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AZUKI 2話
作:ごく普通のサラリーマン



  周りの明るさで目が覚める。 いつもは目覚ましが鳴る前に目が覚めるのだが、まだ眠い。
 なんか 悪い夢を見た。 いきなり女にされて、言葉をしゃべる猫にいじめられる 
 とてもはっきりした夢で まるで現実のようだった。
 「お目覚めのようですね。」
  目の前で猫がしゃべる。
  「夢じゃないしっ!!」
 
  時間は えっ 11時!!
  完全遅刻だし、なんで美紀は起こしてくれなかったんだ。うえ〜会社にはどう連絡しよう。
 いまさらメールでは問題だし、電話だと この声では信じてもらえそうに無い。
 「お困りのようですね。」
 「正直困ってる。会社どうしよう?」
 なんか目がうるうるする。すがる様に猫を見る。
 「あらあら、ユーキにしては殊勝なことですね。 かわいい女の子はそうでなくては。 ここは私にお任せください。」
 「かわいいは余計だ! で どうするんだよ。?」
 「それと ちなみに今日は土曜日です。」
 「な なんだって---!」
 「MMRですか?」
 「うるさい!そんな突っ込みはいい!」
 確か半休した日は水曜日 俺はまるまる2日寝ていたのか。
 2日の無断欠席 まあ首にはならんだろうが… でもよく考えると今後も会社には行けない。
 「2日も… それに この体… 結局 やめるしか無いのか…」
  ううっ なんで俺がこんな目に。
 
  「ユーキがグータラ寝ている間に 私がもろもろの懸案事項をかたずけておきました。」
 「それと何やら勘違いされているようですが、今日は2/15の土曜日です。あなたが寝ていたのは
 2日ではなく、16日間です。」
 「なっ なに------!!!」

 さすがに、これは首だ。全身から力が抜ける。
 
  完全脱力して灰になってる俺を尻目に猫は続ける。
 「まず、最初にユーキには、残念ながら会社を辞めていただきました。」
  まあ、辞めるというか首だろうな。
 「会社には病気で退職としておきました。ちょうど昨日 最後の挨拶にいって参りました。」
 「課長さんが、最後まで心配されていましたよ。経済的にやっていけるのかって。やさしい いい男ですね 女なら惚れちゃいそうです。
  あっ 今ユーキは女の子でした。なんの問題はありませんね。」
 「いやいや 問題おお有りだし そもそも、そんな小芝居はいらないし てか誰が挨拶いったんだよ!」
 「わたくしです。」
 「おいおい、猫がなんの挨拶すんだよ。誰が信じるんだ!」
 「それでは 証拠をお見せするしかありませんね。」
    すると目の前の黒猫がみるみる光に包まれ、形が変形してゆく。
 「何!」しばらくすると光は収束し、人の形となっていく。
 光が収まったときには、そこには俺がいた。
 「俺!!」
 「○ーマンのコピーロボットか!」
 「いやいや せめてロデムと呼んでください。」と猫は男の俺の声で答える。
  見慣れた自分が前にいる。気持ち悪!! でも確かに、これなら挨拶くらいなら十分できそうだ。
   この猫 一体何者!!?。
 「でも質量保存の法則に逆らえないので、風が強いと外出できないんですよね。」
 「ハリボテか!」
 なんでも、変身は文字通り表面と一部 立体映像を利用しており、体重は500gにも満たないとのこと。
 「いやー5kgの重りをつけていったのですが、風で飛ばされるは、ドアは開けられないはで大変でした。」
 一体 何なんだ この猫
 「次に生活費ですが、あなたのFX口座を利用させていただきました。」
 猫が続ける。厭な予感がする。確かに今年FXは口座まで作ったが、1度きりの利用で、ほぼ休眠状態なはずだ。
 「それにあなたの預金全額1500万 最大のレバレッジでぶっこんでおきました。」
 「な な なに--------!!!」 お 俺の苦労の結晶を!!
 「いやぁ 追証かかるかとおもいましたが、日銀の介入が間に合ってなんとかなりました。
  あとほかに もろもろ投資をして現在 口座に2億2000万あります。」
 思わず、目が点になる。わずか2週間で、どうしてそうなる。
 俺のいままでの努力は一体?

 「それと、住民票 本籍 もろもろいじっておきました。」
 「嘘つけ!!! そもそも住基ネットは専門回線だろうがっ!できたとしても犯罪だ 犯罪!」
 「いえいえ 操作できるところにいけばいいんですよ。私の能力を持ってすれば簡単です。」
 「それに、私は、この世界の住人ではありません。法に左右される必要はありません。」
 じゃあ お前 いったいどこから来たんだよ まったく信じられない…。
 「それに、このままだとあなたは、この世にいない存在ですよ?いろいろと困ると思いますが。」
 
  確かに… 今の自分の存在を合法的にこの世界に認めさせることは難しい。へたすりゃ実験材料か精神病院行きだ。
 「お前 そんな能力があるんだったら なんで、俺のサポートなんだよ。
  なんの目的があるのかしれないが、自分でやりゃあいいじゃん。」
 「確かにそうですね なんでなんでしょう?」
 「わからんのかい!」
    起きたばかりなのに、なぜか全身に疲労感が。
 
 「次に最大のイベント ユーキの女の子の名前付けです。」
 「イベントじゃない!!」
 「あっ お父さん 起きたんだ。」と美紀が部屋に入ってくる。
 「心配したんだよ〜。ずっと目が覚めないから。あずきちゃんは、絶対大丈夫っていってたけど。」
 あずきはいつのまにか猫に戻っている。
 
 「私と致しましては、私の名前をクソ猫とかバカ猫とか付けようとしたユーキの優しさに感動したので。」
  こいつ  まだ覚えてやがる。
 「愛利江留 とか 莉希空とか 純愛嶺とか。 」
 「そんな痛い名前はやめてくれ! 大体 よめないしっ!」
 「では、真理亜とか 麗華とか。 」
 「痛くはないが、なんか恥ずかしいっ!」
 「我儘ですね〜 まあ 過去を懺悔すれば、あなたの要望を聞かない事はないのですが。」
   くっ しかし逆らうとこいつ 本気でやりかねない。
   「ゴメンナサイ モウシマセン」
   「あ〜〜〜、 聞こえんなぁ!」
 「ウイグル獄長かっ!てめえ!!」
 「まあまあ あずきちゃん お父さん困っているでしょう。」
 「いえいえ 美紀ちゃん 水におちた犬は叩く 蛇の頭はつぶす の格言があります。ここは徹底的に」
 貴様 俺を何だと思ってやがる!
 「でも ほんとはもう決めちゃったんだ 勝手に決めてごめんね。」と美紀
 「お母さんが麻紀でしょう。お父さんが祐樹 漢字を変えたくなかったから由紀にしました。」
 このクソ猫 たたき殺してやる。って あれどこにもいない。なんて逃げ足が速い野郎だ。
  で年齢は16歳 1/21生まれ 俺 祐樹の普通養子縁組の扱い。
  もとの戸籍は、昨年の夏に大規模地滑りで被害のあった、○県の大沢町で、俺の古くからの友人の娘を引き取った。
 とのストーリー立て。そんな養子が簡単に認められるとは思えないが、大沢町 町役場が全滅で、情報をたどることが
 難しい為 そうしたとのこと。
 「あずきちゃんの話だと、詳細に調べられるとばれる可能性があるって」
 でも普通の一般人をそこまで調べることはまずないだろう。
 
 「それとお父さん 春から女子高校生になれっるて。やったっ〜レッツエンジョイ女子高生ライフ!」
 美紀が、グッと親指をたててウインクをする。
 「そんないい方 誰から習ったっ!勝手にきめるなっ!! 俺は絶対いやだからな!」
 なにか悲しくて また高校生をやらなければいかんのだ。
 まったく こいつら、そろって俺に息つく暇を与えない。
 「では いい若い娘が、毎日家でごろごろしている訳ですか?」いつのまにかあずきがベットに座って
 尻尾をゆらゆらさせている。
 「あなたはいいとして近所に説明できませんし、美紀ちゃんの教育上よくありません。」
 うっ 確かに このクソ猫の言うことも一理ある。
 「で でもフリーターでも 就職してもいいじゃないか?」
 「あなた 今後もずっとその姿で生きていくんですよ。最終学歴が中学になっちゃうけどいいんですか?」
 「せっかくの機会があるにも関わらず、それを行使しないなんて。世の中には、高校に行きたくても
 いけない人がいっぱいいるんです。」
 「お前は俺の親かっ! それに俺は絶対 元に戻るの!」
 「まだそんな夢みたいなこと言っているんですか、たとえ天が許しても、私は許しません!」
 頼む 一回死んでくれ。
 結局、俺は、美紀にも説得され、女子高生を受け入れざるおえなかった。
 な なんでそうなるの!?
 
 
  それから昼間だったが、美紀が気を利かして用意してくれた 風呂に入った。
 服を脱ぎ去ると 鏡には、見慣れない顔の美少女 しかも 金のペンダントをかけている以外 一糸まとわぬ裸の姿
 これは… さすがに直視は恥ずかしすぎる。
 無意識に鼓動が高まる。しかし なんというか興奮のしがいが無いというか、するものが無いというか、男ならわかるだろ!
 
    「ふ―ーっ」
 でも やはり風呂は落ち着く。
 まあ長い髪と、胸のふくらみを除けば、いつもの風呂だ。
 16日も寝ていたらしいので、少々匂いも気になったところ。
 髪を風呂につけるなと娘に注意され、頭の上で髪をなんか ぐるぐる巻きしている。
 自分ちの風呂だがらいいじゃん。
  昨日 今日と、常識外のことが連続で起き、息つく暇がなかった。まるで激流に流された気分だ。
 ようやく、一息つくことが出来る。
  コンコン 風呂のドアを叩く音
 「ん〜 何?」
 「お父さん 一緒に入ってもいい?」
 小学校5年まで一緒に入っていたので、断る理由はないが、中学生の娘と一緒に入るのは正直恥ずかしい。
 また一人にしてほしい気分だし 「え〜 ちょっと恥ずかしいかな。」
 「いいじゃない、女の子同士だし。」
 女の子同士の言葉に少し引っかかるが、もう服を脱いでいるらしく しかたがないのでしぶしぶOKする。
 ガラッと入って来た、中学生の娘の裸体は父親には少々まぶしく 避けるように水面に視線を落とす。
 美紀は手桶で体を洗い 狭い浴槽に割り込んでくる。
  今春でもう中学2年生か… 俺にて 少し浅黒い肌が健康的で、活動的な印象を与える。
 髪は小学生の時からポニーテールにしている時が多い。笑う顔が可愛く、親のひいき目を差し引いても
 美少女といっても十分通用するだろう。まだ家にボーイフレンドを連れてきたことはないけど。
 でも、お父さんが女子高生だといやだよな。
  そういえば、俺の寝ている間のバレンタインデーは誰かにチョコをあげたのだろうか…
 美紀を見て ぼーっと考えごとをしていると。
 
 「なんかお父さんずるい。」
 「何の話?」
 「だって肌すごく綺麗なんだもん 赤ちゃんの肌みたい。」
 「それに髪もすごい綺麗だし 胸も私よりあるし スタイルもすごくいいし 凄い美人だし。」
  今の俺にそんなこと言われても…
 「中学生が なに言ってんの 俺はあんまりかわらんような気がするがな〜?」
 「お父さん それ本気で言っているのなら、反感買うよ。美人は誉められたら ありがとうでいいの!」
 だから、ちっとも嬉しくないのに、なんで ありがとうなんだ?
 「それとその言葉使い 変だから直そうよ 俺なんて使っちゃだめ。」
 「家だからいいじゃん」
 「家で使っていると外ででちゃうの。今から練習ね」
 「まだ春まで時間あるじゃん。 いいよそのうちやるから。」
 しかし 娘に押し切られ 少し練習をすることになった。
 あ〜あ 女の子はめんどくさい。
 
 「お父さん そのペンダントずっと付けているんだね。」
 「ああ 母さんの形見だからな。」
 これは、俺が無き妻に送った数少ないプレゼント。
 小さい星の飾りに金の鎖が付いている簡素なものだ。
 妻は結婚前に送ったこのペンダントを、いつも付けていてくれた。
 少し しんみりしてしまう。
 俺は、先に上がると立ち上がった。
 
  風呂から上がると、あれ下着が置いてある。
 風呂の中から美紀が、「お父さん その下着使ってね〜」との指示
 まったく いつ買ったんだろう。
 よくまあ 次から次と、
  下着を手にとる。うーん 正直変態になったような気分になる。
 いつまでの裸というわけにはいかないので、意を決し
 ショーツに脚を通して引き上げ、ブラジャーを胸にあてた。
 俺は昔から、あんまりぴったりした下着は好きではないんだが。
 それに そもそも ブラジャーってどうやって付けるんだ。
  とりあえず肩ひもを手に通し 背中のホックと止める。見えないので止めにくい。でも男の時より
 体がかなり柔らかくなっているため、比較的簡単に止めることができた。
  カップ周りのワイヤーらしき線材を持ち上げ、胸をカップに押し込み フィットする様整える。
 左右のバランスを見て、う〜んこんなもん?
 たしかに何も付けていないより安定しホールド感はあるが、少々締め付け感が苦しい。
  これって、寝るときも付けるのか?
 「おお ぴったりじゃん こうやってみても本当にスタイルいいな〜」風呂から出てきた美紀がつぶやく。
 ぴったり なんで? 不思議だったので
 「これってサイズとかあるんじゃないの?それともフリーサイズとかあるのか?」
 「だってお父さんが寝てる間に測ったし。 それに ほかにもいっぱい服買ってきたよ」
   寝てる間にって…
 「服って  やっぱり女物?」と俺
 「うん あずきちゃんがいくらでも買っていいよっていったから、私のとお父さんのいっぱい買ってきた。」
 「服をえらんだのは美紀か?」
 「うん! かわいいのいっぱい選んだから、この後着てね。」
 だから、こんなに手はずが良かったのか!
 目眩が… なんか お約束の展開になってしまった。 ちょっとまてよ。
 「お父さんのは、美紀が買うって 言ったのか?」
 「ううん あずきちゃんが、どうせお父さんは、自分で絶対買わないから美紀ちゃんが選んでって。」
 やっぱり 黒幕はあのクソ猫か!そもそも あいつの目的はいったい何なんだ。
 俺をいたぶって楽しんでいるとしか思えない。
 
 
  そのあと猫と美紀に無理やりファッションショーをやらされ、俺は深刻なダメージをくらった。
 いや なんというか、正直女装した気分になるのだ。まあ女装なんだが。
 クソ猫はもう男に戻ることは絶対無いと言い切るが、もし女装した時に男に戻ったら、正直俺の精神が耐えきる自信がない。
 それを考えるだけで、女装自体に強烈な抵抗感がある。
 まあ 美紀は綺麗とか かわいいとか大騒ぎだったが 俺はそんな余裕はなかった。
 「じゃあ 最後に」と美紀 
 まだあるんかい! もう5着目じゃないか!
 「じゃじゃ-ん 南高校のセーラー服です。ぱちぱち」
 「そんなもんどこから手に入れたっ!」
 「だって お父さん これ 春から入る高校の制服じゃん。」
 「ちなみに 編入試験と面接はもう私が終らしておきましたので、ご心配なく。」と猫
 さらっと怖いことを平気でいう。
 南高校はここから一番近い高校で、歩いて15分ぐらい 市の中では、上の下か中の上ぐらいのレベルだ。
 ちなみに美紀もここを希望している。成績からいって もっと上を狙えるのだが、親に似てめんどくさがりの美紀は
 一番近い南高校を志望した。
 「勝手に決めやがって まあ 近いからいいけど……それと 別にそんなもの 今着なくてもいいじゃないか?」
 「あれ いままで散々楽しんでおられたのに 急にどうされたのですか?」
 「楽しんでない!」
 「まあ まあ お姉さんが手伝って あ・げ・る。」
 「美紀 お前は俺の娘だろうがっ! お前ほんとに中1か?」
 「女の子としては、お姉さんだもん。」
 結局 脱がされ セーラー服をきることになってしまった。
 くうぅ〜恥ずかしい〜 これじゃコスプレじゃん。なんで36にもなってこんなことやってるんだよ。
 
 「うわ〜 なんか怖いぐらい似合ってる。」
 「これなら、男子高校生のハートを鷲掴みですね。」
 「うれしくないしっ!」
  確かに姿見に映る自分は、比較的短いスカートから除く白く すらっとした長い脚 輝く美しいストレートのロングヘアー
 大きな黒い瞳 透き通るような白い肌にその恥じらい具合(これはわざとじゃないから)そのため頬に淡い紅がさし、
 自分からみても強烈に可愛い。思わずドキッとする。
 「も もういいだろ。 着替えてもいいか?」自分自身にときめいたことに感づかれない様に
 さっさと着替えを始める。
 「え−―ーっ 勿体ないよ」と美紀
 「いつまでも着てる訳にいかないだろ! 終わり 終わり。」
 「まあ 仮にですが、女装した上に、その自分を見てときめいたりしたら、人間辞めたくなりますものね。 そうならないうちに
  止めることは、いた仕方がない事かと。」
 「だーーーっ!!! このクソ猫 貴様は絶対殺す!」
 
 その後 しばらく放心し何もする気になれなかった。
 
 
 
 
 
 あー今日は疲れた。 夜 寝る前に、一人 洗面台で鏡を見る。
 美紀はもう就寝、猫もいない。騒がしかった周辺が急に静かなり、心がざわめく。
  鏡には、見知らぬ顔の少女。
 今日 俺は、少なかった人間関係をすべて失った。ただ女になった事より、正直それが堪えた。
 この世とのつながりは もう美紀しか無い。
  仕事なんて いつでも辞めてやるって思っていたのに。
 本当に、心に大きな穴が空いたようだ。
 
  不意に 鏡の少女の目から涙がこぼれる。
 洗面台の縁をつかみ、ぐっと涙をこらえる。
 
 
 「ユーキ 無理をなさらない方が良いと思います。」
 誰のせいでこうなったとおもっているんだ!
 問いかけを無視し 袖で涙をぬぐう。
 「あなたは、まだ心と体のマッチングが完全ではありません。お早めにおやすみ下さい。」
 「俺はいったい何なんだ? お前はいったい何者だ? 」
 「お答出来る情報がありません。」
 「マッチングってなんだ? なんでそんなことが分かる!?」
 「あなたの現状については… ご報告出来ます。それ以上は……わかりません。」
 「お前は、一人でこんなとこに来て、寂しくないのか?」
 「それは、… 私には、わかりかねます。」
 「ああ 聞いた俺がバカだった! お前みたいな化け猫に分かる訳が無いしな。俺は先に寝る。」
 洗面所にあずきを残し、部屋にもどりベットに入り込む。
  
 しばらく暗い天井をみながら、あずきとのやり取りを思い出す。
 
 あの時 あずきがひどく寂しそうに思えて、俺は自分の言葉を後悔した。
 明日 あずきにあやまろう。
 


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