?」
 と声を掛けてきたものがあった。
 この姿になってから、よく声を掛けられる。それも、ナンパな男に…
 しかしこの時は違った。声をかけてきたのは、俺たちの標的である真城華代よりも、さらに1,2歳幼い、かわいい少女だったからだ。
「…どうして、そう思うんだ?」
 俺はその子に聞いてみた。ほんの少し、この少女に興味が湧いてきたからだろうか…?
「だって、お姉ちゃん、お兄ちゃんと同じ動きしてるんだもん」
「お兄ちゃん?」
「うん、昴お兄ちゃん!」
「ふーん」
 昴お兄ちゃんというのは、この子の実の兄の事だろう。
 ま、今は関係無い。
「あたしね、三王子 遥って言うの。お姉ちゃんのお悩み、晴らしてあげるね」
 悩みを晴らす? こんな少女に俺の悩みが晴らせたら、俺たちの組織はあんな苦労はしていない。
 と、少女は俺の前に両手を突き出し、
「お姉ちゃんの悩みは遠いお空へとんでっちゃえー!!」
 ぱっと両手を上げる。
「ハイ、これでお姉ちゃんのお悩みはお空へ飛んでいきまいさした。よかったね」
「アハハ…」
 何かと思えば、子供の遊びだったのか…
 真剣に考えた自分が、ちょっと恥ずかしくなってしまった。
「あたしね、お兄ちゃんが悩んでる時にはね、いつもこれをやってあげるんだ」
「そうかい、ありがとう…」
 え〜と、この子の名前は…
「三王子 遥ちゃん」
「うん!」
 そして、俺はその子と分かれた。

 この身体になってから、ちょっとおちこみっぱなしだったような気もするけど、今回の経験は、ちょっとだけ俺の気を軽くしてくれた…
 あの子の兄というのは、きっと幸せな男なんだろう。
 俺には兄弟はいないが、いつか母親となり、子供が生まれるとしたら、あんな娘がいい…
 …???????????????…
 え…
 ええ…
 ええええええええええええ……!!!!????

「アイツ、今回はなんでこもっているんだ?」
「はぁ、何でも、自分が恐ろしくなったとか…」
「なんだそりゃ?」

☆★☆★☆★☆★☆★おわり☆★☆★☆★☆★☆★

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