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=前回までのあらすじ=
新たな敵、シンガーテが加わり、ゴーガレムとの戦いも激しさを増した。
そんなゴーガレムには意外?な一面があった。それを知ったのは、傷ついたシンガーテ。
バスナーとの会話でシンガーテはゴーガレムが仲間から信頼されているのを知った。
シンガーテの傷が回復すると、早速再戦に来たゴーガレムとシンガーテ。
そんな戦闘中にルナがシンガーテの変身コンパクトに気がついた。
何を思ったのかシンガーテに飛び向かっていくルナ。
ルナはシンガーテに『あなたは奈緒さんではないか?』と問う。
シンガーテは否定するが、ルナはあきらめずに呼びかけた。
その結果、シンガーテは奈緒であることが判明。
これを見たゴーガレムは負けを認め、謝罪した。
せめてもの償いとして、直樹たちは魔法をパワーアップしてもらった。
これから激しさを増すであろうときにこれはいいプレゼント?であった。
すべてが元通りになったところで直樹たちは次の町へと向かう。



救世主サリーエンジェル

seventh story Reichel's plan is riddle

作:NATO



【序章】現実を思い出せ【3章】フードイッヒ村
【1章】セントミアで生活する王と后【4章】VSカナイギス
【2章】レイチェルの計画【終章】計画を実行せよ


【序章】現実を思い出せ

広樹「そういえばここに来てどれくらい経つのかな?」
大介「石版探しに夢中だったからそんなの数えてないぜ?」
直樹「いや、普通は数えないと思うぞ?」
大介「まあ、面倒だからな」
直樹「わかっているならいい」
奈緒「お母さん、心配しているかな?」
広樹「それは当然だよ」
奈緒「お友達にも会えないし……」
大介「そういえば女は奈緒だけだったな」
直樹「寂しいのも無理ないな」
広樹「今の奈緒さんにはルナちゃんが一番の友達だね」
ルナ「……」
奈緒「……行こう? そのためにも石版探さないと」
ルナ「よし。じゃあ案内するね」
直樹たちは次の町へと急いだ。
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【1章】セントミアで生活する王と后

王「わが城が魔王の手に落ち、何日経っただろうか」
后「かなりの日数が経ちました……としかわかりませんわ」
町長「王様。お気持ちはわかりますが、それでは体に毒ですぞ」
王「ああ、わかっている」
ダイナ「心配しなくとも、きっと彼らが石版を集め、魔王を倒してくれますよ」
王「わかっている。ただ気ばかり焦ってしまうのだ」
后「焦っていても、私たちにできることはありません。ここはじっと待ちましょう」
王「うむ」
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【2章】レイチェルの計画

レイチェル「バスターンさまには悪いが、例の物は私が使うことにした」
ノットウング「レイチェルさま。それはまことですか?」
レイチェル「そうだ。サリーエンジェルが攻め込んできたときに使うのだ」
バリーナ「意味、わからないです〜」
バスナー「俺も。なぜ、サリーエンジェルが来たときに使う必要がある?」
レイチェル「貴様らには教える必要はない。さっさとサリーエンジェルを始末するのだ」
ノットウング「矛盾ですね」
レイチェル「いいのだ。私には私の考えがある。さっさと行け!」
三人「はっ!」
三人はその場から立ち去った。
レイチェル「ふ、ふ、ふ。サリーエンジェル、覚悟しておけ」
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【3章】フードイッヒ村

直樹たちはフードイッヒ村にたどり着いた。
大介「名前は変だが、見た目は普通だな」
直樹「暴飲暴食という村があるほうが珍しいぞ」
広樹「弱肉強食は動物だけだと思うよ?」
奈緒「いや、それ意味違うし」
大介「四文字熟語の意味わかるのか?」
奈緒「わからない。でも、なんとなく」
大介「おい!」
奈緒「ほら! さっさと行くわよ」
直樹たちは村の中へ入っていた。すると、村人が話かけてきた。
女の人「あら、旅人さん。ちょっと聞いてくれる?」
直樹「何ですか?」
女の人「最近ね、この村の畑が荒らされて、困っているの。旅人さんなら何か知っているかと思って……」
直樹「以前寄った村でも似たような事件があったので、そいつが犯人だと思いますよ」
女の人「あら、それなら話が早いわ。退治してください」
直樹「わかりました」
女の人「ありがとう。じゃあ、おねがいね」
村人はどこかへ走り去った。
大介「引き受けたはいいが、捕まえられるのか?」
直樹「あの時とは違う。捕まえられるさ」
奈緒「今度はちゃんと宿に泊まるよね?」
広樹「大丈夫だよ。今度はそれだけの余裕あるしね」
奈緒(ほっ。寝袋が買えたのはあの後だったし、草の上はもう嫌だもの)
大介「それじゃ、宿を探そうぜ?」
その後、直樹たちは宿で夜になるのを待った。



直樹「さて、奴はいるか?」
夜遅く、草むらの影で直樹は聞いた。
広樹「まだみたい」
見張り役の広樹が答える。
大介「こんどは逃がさないぜ」
ルナ「……あんたらは探偵か」
奈緒「へ?」
ルナ「え? いや、何でもないよ」
奈緒「変なの」
広樹「来た!」
三人「
急いで様子を伺う四人。そこには怪しい人影が……
大介「この間の奴みたいだな」
直樹「ああ」
広樹「いくよ!」
サッと怪しい人を取り囲む四人。
怪しい人「む?」
大介「また会ったな。名も知らぬ、悪人様」
怪しい人「お前らはこの間の……ち、あの作戦は失敗だったのか」
直樹「何のことだ?」
怪しい人「ふ、お前らには関係ない。過ぎた事さ」
広樹「じー」
怪しい人「何だ?」
広樹「ねえ? 3回目かな、君と会うの」
奈緒「3回目? 2回目じゃないの?」
怪しい人「おお、君は鋭いね。その通りだよ」
奈緒「どういうこと?」
怪しい人「あの森での一件は私の作戦なのだよ」
奈緒「じゃあ、あの旅人さんは……」
怪しい人「そう、私だ」
大介「まんまと俺たちは、罠にはめられたのか」
怪しい人「予定が変わってしまいましたが、これも運命。私はあなた達を倒す必要があります」
大介「やってみろよ」
四人は変身コンパクトを取り出した。
怪しい人「いいでしょう」
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【4章】VSカナイギス

サリーレッド「さあ、おまえもそろそろ正体を見せろ」
怪しい人「ではお望みどおり……」
怪しい人の体がみるみるうちに魔物に変わっていく。
魔物「私の名はカナイギス。覚悟しなさい」
サリーイエロー「それはこっちのセリフだぜ!」
サリーイエローは勢いよくカナイギスに突っ込んだ!
カナイギス「ふ!」
カナイギスはひらりと避けた。
カナイギス「は!」
サリーイエロー「な!?」
バシ! サリーイエローは50程度のダメージを受けた!
サリーレット「は!」
そこへサリーレットが後ろから飛びかかる。
カナイギス「む?」
カナイギスに防御された! かすり傷のようだ……
サリーグリーン「すごい……僕たちの動きを見切っている」
サリーホワイト「感心している場合? 相手に打撃は無効みたいよ」
サリーイエロー「それなら……スパーク!」
サリーレッド「フレイム!」
カナイギス「エアーウォール!」
二つの攻撃魔法と防御魔法がぶつかる!
サリーグリーン「また防御?」
サリーホワイト「今のうちに攻撃できないかしら?」
サリーレッド「相手の後ろから攻めろ!」
それを聞いて、急いで相手の後ろへ回る二人。
サリーホワイト「あれに突っ込むのよね? 大丈夫かなあ?」
サリーグリーン「僕が行く。ホワイトはサポートをお願い」
サリーホワイト「わかったわ。スターライト!」
サリーホワイトの魔法もぶつかる!
カナイギス「やりますね……」
サリーホワイト「さあ、早く!」
サリーグリーンがカナイギスの後ろへ飛び込む。
カナイギス「来てしまいましたか」
サリーイエロー「余裕だな。お前は動けない。これで終わりだ」
カナイギス「分かっています」
サリーレッド「もう少し抵抗しないのか?」
カナイギス「私はあなた達を少し軽く見すぎていました。もう、これほどの魔法を扱えるとは計算外でした」
サリーホワイト「私たちを甘く見ないことね」
サリーイエロー「よし。グリーン、やれ」
サリーグリーン「はっ!」
バシ!……バシ!……バシ!……ゴズ!
サリーグリーン「トドメだ。トルネード!」
ふわりとその場からサリーグリーンは離れ、カナイギスに魔法が当たる。
カナイギス「はぁ……限界だ」
弱ったカナイギスは四つの魔法を食い止めらなかった!
カナイギス「ぐぁぁぁぁ!」
これぞトドメの一撃! カナイギスに1000程度のダメージ!
バタ……カナイギスは倒れた。
サリーイエロー「やったのか?」
シュウ……と言う音と共にカナイギスは消えた。その場には金貨と銀貨が散らばっていた。
サリーグリーン「金貨!? 金貨だよ?」
サリーイエロー「あいつ……金持ちなのか?」
サリーホワイト「それは関係ないよ」
サリーレッド「たぶんゲームの仕様だろう」
サリーグリーン「相手の強さに比例してお金が増えるっていう?」
サリーレッド「ああ」
サリーイエロー「それにしては手ごたえなかったな」
サリーホワイト「バグ?」
サリーグリーン「考えにくいけど、可能性はあるね」
サリーレッド「相手が手加減したのか、それとも俺たちが強くなったのか……どちらにしても犯人は退治した。村の人に知らせよう」
サリーイエロー「そうだな」



村長「君たちのおかげでこの村は救われた。感謝していますぞ」
直樹「いえ。俺たちは当然のことをしただけですから」
村長「今回の事件は他の村であったと聞いたが?」
直樹「コーズ村ですね。やはりこの村と似ているところがありましたから」
村長「このことはコーズの村長にも知らせよう。君たちは旅の途中かね?」
奈緒「そうです。代わりに知らせてくれると私たちも助かります」
村長「そういうことなら、すぐに知らせの者をコーズに送ろう」
奈緒「ありがとうございます!」
村長「さて、君たちはすぐにでも出発するのかね?」
広樹「ええ。時間がないので」
村長「そんなに急ぎの旅なのかね?」
奈緒「世界の運命がかかっていますから!」
村長「ほっほっほ。冗談の上手いお嬢ちゃんだ。気をつけて行かれよ」



奈緒「失礼しちゃう! 冗談ですって!」
直樹「まあ、無理もない。ほとんどの人はまだ、魔王の存在に気づいていない」
奈緒「そ・れ・で・も・納得いかない!」
大介「そう怒るなよ。可愛い顔が台無しだぜ?」
奈緒「え? か、可愛い? 大介くんがそんなこと、私に言うなんて……」
大介「なんだよ。変か?」
奈緒「変じゃないけど……意外」
大介「べ、別にいいだろ? ほら、行くぞ」
奈緒「あ、待ってよー」
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【終章】計画を実行せよ

レイチェル「報告します、バスターンさま」
バスターン「何だ」
レイチェル「カナイギスがサリーエンジェルに敗れたようです」
バスターン「そうか……レイチェルよ。ゴーガレムの姿を見かけぬが、何かあったのか?」
レイチェル「現在、行方不明です。捜索隊がすでに探しております」
バスターン「どこへ行ったのだ! ……まあ、よい。例の物はどうなっている?」
レイチェル「ご安心を。すでに回収は終わっています」
バスターン「おお、そうか。では早速、始めようではないか」
レイチェル「はい、バスターンさま」
二人は光の台座の部屋へ向かった。
バスターン「さて。では例の物を台座に乗せるのだ」
レイチェル「はっ!」
レイチェルは台座に例の物を乗せた。すると台座から紫色の光が空に向かって勢いよく伸びていった。
とたんに空の色が変になり、城の周りだけ暗くなったようだ。
バスターン「これでいい。あとは時間の問題だ」
二人は部屋を後にした。
バスターンと別れ、自分の部屋に入ったレイチェルは笑っていた。
レイチェル「ふはは。バスターンのおかげで、台座を利用して我の目的が果たせそうだ」
レイチェル「もっとも、あいつはそれに気づいていない。好都合、実に好都合。後はサリーエンジェルがくれば、我の思いどおりだ」
レイチェル「ふはははは……」

To be continued...


おことわり

この物語はフィクションです。物語に出てくる 人物、団体は全て架空の物です。実際の物とは全く関係ありません。




〜あとがき〜
「長く書くぞ」という目標果たせず。また10KB程度の長さになりました。
なぜか序盤と終盤ばかりに書きたいことがたくさん浮かんでくるのです。
中盤は繋ぎとめるものを書くのに苦労します。いままでの4話構成は起承転結のため、書きやすかったですが、10話ものと難しいです。
一応、起・承・転までは書いたつもりです。どこが転かお分かりでしょうか?
あとは結を3話分で書き終わる計算です。長い……
それでは、次回でお会いしましょう。

Monster Files
No.104 カナイギス
様々なものに変身する特技を持つ。守りが硬いが、動けないので後ろを取られると弱い。


☆次回予告!☆
奈緒「そろそろ魔王戦のことを考えてもいいころかしら?」
大介「そうだな。9話の予定だからな」
広樹「え? 最終回じゃないの?」
直樹「最終回は無事にハッピーエンドにして帰るからな」
広樹「それで1話分になるの?」
大介「たぶんな」
奈緒「ん〜どうなるのかな?」
直樹「それよりもまずは次回だろ?」
奈緒「そうね」
広樹「ということで次回は……」
奈緒「ここまで順調に石版を集めてきた私たち」
大介「そこへバリーナたちが襲ってきた」
広樹「彼女たちの目的は? そしてレイチェルの真の目的とは?」
直樹「次回、『eighth story retry battle VS Barina & notug & basna』お楽しみに!」

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