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nice assist 明君の場合
作:yuk


どこの世界にも主人公と言うものはいるものです。
魔王を倒す勇者?スポーツのチームのエース?憧れの先輩に告白する女の子でもその物語の主人公なのです。
そしてこの物語はそんな主人公の活躍の陰で動いているもう一つのお話なのです。

「そっちはうまくいったのか?」
「………………」
「おい! どうした?」
「…………」
「まさかお前、魔王に……」
「魔王じゃないんだけどね……君とはさよならだ。」
「な!? あっ! あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
……………
「これで体は確保か……あとは……」
小さい人影は手にカプセルを持っていた。

今回は明君の初仕事です。今回明君ははじめて《世界》へ旅立ちます。
それでは最後までお付き合いのほどを……

「これが《世界》?」
「あぁ。」
明はきらきら光るたくさんの宝石のようなものを見ながら春風にたずねた。
「正確には《世界》への扉なのよ。」
きらきら光る小さい妖精が続けた。
「へーこれが……」
「そしてこれが今回姫様に依頼された世界へのとびらよ。」
「きれいだな……《世界》って外から見るとこんなにきれいなんだ。」
手を伸ばし《世界》に触ろうとする明。
「な! っちょっと! まて! 不用意にそれに触るな!」
「へっ?」
春風が叫んだときにはすでに遅し。明は宝石のようなそれを手に取っていた。
瞬間まばゆい光が目の前を包んだ。

燃え上がる火炎、巻き上がる粉塵。そこはまさに戦場だった。
ただひとつ違うのはその炎や風は機械によるものではなくまぎれもなく人が起こしていた。魔法である。
「オフィーリア! ここで過去のしがらみをすべておわらそうではないか! この死霊の歌い手エキドナが全力を思い知るがいい。」
叫ぶのは明らかに悪の魔法使い然とした女性。
「どうしても……戦わなければならないのですね……ならばこの天声の奏で手オフィーリア全力で参ります。お覚悟を!」
返すのは金髪碧眼の全体的に白い色の魔法使い。
力場が膨らんでいく。どうやら二人はライバルで敵同士らしい。
そのとき、オフィーリアの後ろから何かが飛んできて彼女を背中から貫いた。
「なっ!?」
崩れる力場。直後大爆発。
「くっ!」
巻き込まれる白と黒の魔法使い。そして……

「ぎゃーーー落ちるーー。」
「私の忠告を無視して勝手に触るからだ。」
「その忠告が遅いんだよ。」
「それは私の責任ではない。」
明と春風はいま上空2000メートルほどからパラシュートなしでスカイダイビングをしていた。
明が触ってひらいてしまった世界の扉はあろうことか彼らをそんなところに出現させてしまっていた。
「まぁ、これも運命だと思ってあきらめろ。」
「あきれめられるか! なぁ! ラルカ?」
「私は飛べますから……」
「そうだった。あぁぁぁどうしたらいいんだ〜〜!」
そのとき彼らの真下で大爆発が起こった。
「なっ? あぁぁ?」
春風とはなされる明。
「あぁぁぁ〜〜」
ついに気を失ってしまった。

「……ィーリ……だい……をさま……」
「ん……んん?」
(息が苦しい肺の上辺りに何か物が乗っているようだ。)
明が目をあけるとかわいい女の子がいた。ただし髪の色は鮮やかなミントグリーン
「オフィーリア! おきたのね。」
(オフィーリアって誰だ?っていうかあんたは……)
「だれ?」
(あれ?声に違和感を感じる。)
「誰って、私よ 。リタよ。あ! そうか。オフィーリア瀕死の重傷だったんだから記憶が混乱してるのね。まってて、いまお水をもらってくるから。」
走っていくリタと名乗った少女。
するとどこからか金色に光る妖精が現れた。ラルカだ。
「やっと見つけたわ。明君。今自分がどんな状況になってるか解ってる?」
「ラルカ! どこに行ってたんだ? 春風もいないし。それにあんな高さから落ちて重症だけで死なないなんて・・」
そういってやはり首をかしげる明。やはり声に違和感があるらしい。
「ちょうどいいわ。そこの鏡で自分を見てみなさい。」
言われたとうり起き上がってちかくにある鏡を見る明そこには金髪碧眼の美女がいた
「あ、こんにち……わぁぁぁぁぁぁ!」
そして鏡の中にはその女性のほかには金色に光る妖精しか写っていなかった。
「な! なんで? おれが? 金髪碧眼? しかも美人?」
「いい? 明君あなたはいまこの世界の人の体を借りているのよ。」
寝ているとき肺の上に感じた重みは何のことはない自分の豊満なバストだったのだ。
「はぁ? 俺が? いったいどうやって?」
「たぶんその人の生存本能があなたを呼び寄せたのよ。」
「ん〜よくわからんが俺が取り付いたせいでこの体は生き延びたんだな。」
「まぁ、かいつまんで言えばそういうことね。」
「ん〜それならまぁいっか。ところで春風は?」
「たぶんあっちはあっちで適当にやってるとおもうわ。その春風から伝言。私が迎えに行くまで余計なことすんなですって。」
「で、結局俺は誰でここはどこだ?」
「調査書もらう前に来てしまったからわからないのよ。」
「はい? 解らないのにどうやって……」
「それはあなたのほうがわかるはずよ。」
「え?」
「そのからだはもともとこの世界の人ですからね。この世界のことおもいだそうとすれば簡単に思い出せるはずよ。」
「知らない記憶を思い出すって……んん〜……あっ!」
「何か思い出した?」
「この体のスリーサイズは89・58・92だ!」
明は思い出すをおぼえた
「……………………」
「冗談だって。ええとだな、この国はハイクロードサンベルク。剣と魔法の国だ。
今この国は魔王を名乗るものに恐怖のどん底に落とし込まれているらしい。」
「なるほど。それはどんなこと?」
「きれいな女性がムキムキのむっさいボディービルダーに変えられている。特にこの国の王女などは大会でメダルを取れるほどらしい」
「……………………」
「それには理由があってこの国の魔力は美しさ、特に女性の美しさに比例するらしい。」
「じゃあこの国には男の魔法使いはいないの?」
「ああ。ただまれに魔法を使える男が現れてそれは勇者と呼ばれるそうだ。」
「ある意味男尊女卑の世界ね。」
「まぁ、基本的には男よりも女の強い世界なんだけどね。」
「確かにそうね。気に入らないことがあれば魔法でドッカーンですものね。」
「そして俺、いや、この体の持ち主オフィーリアは屈指の魔法使いとして魔王討伐の勇者のたびに同行しているらしい。
ほかにはアーチャーと召喚士だな」
「なるほど。じゃあこの世界の主人公は・・・」
「多分その勇者だと思う。」
「それにしても明君も運がいいんだか悪いんだかよね。」
「え? なんで?」
「いきなり準主役クラスの体に入ってしまうんですもの。」
「準主役?」
「ええ。準主役は主人公のそばにいつも付き添っていて何かと役に立つ人たちのことです。あなたのもとの世界であなたがいたポジションね。」
「はぁ・・」
「そしてね、《ブレイカー》の連中は主人公には直接手出しできないからたいてい準主役を狙うのよ。」
「なるほどね〜ってじゃあ俺は……」
「ねらわれるわねぇ。間違いなく。」
「俺はどうすれば……」
「狙われると解ってる上で狙われるんだからかなり回避はしやすいはずよ。がんばって!」
「いや、がんばってって……」
「それと正体は悟られないようにしなさいね。あとが大変だから。」
「せいぜいがんばります。」
「人が来たみたいだから私はいくけど近くにいると思うから一人のときにでも呼んでちょうだい。」
「あぁ、わかった。」
「あとは{自分}の記憶を頼りにがんばりなさい。」
じゃあね、と一言言ってラルカは消えてしまった。
それと同時に扉が開いた。そこにはどこか線の細い印象を受ける男と屈強な戦士を思わせる男が並んでたっていた。
「オフィーリア! 大丈夫かい?」
「心配したんだぞ。あの大爆発でよく生きてたものだ。」
「……えぇーと勇者ライズとアーチャーのアスラン……だな……」
「あれ? どうしたの? オフィーリア? 僕たちのこと忘れたの?」
「いや、あの、その、俺は……」
「俺?」
「いっ……いえ、なんでもありませんのことよ……」
「ほんとにどうしたオフィーリア。何か変だぞ。」
「え……あの……」
「こら〜〜!」
「あ! リタ!」
男たちの後ろからかわいらしい怒鳴り声が聞こえた。
「こらー! 男ども! オフィーリアは目が覚めたばっかで疲れてるの。さっさとレディーの部屋から出て行きなさい。」
「あぁ、ごめん。リタ。」
「そうだな、矢傷はなかなかつらいものだからな。」
「解ったらとっとと出て行く! ほらほら」
小学生くらいのリタに押し出される大の男二人。
「あ! そうだリタに聞きたかった事があるんだけど。」
「ん? どうしたのって言うかいつものですわ口調じゃないのね。」
「っ……たっ……たまにはそんなひもあるんだよ……じゃくてありますわ。」
「いいよー無理しなくても。私結構そういうの解るんだ。それにオフィーリアが受け入れたんなら悪い人じゃないだろうし。」
さっそくばれてしまった明
「で、あなたの本当の名前は?」
「明、だ」
「ふーん、あきらちゃんねぇ、でもその話し方からすると君のほうかなぁ。どっちにしても変わった名前だね。」
本当に鋭いリタであった
「さぁいつまでもそんなかっこうしてないで着替えましょう。傷に触るからお風呂は入れないけど体拭いてあげる。」
「体!? 拭くのか?」
「お風呂に入れなかったのはほんとにざんねんだねぇ。」
「何がだよ。」
そのご明はリタに全身くまなく拭かれた。明に言わせると本当にもう凄かったらしい。

「オフィーリア。大丈夫?」
明が夕食に顔を出すとライズたちが話しかけてきた
「えぇ、意識が戻ったので回復魔法でわりと楽に回復できましたわ。」
どうやらオフィーリアが使えた魔法は明にも使えるらしくリタから簡単な手ほどきを受けてそれくらいはできるようになっていた。
さらに明は一応リタを口止めしてライズとアスランの前ではオフィーリアを演じることにした。
「オフィーリアが死霊の歌い手を抑えていてくれたおかげで魔王城の結界を解くことができたよ。」
「うむ、これで明日は魔王城に攻め入れる。今日は前祝だ。」
「私も料理手伝ったんだよ。食べて食べて!」
宿屋はほかの客もまざってのめや歌えのどんちゃん騒ぎになった。
「あれ? オフィーリアいつも喧騒が嫌だからってさっさと部屋に戻っちゃうのに今日はどうしたの?」
「え……えぇ、明日は魔王城に攻め入るのでしょう? ですから私もたまにはと……」
そのとき宿の外で大きな爆発がした。
「な! なんだ?」
「外だ。アンデットどもがうようよいやがる!」
別な意味で一層騒がしくなる宴会会場。
「ライズ!」
「あぁアスラン。解ってる。リタ、いける?」
「んー三十あれば……」
「三十秒だね。いくよアスラン」
「おう!」
「私も行きますわ。」
「でも、オフィーリア、君はさっきまで……」
「私なら大丈夫ですわ。それよりもここの宿の客を……」
「うん。そうだね。僕とアスランで敵をむかえ打つからきみはここに結界をはってて。」
「……はい。それでしたら……」
「じゃあいくよ!」
「後は頼んだぞ。」
「がんばってね〜二人とも〜」
飛び出す二人にリタが間延びした応援をしていた。
「あきらくーんだいぶオフィーリアのまねうまくなったねぇ。さっきのなんかもろオフィーリアが言いそうなことだったよ。」
「ん、まぁな……この体の動きたいように任せてたらああなったんだ。」
「なるほどねぇ。で、明君結界なんかはれるの?」
「さぁ? オフィーリアにできたんならできるんじゃない?」
「まぁがんばってみて、じゃぁ私は詠唱に入るね。」
何かぶつぶつと唱えだすリタ。
「さて、こっちもやるか……んん〜……結界!」
するとうす緑色の幕が宿屋を覆った
「やりぃ。さてこれからどうするかな……」
何の気なしにリタのほうを見る明。リタは何かをもってぶつぶつしゃべっている
「あ! もしもし満田さんのお宅でしょうか。はい、はい、いつもお世話になってます。」
携帯電話を持ったリタがどこかに電話をかけていた
「なにやってんだ?」
「ちょっと待って今詠唱中。あ! はい、すいません、で、沙良さんはご在宅でしょうか? はい、はい、あ、そうです。はいお願いします。」
受話器から「沙良〜」とよぶ声が聞こえてきた。
「あ! 沙良? ちょっと手伝って。え? なに? 今忙しい?
ちょっと! お願いだから。そうだ! 福本亭の餡蜜でどう? OK? ん。じゃあ待ってるね。」
なにか交渉が終わったらしい。
「んじゃま、いっくよ〜わが呼び声にこたえよ! 召喚魔法! サラマンダー!」
ごぉぉぉぉっと炎が舞い上がった
「満田さんちの沙良ちゃん・・・・凄く強いね・・・」
舞い上がった炎はトカゲの形をとり、アンデットたちに襲い掛かった。
「でっしょ〜私の大事な友達なんだ。」
「よくやった! リタ!」
戻ってきたライズとアスランが顔を出した
「くそ! やられたか!」
そのとき近くでそんな声が聞こえた。
「エキドナ! 生きてたのか!?」
それは先日の戦いでオフィーリアと共に吹き飛んだエキドナであった。
「当たり前だろう。オフィーリアが生きているのに私が死ぬはずがないだろう。」
「こんなところまできて……あなたは死に掛けでしょう? 今のあなたで私たちに勝てると思う?」
「そのとうりだな。普通なら。しかしお前らがさっき食った料理には毒が入っていたのだよ。」
「そんな……」
「ここに解毒薬がある。ほしければオフィーリア、お前一人で私について来い。」
「オフィーリア、いくことはない。ここで奪えばいいんだ。」
「そしてこの宿に泊まっているたくさんの人を犠牲にするのかい?これは一人、多くても二人分しかないよ。」
「うっ!」
「なんと卑劣な……」
「私が参ればよろしいのですね。」
「オフィーリア!」
「素直なのはよいことだぞ。なぁに別に殺したりはせん。明日の決戦前にひとつ話しておきたいことがあったのでな。」
「その前に解毒薬をください。」
「そうだな、転移!」
エキドナが叫ぶとたくさんの解毒薬が現れた。
「お前以外の分はここにおいておいてやる。オフィーリア、お前は私と共に向こうへ行ってからだ。」
「わかりましたわ。」
明はエキドナの後ろについて森の中へと歩いていった。

よく朝早く、明は宿屋に戻ってきた。服はぼろぼろになっていたが外傷はほとんどなくライズたちは息をついた。
「大丈夫かい? オフィーリア。」
「何をやられた?」
「エキドナは?」
「じつは魔力を封印されてしまいましたの。」
「それじゃ今回はオフィーリアは留守番だな。」
「いえ、魔力を封印される直前エキドナの思考をよんで魔王城で敵に会わずに魔王のところまで行けるルートを見つけましたからそこへ案内します。」
「そんな……それじゃ君は……」
「大丈夫でしょう。あなたもアスランもリタもいますでしょう?」
「……うん。じゃ、いこうか。」

勇者一行は明の案内の元魔王城を進んでいた。そこには本当に敵の姿はなく魔王の部屋の前まであと少しの場所までこれた。
「……おかしい、いくら安全なルートとはいえここまで何にも会わないなんて……」
「まさか……私が思考を呼んだことがばれていて逆に罠に……」
そのとき目の前の扉が開いて大量のモンスターが現れた。
「てきがいっぱいだよ〜」
「いらっしゃい勇者ご一行様。それにオフィーリア、わざわざ罠にはまりに来てくれてありがとう。」
「ちくしょう魔王の部屋は目の前だって言うのに。」
「仕方がない! ライズ! あそこの膜が薄いとこから突破だ。」
「でもオフィーリアが……」
「私に任せて。大丈夫。逃げるのは得意だよ。」
「頼むリタ! いくぞライズ!」
「あぁ。仕方がない!」
正面突破をかけるライズとアスラン
あっという間にモンスターの壁の向こうに行ってしまった。

ライズとアスランはなんとか魔王のへやへ到着した。
「よく来たな、勇者よ。」
魔王はいかにも魔王っぽい魔王だった。
顔は青白く牙が生え、声は低く心臓に響いた。
「しかし勇者よ。果たしてこの私に勝てるかな?」
「あれ? アリエル?」
静寂が流れた…………
「っ!? ライズ! なんで私がわかるの?」
低い、心臓を震わすような声で女言葉をしゃべる魔王。
「いっただろう? どんな格好をしていたって僕は君がわかるって。その格好は・・又新しい魔術にでも失敗した?」
「……そうなの……そのせいで暴走した術式が勝手に世界中の女の子をマッスルオッサンに変えていってしまって……」
「それで「魔王だ!」っていわれたから開き直ってこんなことをやっていたんだね?」
「……うん。わたしもこんなのになっちゃって使える魔法が固定されちゃって……」
「じゃ、解呪の魔法かけるよ。きちんとあやまれば王様だってきっと許してくれるさ。」
そういうと勇者ライズは魔王アリエルに口付けした。
すると、いかつい魔王はだんだんと姿を変え17,8くらいのかわいい娘に変わっていったそれに伴い不気味だった城が美しい姿を取り戻す。

そんな二人をアスランはそっとうかがっていた。そっと矢を持ち弓を構えた
発射まで3.2.1……
「きゃぁぁぁぁ!」
振り向いたライズ。あわてて矢を隠すアスラン。
「いまオフィーリアの声が……アスラン!今僕はここを離れられない。見てきてくれるか?モンスターはもういないはずだ。」
実は別に離れられるのだが、アリエルと一緒にいたかったライズであった。
「……あぁ」
仕方なくその場を離れるアスラン「なぁに、まだつぎがあるさ」などと考えていたがその当ては見事に外れた

「おい! どうした? オフィーリア。」
できるだけ心配そうな声を作り声をかける。そこで見たものは両手を後ろに回されつかまっていたオフィーリアだった。
「今助けてやる! は!」
矢を打つアスラン、その矢はオフィーリアを抱えたままよけようとしたエキドナをわずかにかする。
勢いでオフィーリアの手を離してしまったエキドナ。
「この矢には毒がぬってある。もう動けまい。」
矢を続けて射ろうとするアスラン。
「これで止めだ!」
そのとき横からガシっと手をつかまれた。
「おい! オフィーリアこれはいったい何の冗談だ?」
「いやぁ、ちょっとねえ……」
恥ずかしそうに頭をかくオフィーリア
その間にエキドナが解毒の魔法を唱える
「まさかお前らぐるだったのか? そして俺たちをここの罠に……でも残念だったな魔王はいまライズが……」
「ちっちっち、ちがうなぁ。私たちがぐるって言うのは正しいんだがな。」
なぜか満面の笑みで楽しそうに指を振るエキドナ普段の二人からは予想もできない反応に戸惑うアスラン
「世界をバッドエンドに導こうとしているやからがいるって聞いたから私たちはこの世界に来たのよ。」
金色の妖精が現れて親切にも説明してやった。

時間は少し戻ってライズとアスランがモンスターの壁を越えた後……
「いったか。」
「あぁ、もう見えない。」
ライズたちが魔王の部屋へ行ったあと明はエキドナとこそこそ話し合っていた。
「ちょっと! 明! 何はなしてるの? それになんでそんなにエキドナと仲がいいの?」
「それについては私から説明するわ。」
いきなり金色に光る妖精が現れた。
「あなたは明のことを知っているようね。実は明がオフィーリアになってるようにエキドナにも私たちの仲間が入っているのよ。」
「え?そうなの?」
「そうなんだ。」
「それで、今のところどうだ?」
「まぁ上出来だ。あとは作戦どうりにすすめてハッピーエンディングだ。」
「でもやっぱりアスランがブレイカーなのか?」
「あぁ間違いない。」
じつは明と分かれたあと春風は倒れているエキドナにとりついて魔王城の中を探索していたのだ。
そこで驚くべき事実、魔王の正体を知った。
そして明に伝えるため居場所を探すため森にいたアスランを尾行しているとなんとアスランが毒薬を購入していたというのだ。
ぴんと来た春風はためしにアスランとライズを二人きりになる状況、つまり二人でアンデットたちの相手をしなければならない状況を作り出した。
「するとどうなったと思う? アスランのやつゆみでライズの頭ばかり狙っていやがった。ちゃんとアンデットでガードはしてやったがな。」
「そしておれが一人で連れて行かれたとき、その話をしてこれからの作戦の練習をしていたんだ。」
「じゃあ魔力を封じられたって……」
「つかえない事もないけどおれは本物のオフィーリアじゃないからな。ぜんぜん弱いぞ。」
「な〜んだそうだったんだ。」
「お前も相当動じないな……ま、そういうわけで危ないからお前は外で見てな」
「じゃ、そろそろクライマックスということで……」
「いっちょうやったりますか。」

「というわけでさっきの悲鳴よ。」
「お……お前らガーディアンか!」
「その通りだ。さっさとお縄につけ! ブレイカー!」
銃を構える春風
「……ふん。そんなものを使ってみろ。この《世界》の住人であるアスランの体が死ぬだけだぞ。」
「わかってないねぇ。これはうちらの組織の最新型の奴でね。《オーパーツ》の部類に入るもんだ。
《世界》自体には傷がつかずに外のものだけを打ち抜く。一発うったらエネルギー充電に時間がかかるのが悩みだがな。」
「な!」
「さぁどうする?神妙にお縄につくかこの銃にぶち抜かれるか。」
「くく……ふ、ふはははは!この俺を誰だと思っている。《ブレイカー》ナイトナイツ(夜の騎士団)が幹部ヨハンさま直属の部下だぞ。」
「御託は天国でゆっくり神様にでも聞いてもらえ。第一その自己紹介じゃおまえ、自分がただの雑魚だっていってるのと同じだぞ。」
「うっ!うるさい!この俺の誇り高い魂はそこらの雑魚とは違う!」
「ならさっさと来い誇り高い雑魚。」
「うおおおお!」
明を突き飛ばし突っ込む誇り高い雑魚
最初の一発さえよければ後はどうとでもなる。そうおもった誇り高い雑魚は正面に気を集中して春風のほうにつっこんで来た。
「だからお前は雑魚だって言うんだ。」
ぱしゅっ。
「何度やっても気の抜けるおとだな。これ。」
「な? オフィーリア?」
「悪いね誇り高い雑魚。捕まえた男は逃がさない主義なんだ。」
「な? 体が……あぁぁぁぁ。」
コロンとカプセル転がった
「これで終わり? なんかあっけなかったな。」
「まぁ初めての仕事だし。たぶん局長も楽な仕事を回してくれたんだろうよ。」
「じゃ、帰りましょうか。」

エピローグ1 ライズとアリエル

「ライズ……」
「アリエル……」
見詰め合う二人
そして………………
「ごめぇぇん。またやっちゃった!」
「アリエル! 今度は何をしたの!?」
「男の人で魔法使える人ってかなりすくないじゃない。」
「僕みたいな例外を除けば皆無だろうね。」
「そこで男の人にでも簡単に魔法が仕えるようになる術式を作っていたのよ。」
「それで?」
「ぼうそうしちゃった。てへ。」
「てへって! 古いし君一応17,8の娘なんだからそういうのやめなさい。」
「はーい。で、暴走した術式が今度は男の人を美女に変えていっちゃってるのよ。」
「えぇ?」
「でもこれでみんな魔法が使えるように・・・・」
「だ〜! 今すぐ止めなさい!」
「ごめんもう無理。それにライズも女のこになってるよ。」
「きゃー! 胸が〜股が〜」
いつまでも楽しく暮らしましたとさ   Happy End

エピローグ2 明と春風とラルカ

ここはガーディアン休憩室。
「いやー今日はたいへんだったね。いきなり上空2000メートルからのパラシュートなしスカイダイビングとか。」
「誰のせいだよ?」
「誰のせいですか?」
「反省してます。それにしてももったいなかったな。」
「なにがだ?」
「オフィーリアの体で風呂に一回も入れなかった。」
「お前は……」
「健康な18歳男性としては当たり前の反応だけど……。」
「そうなんだよ!あの胸!あの腰!あれがもう見れないとなるとかなり残念で……」
「おい!ラルカこいつどっかに放り出せ。」
「今回ばかりは私も同意権です。」
そんな時後ろから声をかけられた
「皆さんお疲れ様でした。無事ブレイカー逮捕できたようですね。」
「局長!」
「姫様!」
「真姫さん!」
「では正式に明君をガーディアンに任命したいと思います。が、あなたたち《世界》の人に私たちのことをきづかれましたね?」
「それはこいつが……」
「問答無用です。正式に任命はしますがしばらくは給料半額です。春風もですよ。」
「そんなぁ〜」
「残念だったわね。」
「ラルカあなたもですよ。」
「え?……私もですか……」
「皆さん連帯責任です。」
「あ〜〜〜〜〜〜」
こうして明君の物語はひとまずの終わりを迎えました。
でもこの物語はまだまだ終わりません。
その物語は又の機会に…………           to be continude

エピローグ3 ????

やはりまだ誇り高い雑魚シリーズは未完成のようだ……
もっと研究を重ね、わがナイトナイツの主戦力になるくらいまでにしたいものだ。
しかしガーディアンも堕ちたものだなあんなに近くにいて私にきがつかないとは……
第一、台所に近づかなかった誇り高い雑魚一号に料理に毒を入れられるはずもない。
明といったか……多分奴は新人なのだろう。こんな世界に携帯があってたまるかって言うんだ。
我々もそろそろ新人を探そうとするか……

リタの姿をしていたブレイカーは闇の中へ消えていった。


こんにちわ。yukです。なにぶん初めてなものでいろいろとお話に矛盾がありますがその辺は目をつぶってください。
オフィーリアとエキドナはどうなったとか、
直接手が出せない主人公に直接手を出そうとするブレイカーなどですが……考えたら負けです。
あと、いきなりできる設定にもご注意ください。《オーパーツ》なんかはそれですね。
《オーパーツ》の詳しいことは第二話にでも乗せます。
……が、基本的に私は約束は破るためにあるもとおもっていますのでどうなるかは解りません
さて、この物語の主人公は明君ですが。次の物語の主人公は別の人になります。どうか又よんでみてください。
最後にひとつ問題です。私は今回どの場面を書きたくてこんな《世界》にしたのでしょう。わかった方はどしどし感想をくださいね。
答えは次回nice assist 夜宵さんと夏流ちゃんの場合で……それではまた


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