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=前回までのあらすじ=
奈緒が消え、すっかり元気のなくなってしまった直樹たち。
その一方で別の場所でも変化が起きていた。
はるか天空に住む人々の存在。彼らが語る『ナファル』という人物は誰なのか。
石版について話し合うバスターンたち。彼らが集める『あれ』とは何か。
いろいろ謎が多くなるのを知らず、旅をする直樹たち。
そこへ現れたのはゴーガレムとシンガーテだった。
戦闘を仕掛ける二人に、直樹たちもサリーエンジェルとなり応戦する。
シンガーテは戦闘に慣れていないのか、苦戦している。
シンガーテを気遣う、ゴーガレム。彼は何をたくらんでいるのか。
謎が深まりながらも彼らの戦闘は続いた。



救世主サリーエンジェル

sixth story a heart of Gogarem wavers

作:NATO



【序章】VSシンガーテ&ゴーガレム【3章】迷うゴーガレム
【1章】やさしさのゴーガレム【4章】ついに決着! VSゴーガレム&シンガーテ
【2章】悲しみの奈緒【終章】ゴーガレムの謝罪


【序章】VSシンガーテ&ゴーガレム

とある場所での長時間の戦闘は終わろうとしていた。
シンガーテ「はあ……はあ」
ゴーガレム「どうやらシンガーテは限界のようですね」
シンガーテ「まだ……私、役に……たつ」
ゴーガレム「無理は禁物です。ここは引きます」
サリーイエロー「逃げるのか?」
ゴーガレム「また、会いましょう。サリーエンジェル」
そう言うとゴーガレムたちはその場から消えた。
サリーレッド「くそ! また逃げられた」
ルナ「あいつは賢いからね……」
サリーグリーン「どこかで見たような……」
サリーイエロー「なんだ、グリーン。ゴーガレムなら一度会っているぞ。忘れたか?」
サリーグリーン「違うよ。シンガーテだよ」
サリーレッド「シンガーテ? あいつは初めて会う魔物だぞ?」
サリーグリーン「うん。だけど、懐かしい感じがする……」
サリーイエロー「気のせいじゃないのか?」
サリーグリーン「そうかな?」
サリーレッド「とにかく、先に進もう」
変身を解き、直樹たちは再び歩きだした。
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【1章】やさしさのゴーガレム

ゴーガレム「まったく、無理をしてくれました」
シンガーテ「ごめんなさい」
ゴーガレム「ほら、もっと傷をよく見せてください」
シンガーテ「はい」
ゴーガレム「……」
ゴーガレムはシンガーテの傷に薬を塗った。
シンガーテ「……っ!」
ゴーガレム「しみますか?」
シンガーテ「(こく)」
ゴーガレム「ですが、薬を塗らないと直りが悪くなります。我慢してください」
シンガーテ「……」
ゴーガレムはシンガーテの傷、全てに薬を塗った。
ゴーガレム「これで大丈夫です。あとはゆっくりと休んでください」
シンガーテ「(こく)」
ゴーガレムは部屋のベッドにシンガーテを寝かせた。
ゴーガレム「さあ、おやすみなさい」
シンガーテはそのまま、ゆっくりと眠りについた。
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【2章】悲しみの奈緒

暗闇の中、どの辺にいるのかも分からない私はその場に座っていた。
奈緒(出たい! でも意思を強く持つっていったい……?)
私は出てきそうにない答えを考えた。
奈緒(強く『出たい』と思う? それはやっているからだめね)
ほかにどんな方法があるというのか?
ゴーガレム「おや? どうしましたか?」
奈緒(ゴーガレム……)
ゴーガレム「やはり、元気がありませんね。それではここからは出られませんよ?」
奈緒(わかっているわよ。でも、どうしたらいいのか……)
ゴーガレム「まずは私のように普通に話せることですね」
奈緒(そんなこと言ったって……)
ゴーガレム「これは試練です。では、これにて」
ゴーガレムは私の前から消えた。これからどうしよう?
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【3章】迷うゴーガレム

ゴーガレム「私のしていることはこれでいいのです」
シンガーテ「?」
ゴーガレム「いえ、独り言ですよ」
シンガーテ「変なの」
ふと、そこへバスナーがやってきた。
バスナー「ゴーガレムさま。シンガーテの様子は?」
ゴーガレム「心配いりません。しばらくすればよくなります」
バスナー「そうか。それと、レイチェルさまがお呼びです」
ゴーガレム「今いきます。シンガーテを頼みますよ」
バスナー「おうよ」
ゴーガレムは部屋から出ていった。
バスナー「なあ、シンガーテ。お前はどうだ?」
シンガーテ「なにが?」
バスナー「ゴーガレムさまだよ。お前はどう思う?」
シンガーテ「やさしい……私、好き」
バスナー「そうか……そうだよな」
シンガーテ「だって私のお父さんだもの」
バスナー「ははっ! そうか、ある意味な」
シンガーテ「あなたはどうなの?」
バスナー「俺か? 俺も嫌いじゃないな」
シンガーテ「私と同じだ」
バスナー「まあな。俺の仲間であり、親分だからな」
シンガーテ「ナカマ……」
そのとき扉が開いた。
ゴーガレム「バスナー。もういいですよ」
バスナー「おや、お帰りですか?」
ゴーガレム「シンガーテと話がしたいので、出ていってください」
バスナー「へいへい。今出ますよ」
バスナーは部屋を出ていった。
シンガーテ「あのね、バスナーがお話してくれたの!」
ゴーガレム「そうですか……」
シンガーテ「話って?」
ゴーガレム「シンガーテ、あなたは仲間が好きですか?」
シンガーテ「へ?」
ゴーガレム「いえ、いいのです」
シンガーテ「ナカマ……その言葉、不思議」
ゴーガレム「……私は正しいことをしているでしょうか?」
シンガーテ「ゴーガレム、悪いことしたの?」
ゴーガレム「いえ。最近レイチェルさまの考えていることが分からないのです」
シンガーテ「そうなんだ」
ゴーガレム「私はどうすればいいのでしょうか?」
シンガーテ「自分を信じる……とか」
ゴーガレム「……」
シンガーテ「ゴーガレム?」
ゴーガレム「いえ。なんでもありません」
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【4章】ついに決着! VSゴーガレム&シンガーテ

ゴーガレム「シンガーテ、いきますよ」
シンガーテ「え?」
ゴーガレム「再戦です」
シンガーテ「勝てるかな?」
ゴーガレム「勝つのです。そのために、これを渡します」
ゴーガレムはシンガーテに奈緒のコンパクトを渡した。
シンガーテ「これは?」
ゴーガレム「何もいいません。持っていなさい」
シンガーテ「?」



直樹「結局、今度の村も収穫なしか」
広樹「そんなに簡単には見つからないよ」
大介「案外、ルナの不案内のせいかもな」
広樹「ちょっと、それはひどいよ」
大介「いや、冗談だ」
ルナ「……」
直樹「おい。いくら冗談でも、それは今のルナにはきついぞ」
大介「元気づけてやろうと思っただけだ」
直樹「逆効果だ」
大介「すまん」
?「勝負です。サリーエンジェル!」
大介「ん? また、ゴーガレムか」
広樹「シンガーテもいるよ」
シンガーテ「今度は負けない」
直樹「みんな、いくぞ!」
三人「サリーエンジェル・ヒートアップ!」
三人がそう叫ぶと、あっという間にバトルスーツが展開した。
ゴーガレム「いきます!」
シンガーテ「はい!」
ゴーガレムとシンガーテがサリーエンジェルに攻撃を仕掛ける!
サリーイエロー「はあ!」
サリーグリーン「ウインドアタック!」
サリーイエローの打撃とサリーグリーンの魔法のコンビーネーション!
ゴーガレム「む!」
シンガーテ「きゃ!」
二人にそれぞれ180程度のダメージ!
ゴーガレム「ナイトメア!」
サリーレッド「ファイヤボール!」
二つの魔法の激しい衝突! ナイトメアに押されている!
サリーレッド「ぐあ!」
押し負けてサリーレッドに200程度のダメージ!
ルナ「頑張って!」
ルナはサリーエンジェルを応援する。
ルナ「ん? あれは?」
ルナはふと、シンガーテが身に着けている物を見た。
ルナ「あれはコンパクト! なぜ、シンガーテが?」
そんなルナを知らずして彼らの戦闘は未だ続いている。
サリーレッド「はあ!」
ゴーゲレム「む!」
そんなことは眼中にないルナは、シンガーテをじっと見つめている。
ルナ「もしかして……」
何を思ったのか、シンガーテに向かって飛んでいくルナ。
サリーグリーン「ルナちゃん?」
ルナ「……」
シンガーテ「あなたは?」
ルナ「妖精のルナ。サリーエンジェルのサポート役よ」
シンガーテ「それなら、敵だ!」
攻撃態勢に入るシンガーテ。
ルナ「できるの?」
シンガーテ「ばかにしているの?」
ルナ「だって、あなた。手、止まっているわよ?」
シンガーテ「はっ?」
ゴーガレム「どうしたのです? 早くやってしまいなさい」
シンガーテ「そうだ、役にたつ」
ルナ「ゴーガレム。あなた、奈緒さんを知っているわよね?」
ゴーガレム「それがどうかしましたか?」
ルナ「私の目の前にいるシンガーテ。奈緒さんでしょ?」
ゴーガレム「な、なんの事でしょう?」
ルナ「とぼけないで! コンパクトが反応しているわ」
よく見ると、シンガーテが身に着けているコンパクトが弱く光っている。
ゴーガレム「……」
ルナ「どうしてこんなことを?」
ゴーガレム「私は……」
言葉にならないゴーガレム。
ルナ「奈緒さん、ルナよ。忘れたの?」
シンガーテ「し、知らない」
ルナ「あなたがいなくて、どんなに寂しかったか。わかる?」
シンガーテ「サミシイ?」
ルナ「ほら、みんな待っているよ」
そう、ルナが言うとシンガーテの体が輝きだした。
シンガーテはゆっくりと姿を変えていき、そこには奈緒がいた。
奈緒「あれ? ここは?」
ルナ「奈緒さん。やっぱり……よかった」
ルナは崩れるように奈緒に飛びついた。
奈緒「る、ルナちゃん? 泣いている?」
ルナ「ごめんなさい。しばらくこうさせて?」
ゴーガレム「私の負けのようですね」
サリーイエロー「負けを認めるのか?」
ゴーガレム「ええ」
サリーレッド「これで、元通りだな」
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【終章】ゴーガレムの謝罪

ゴーガレム「まずは、謝罪しておきます」
ルナ「当たり前でしょ」
ゴーガレム「せめてもの償いにあなた達の魔法をパワーアップしてあげます」
ルナ「今度は変な事しないでしょうね」
ゴーガレム「もちろんです」
ゴーガレムは四人のコンパクトに魔力を送った。
ゴーガレム「さあ、これでパワーアップできました」
ルナ「中級クラスになるのかしら?」
ゴーガレム「そうです」
ルナ「じゃあ、新しい呪文の言葉を教えてあげないとね」
ゴーガレム「そうして下さい」
ルナ「直樹さんは『フレイム』、広樹さんは『トルネード』、
 大介さんは『スパーク』、奈緒さんは『スーターライト』ね」
大介「前よりすごそうな呪文だな」
ルナ「そりゃ、中級クラスだからとうぜんよ」
ゴーガレム「以前より、戦いは楽になるでしょうね」
広樹「だけどいいの? 君と僕たちは敵だよ?」
ゴーガレム「いいのです。私はあちらへは戻りません」
奈緒「え? それなら、これからどうするの?」
ゴーガレム「その辺を旅しますよ。それでは」
奈緒「あ、ちょっと……」
広樹「行っちゃったね」
直樹「奈緒も戻ったことだし、次の町にいくか」
大介「そうするか。ルナ、たのむ」
ルナ「了解!」

To be continued...


おことわり

この物語はフィクションです。物語に出てくる 人物、団体は全て架空の物です。実際の物とは全く関係ありません。


〜あとがき〜
前回と同じ位の長さになりました。後半はこれ位の長さになりそうです。
何はともわれ、物語としては一安心したところです。(キャラが)
さて、さて。今後どんな展開になることか。次回をお楽しみに。

Monster Files
新規掲載なし


☆次回予告!☆
奈緒「久々に戻ってきました。奈緒です」
ルナ「ルナだよ」
奈緒「こら! ルナちゃんは前からいるでしょ」
ルナ「ごめんなさい。言ってみたかっただけ」
大介「奈緒が戻ってきて、このコーナーも賑やかになりそうだな」
奈緒「本編で沈んでいるのに、ここまで沈まなくてもいいのに」
大介「本編の雰囲気にあわせないと、このコーナーの意味が無いだろ」
奈緒「そう?」
直樹「おい、おい。そろそろ時間だぞ」
大介「お、そうだった」
広樹「というわけで次回は……」
奈緒「え〜と……何だっけ?」
大介「おい、さっき言っただろ? 忘れたか?」
奈緒「久々だから……ごめん」
広樹「奈緒さん。seventh story○○!」
奈緒「あ、そうそう。ありがとう」
直樹「では、気を取り直して次回は……」
奈緒「『seventh story Reichel's plan is riddle』よ。お楽しみに!」

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