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=前回までのあらすじ=
サーネット町に到着した直樹たちは早速、石版についての情報収集をした。
しかし、町の人たちは誰一人ともそれについて知らなかった。
ルナの提案で町の近くにあった採掘所へ向かうと、採掘所なのに人が異常なほどいなかった。
不思議に思って奥へ進むとおばけのような魔物、ゴーガレムがいた。
奈緒は悲鳴を上げたが「ゴーガレムがおばけでない」とわかると落ち着いた。
その後奈緒は変身してゴーガレムと戦った。
しばらくすると悲鳴を聞いた直樹たちが駆けつけ、一緒に戦った。
だが、逃げられてしまった。何やら仲間割れを起こすような言葉を残して……
もう洞窟から出ようと引き返そうとしたところ、奈緒が扉を発見!
ルナの言う通り、変身を解いてから扉を開けた先にあったものは……



救世主サリーエンジェル

third story discovery! first stone board

作:NATO



【序章】捕らえられた人々【3章】ゴーガレムの策略
【1章】汚れた石版【4章】新たな石版を求めて
【2章】復活の儀式【終章】レディ限定?カスト村


【序章】捕らえられた人々

?「ん? おお、扉が開いたぞ!」
?「やった、助かった!」
扉を開けた瞬間にそんな声が扉の中から聞こえてきた。
なんと、扉の中にたくさんの人がいたのだ!
直樹「あ、あの。もしかして……」
?「おお、君達が助けてくれたのか。ありがとう、礼を言うよ」
奈緒「い、いえ。それでおじさんたちは?」
?「おっと、紹介が遅れたな。俺はフーラル、ここの発掘所のリーダーだ」
フーラル「そっちにいるのがゴンであっちがカナメだ」
ゴン&カナメ「よろしく」
広樹「それでフーラルさんたちは何でこんなところに」
フーラル「ああ。妙なお化けに閉じ込められていた」
奈緒「妙なお化け?」
ゴン「信じられないが、人間の言葉で話せる奴だ」
大介「さっきのゴーガレムのことだな」
カナメ「鉄鉱石を発掘していたら妙な物を見つけてね、それで閉じ込められた」
直樹「妙な物?」
カナメ「なんか石の板みたいだったが……」
奈緒「それって……」
大介「間違いない、石版だ」
直樹「それはまだ残っていますか?」
ゴン「お化けがとっくに持っていたよ」
大介「くそ! あの時気づいていれば……」
フーラル「似たような物ならこの場所にも一つあったぞ」
奈緒「本当ですか?」
フーラル「ああ、なぜかあいつは見向きもしなかったが……」
直樹「それ、貰ってもいいですか?」
フーラル「そうだな……俺達を助けてくれた礼だ、貰っていいぞ」
直樹「ありがとうございます」
カナメ「これがその石の板だ」
カナメが持ってきた石の板は汚れていて、とても光の石版とは思えない。
奈緒「かなり黒ずんでいるけど本当に石版なの?」
広樹「洗えば綺麗になるかな?」
直樹「それで外れだったら……どうしよう」
大介「まずはやってみようぜ! がっかりするのは後でもいい」
直樹「そうだな」
フーラル「俺達は早速、仕事がある。帰りは付き合えないが気をつけろよ」
奈緒「はい、ありがとうございます」
直樹たちは発掘所を後にした。
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【1章】汚れた石版

直樹たちは汚れた石版を囲んで、草原に座っていた。
大介「洗ってはみたが……綺麗にならないな」
広樹「やっぱりただの石の板なのかな?」
奈緒「落ちたとしてもゴミと泥だったしね」
直樹「さっきよりはマシだが……光の石版とは言えないな」
ルナ「でも聖なる力は感じるよ」
奈緒「聖なる力?」
ルナ「あの石版にはこの世界を平和に保つための力があったはずなの。
 小さいけどこの石版からは聖なる力を感じる……」
広樹「じゃあ、本当に光の石版なの?」
ルナ「そうよ。もっとも、ほとんど力を失っているけど」
直樹「力を失っている?」
ルナ「さっきも言ったけど、聖なる力がほとんど消えてしまっているの」
奈緒「それを元に戻さないと光の石版じゃないの?」
ルナ「そうよ。これではただの石版だもの」
大介「どうすればその力を取り戻せる?」
ルナ「聖なる力を流し込めばいいの」
奈緒「それって教会でやるの?」
ルナ「それもできるけど力が小さすぎて回復できない」
広樹「それじゃ……」
ルナ「大丈夫。あなた達の力で回復できるわ」
奈緒「どうするの?」
ルナ「それはね……」
ルナは四人に説明を始めた。
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【2章】復活の儀式

ルナ「じゃあ、早速はじめましょう」
四人「サリーエンジェル・ヒートアップ!」
そういった途端に彼らは女へと体が変化し、服も戦闘用のものに変わった。
四人「悪を打ち倒すサリーエンジェル! ここに参上!」
サリーイエロー「……誰もいないのになんでお決まりのセリフを言う必要がある?」
ルナ「決まりだから」
サリーレッド「それだけ?」
ルナ「それだけ」
サリーイエロー「だったら女にならなくできないのか?」
ルナ「無理」
サリーグリーン「……」
サリーホワイト「ほら、さっさとやるよ」
サリーイエロー「はい、はい(元から女の奴はいいよなぁ)」
サリーホワイト「なにか言った?」
サリーイエロー「なにも言ってねぇよ」
四人は十字を描くように草原に立った。十字の中央には石版を置いてある。
ルナ「じゃあ、始めるよ」
そうルナが言うとルナは石版のところへ飛んでいった。
ルナ「全ての力の源よ……」
そうルナが言うとサリーレッドが石版に手を差し伸べた。
ルナ「安らかな吐息よ……」
そうルナが言うとサリーグリーンが石版に手を差し伸べた。
ルナ「天地の災いよ……」
そうルナが言うとサリーイエローが石版に手を差し伸べた。
ルナ「神の祝福よ……」
そうルナが言うとサリーホワイトが石版に手を差し伸べた。
四人の手が差し伸べられたとき、石版が輝きだした。
ルナ「今、ここにサリーエンジェルの名の下、かの者に力を与えたまえ!」
そうルナが言うと周囲に強い風が吹き出した。
ルナ「リード・インフェル!」
そうルナが言った瞬間、周囲に突風が発生し、石版が明るく輝きだした。



周囲の突風はしばらくすると収まった。草原には四人が倒れていた。
ルナ「はぁ、はぁ……成功したみたい……けど」
どうやらルナ以外は気絶しているようだ。
ルナ「やっぱり、負担が大きすぎたかな?」



奈緒「う〜ん……」
ルナ「あ、気がついた」
奈緒「ルナちゃん? あれ……私……」
ルナ「よかった〜。奈緒さんだけ、ずっと気絶していたから心配したよ」
奈緒「え? そんな私、気絶していた?」
大介「ああ、3時間くらいかな」
奈緒「嘘! そんなに?」
広樹「僕達はすぐに気がついたけど、なんで奈緒さんだけずっと気絶していたのかな?」
ルナ「奈緒さんは聖属性のサリーエンジェルなの……だからさっきの儀式で……」
大介「さっきの儀式と関係あるのか?」
ルナ「うん……。そもそもサリーエンジェルは炎、大地、水、風の四つの属性があったの。
 初めて魔王を倒して以来、魔王が現れると倒すのはサリーエンジェルの役目となったわ」
奈緒「そんなことがあったんだ」
ルナ「それで日々力を増していく魔物に対抗するため新たに雷と聖のサリーエンジェルも
 必要となったの。この属性が加わったことで魔物との戦いは格段に楽になった。
 そのなかでの柱となったのが聖属性のサリーエンジェルよ」
奈緒「それで?」
ルナ「他の属性と比べ、聖属性のサリーエンジェルは魔物へのダメージを与えやすかった。
 それは魔物たちの闇属性と対立していたため。そのため聖属性であるサリーエンジェルは
 普通より力を消耗するの」
奈緒「じゃあ、私は儀式の時の極端に力を使ったのね」
ルナ「そうよ。あのような儀式では聖属性のサリーエンジェルの力が最も必要なときだから」
直樹「それで奈緒は皆より気絶している時間が長かったのか」
ルナ「その通り」
奈緒「そっか……気をつけないと」
ルナ「慣れてくれば気絶することは、少なくなるから心配しなくてもいいよ」
奈緒「うん……あ、石版は?」
直樹「大丈夫、ちゃんと光の石版だったぞ!」
奈緒「やったね!」
これで直樹たちは1枚目の石版を手に入れた。あと何枚あるのだろう。
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【3章】ゴーガレムの策略

レイチェル「バスターンさま、ゴーガレムより報告がありました」
バスターン「うむ、なんと?」
レイチェル「はい、ナイトゴブを倒した四人組の少女と妖精を見つけたそうです」
バスターン「なに? 詳しく話しが聞きたい。ゴーガレムを呼べ」
レイチェル「はい、ただいま」
レイチェルは玉座の間から出ていった。しばらくするとゴーガレムが部屋に入ってきた。
ゴーガレム「お呼びですか? バスターンさま」
バスターン「四人組の少女と妖精を見たそうだが、どのあたりだ?」
ゴーガレム「はい、サーネット町近くの採掘所でございます」
バスターン「少女たちの特徴は?」
ゴーガレム「三人の少年、一人の少女、一人の妖精でございます」
バスターン「まて。今、少年といったが、なぜ少年なのだ?」
ゴーガレム「それはですね、彼らはサリーエンジェルなのですよ」
バスターン「なに! あのサリーエンジェルか?」
ゴーガレム「はい、どうやら少年は変身すると少女になるようです」
バスターン「そんなことがあるのか?」
ゴーガレム「はい、きちんとこの眼で見ましたので」
バスターン「そうか……」
ゴーガレム「そこで、一つご相談があるのですが……」
バスターン「なんだ?」
ゴーガレム「彼らの強さは四人のコンビネーションがいいからなのです。
 それを崩せば我々の計画の邪魔はできません」
バスターン「そうか、ではどうすればいいのだ?」
ゴーガレム「MBが必要です」
バスターン「なに、あのMBを使うのか」
ゴーガレム「はい。彼らの中で……属性の者を気絶させるのです。
 気絶させたらサリーエンジェルの力を奪い、MBを使うのです」
バスターン「その属性ではMBは難しいではないのか?」
ゴーガレム「いえ、策は考えています」
バスターン「うむ、では準備しておこう」
ゴーガレム「それと応援を3人ほどお願いできますか?」
バスターン「許可しよう」
ゴーガレム「光栄です。では、ノットウング、バリーナ、バスナー来てもらいます」
ノットウング「助太刀しよう」
バリーナ「面倒〜みたいな」
バスナー「腕が鳴るぜ」
四人は部屋から出ていった。
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【4章】新たな石版を求めて

直樹「奈緒も回復したことだし、次の町へ行くか」
大介「ルナ、次に近い町はどこだ?」
ルナ「それがねぇ……言ってもいいのかな?」
大介「なんだよ、言ってみろよ」
ルナ「カスト村なの」
奈緒「どんなところなの?」
ルナ「女の人しかいないところで……途中で通る洞窟がトラップだらけなの」
広樹「どんなトラップがあるの?」
ルナ「いろいろ。多すぎて説明できない」
大介「いけばわかるさ。さ、いくぞ」
ルナ「……」
しばらく歩くと洞窟が見えてきた。
広樹「あ、あれが例のトラップ洞窟?」
ルナ「そうよ」
四人は洞窟の中へと入っていった。
しばらくまっすぐ進み、2つの分かれ道が見えてきた。
直樹「道が分かれているぞ」
広樹「どっちが村への道なのかな?」
大介「とりあえず両方入れば間違いないと思うぜ」
ルナ「待って。さっきも言ったけど、ここはトラップだらけなの。むやみに進まないほうがいいわ」
大介「じゃあ、どうすればいい?」
ルナ「その辺にヒントがあると思うからそれを探して」
四人は周囲を調べた。すると、地面の下から何か硬い物を見つけた。
奈緒「なんだろ、これ?」
綺麗に土を払ってみると、そこには何か書いてあった。
奈緒「あ、何か書いてあるよ」
四人はその場所に集まってそれを読んだ。
奈緒「『見極めよ。己の進むべき道は己の後ろにあり』だって」
広樹「どういう意味だろう?」
直樹「進む道は後ろにあるというのだからこの石碑の真後ろじゃないか?」
そこで、四人は石碑の真後ろに当たる、分かれ道の真中を調べた。
すると何か硬い物がありそれを横にずらすと……
広樹「すごい、道がある」
大介「お前は推理が上手いな」
直樹「まだまだ、だよ」
四人はその道を進んだ。しばらくすると三つの像が見えてきた。
猫、ねずみ、きつねの像だ。
大介「なんだ、この像は」
広樹「動かせるのかな?」
広樹は像を動かそうとした。しかし、像は動かなかった。
広樹「動かないよ」
直樹「先に道はないし……はずれか?」
奈緒「さっきみたいにヒントはないの?」
大介「ん? 像の背中に何か書いてあるぞ」
奈緒「『喧嘩をする者を叩き、そうではない者に乗れ』だって」
直樹「喧嘩なら猫とねずみだな。だが、どうやって叩けばいい」
大介「手でやったら痛いな……その辺に転がっている石で叩くか」
大介は石を拾って、猫とねずみの像を叩いた。
大介「あとはきつねに乗れば……」
大介はきつねの像に乗った。しかし、何も起こらなかった。
大介「あれ、何も起きない」
直樹「同時にやらないとだめかもしれないぞ」
そこで猫、ねずみ、きつねに一人ずつ配置してやってみた。
きつねに乗り、二人が同時に叩く。すると地震が起きた。
広樹「地震だよ! もしかしてはずれ?」
直樹「いや、違う」
なんと! 部屋の中央が崩れて、階段が現れた。
直樹「よし、先に進もう」
四人はその階段を上っていった。階段を上りきると出口が見えてきた。
広樹「あれ? もう出口だよ」
大介「なんだ、たいしたトラップないじゃないか」
ルナ「おかしい。前はもっとトラップがあったはずなのに」
大介「それは昔の話だろ? 今は違うぞ」
ルナ「……」
直樹「よし、さっさと出るぞ」
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【終章】レディ限定?カスト村

洞窟を出るとそこには草原が広がっていた。もちろん、街道もある。
広樹「洞窟を出ると景色が一気に変わるかと思ったら、あまり変わってないね」
大介「序盤からいきなり雪国へ行ったら凍死するだろ!」
直樹「寒さもそうだが、魔物にやられるというのもあるぞ」
奈緒「確かにね〜。で、肝心の次の町はどこなの?」
ルナ「もう少し、歩くと着くけど……」
大介「よし。じゃあ、一気に行こうぜ」
直樹「おいおい、そんな張り切ると後で疲れるぞ?」
大介「大丈夫。これでも俺は丈夫だから」
広樹「何を根拠にそれが言えるの?」
大介「……根拠はないが、たぶん大丈夫だ」
奈緒「それ……単なる自信じゃない」
大介「……」
直樹「さて、行くか」
ルナ「……」
奈緒「どうしたの、ルナちゃん? さっきから何か思いつめているようだけど?」
ルナ「怒らないで聞いてくれる?」
奈緒「もちろん。そうよね?」
直樹「ああ」
ルナ「じゃあ言うけど……これから行くことになるカスト村は、女の人しか入ってはいけないの」
大介「なんだ、そんなことか」
奈緒「ちょっと大介君。それ、わかって言っているの?」
大介「なんかまずいことでもあるのか?」
奈緒「大ありよ。直樹君たち三人はこの村には入れないってことよ」
大介「それがどうした? 散策は奈緒だけでもできるだろ?」
ルナ「それが、そうでもないの」
広樹「なにかあるの?」
ルナ「この村はちょうど次の町までの近道なの。周り道もできるけど、そっちは着くのに四日もかかるわ」
直樹「なるほど。一刻も早く石版を見つけるにはこの村を通るしかないのか」
大介「この村を通れば次の町までどのくらいかかる?」
ルナ「一日もあれば着くわ」
大介「う〜ん。でもここは女しか通れないから、ここは回り道するしかないな」
奈緒「あら、その必要はないわよ」
大介「どうして?」
奈緒「忘れたの? サリーエンジェルに変身すれば直樹君たちも通れるじゃない」
直樹「それはそうだが……無闇に人目につくのは駄目じゃなかったのか?」
奈緒「あ……そうだった」
広樹「女装は?」
直樹「いや、男が女の格好をしたところで、女顔でもない限りばれる」
大介「仮に女顔であったとしても胸がないから怪しまれるかもしれない」
直樹「それは詰め物で代用できる。あとは長い髪だが……」
広樹「ショートカットでもいいじゃない?」
大介「たしかに。そういう女もいるな」
直樹「だが、一番の問題がある。アレはどうやって隠す」
大介「テープで後ろに回すとか?」
広樹「トイレはどうするの?」
大介「そのままの状態で、できなければ一旦戻す」
直樹「身体検査はどうする? そこまではしないと思うが……」



奈緒「あの……さっきから私たち、無視されていませんか?」
ルナ「そのようね」
奈緒「ねえ、何かいい方法ないの?」
ルナ「そう言われても……」



広樹「荷物の中に役立ちそうなものがあるわけないし……」
直樹「身体検査がないのを信じて女装するか?」
大介「顔はどうする? 声も変だぞ?」
直樹「裏声でなんとかならないか?」
大介「おいおい、いくらなんでも限度あるぜ。そんなことしたら声が戻らなくなるぞ」
直樹「確かに」
広樹「やっぱり諦めるしかないのかな?」



奈緒「諦めムード満載ね。周り道をしていきましょうか?」
ルナ「それも一つの方法だけど、石版の情報がないのに先へ進むの?」
奈緒「それは控えたいけど、この際仕方ないでしょ?」
ルナ「私の魔法で何とかできればいいけど……」
奈緒「魔法かぁ……。ねぇ、サリーエンジェルって攻撃魔法しか使えないの?」
ルナ「使おうと思えば他のも使えるよ」
奈緒「回復とか? 瞬間移動とか?」
ルナ「もちろん。経験が必要だけど」
奈緒「だったら変身魔法は?」
ルナ「変身なら奈緒さんたちが、サリーエンジェルになるときにしているじゃない」
奈緒「そうじゃなくて、サリーエンジェルになってからさらに変身するの」
ルナ「二段変身のこと? 無理よ」
奈緒「じゃあ、サリーエンジェル以外には変身できないの?」
ルナ「特殊変身のことね。それならできるわ」
奈緒「それならこんなのはできないの? 例えば鳥になるとか?」
ルナ「違う生物には変身できないわ。人間のままで姿を変えるくらいならできるけど」
奈緒「大人とか、子供とか?」
ルナ「……ずいぶんじらしているけど、お見通しよ。直樹さんたちを女の子に変身させたい、でしょ?」
奈緒「ばれた?」
ルナ「ちょっと、話していれば誰でも分かるわよ」
奈緒「それで……できるの?」
ルナ「可能よ」
奈緒「やった。でも身体は?」
ルナ「大丈夫。サリーエンジェル同様、完全な女の子になれるわ」
奈緒「それなら、この村を通ることもできるわね」
ルナ「もちろん」
奈緒「よし……ねえ皆。いい方法があるよ〜」
奈緒は悩んでいる三人の方へ向き直って呼びかけた。
大介「なに! どんな方法だ?」
三人は一斉に奈緒たちのほうへ向き直った。
ルナ「サリーエンジェルに変身するときに使うコンパクトあるでしょ? それを使うの」
直樹「目立つぞ。いいのか?」
奈緒「大丈夫。サリーエンジェルには変身しないわ」
広樹「じゃあ、どうするの?」
ルナ「特殊変身を使うの。これなら目立たないような姿に変身できるわよ」
直樹「なるほど。それで女に変身してこの村へ入るわけだな」
奈緒「そういうこと」
大介「顔とか声とかは大丈夫だよな?」
ルナ「大丈夫。完全な女の子になれるわ。サリーエンジェルへの変身で分かっているでしょ?」
広樹「うん」
ルナ「では、早速変身しましょう」
三人はルナたちから少し離れ、間隔を開けて草原に立った。
ルナ「では、始めます。まず、コンパクトを出してください」
三人は懐からコンパクトを取り出した。
ルナ「五つあるうちの上にあるボタンを押して」
三人がボタンを押すとコンパクトは光始めた。
ルナ「『マジシャン・チェンジ』と叫んで」
三人「マジシャン・チェンジ!」
そう三人が叫ぶと、彼らの身体は光に包まれ……
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To be continued...


おことわり

この物語はフィクションです。物語に出てくる 人物、団体は全て架空の物です。実際の物とは全く関係ありません。


〜あとがき〜
ようやく、一枚目の石版入手で物語が少し進行しました。
入手して早々問題が起きてしまいましたが、どうやら簡単にクリアできそうです。
次が四話目なので今までの作品の最終話にあたります。
と、いってもこの作品は十話まである予定です。しかし、早急に終わりにしたくなってしまいました。
一話あたりが今までの倍の長さなので、プロローグ含めると計八話ですね。(いままでの長さで)
今考えるとかなり長編なものを書こうとしているのに気がつきました。
頑張って最終話まで書き上げようと思います。

Monster Files
今回は戦闘がなかったため、なし。

☆次回予告!☆
奈緒「ふふふ。直樹君たちがどんな女の子になるのか楽しみね」
ルナ「可愛い女の子だといいね」
奈緒「でも、私より可愛いのは困る」
ルナ「ひょっとして旅先での彼、狙っている?」
奈緒「な! そんなことないわよ!」
ルナ「ふふふ。照れちゃって」
奈緒「もう、ルナちゃんのいじわる!」
大介「おーい。俺たちは無視か?」
奈緒「あ、ごめん。さっき無視されていたから逆に無視していたわ」
直樹「おい奈緒。このコーナーでさっきの借りを返すのはどうかと思うぞ」
奈緒「だって、ここで返さなかったら、いつ返せるかわからないから……」
広樹「まあ、まあ。ほら、さっさと次回予告しないと読者に怒られるよ?」
奈緒「それもそうね」
ルナ「というわけで次回はなんと、直樹さんたちが普通の女の子に変身してしまいます」
大介「いきなり始めるか?」
ルナ「(無視)はてさて、どんな女の子になることやら」
大介「次回、『fourth story Are we fake girl? lady only village』お楽しみに!」
ルナ「あ、私のセリフ取られた」
大介「俺を無視した罰だ」

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