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少女への目覚め

作:NATO


シャ!
「いつまで寝てるの? 遅刻するわよ?」
「う〜ん……あと5分」
「そんなこと言ってないでさっさと起きなさい!」
ばさ!
「さ、早く着替えて朝ごはん食べなさい」
「へーい」
バタンと母さんはドアを閉めていった。
俺はまだすっきりしない思考の中、ベットから起き上がった。
窓からの朝日がまぶしい。俺はベットから起きるとトイレに向かった。
用を済ませると洗面所で手と顔を洗う。
その後部屋に戻り、パジャマから学生服へと着替えた。
俺は1階へ降りていき居間へと向かった。
テーブルの上にはすでに食事が置いてある。
いつものことだか父さんと妹の美香(みか)は先に座っていた。
「お兄ちゃん、また寝坊?」
「ああ、つい寝すぎた」
そう言って俺はいすに座った。父さんはいつものように新聞を読んでいる。
朝飯ができるまで少し時間があるな……。その間に自己紹介でもしておこう。
俺は健治(けんじ)、母さんと父さんと美香の4人で暮らしている。
母さんは毎日家事をやっているのだか、ときどきはスーパーでバイトをしている。
父さんはほぼ毎日のように会社に働きにいく。父さんが休みの時は家族でどこかに遊びに行くこともある。
美香は14才で丸山中学に通う2年生。
そして俺は15才で同じく丸山中学に通う3年生。
どこでもみかける普通の家族だ。
……話しているうちに飯がやっとできたみたいだ。
早速いただくとするか。

4人「いただきまーす」





数分後……

3人「いってきまーす」

母さん「いってらっしゃい」

食事を食べ終えた俺は父さん、美香と一緒に家を出た。
父さんは車で会社へ向かい、俺と美香は自転車で学校へと向かう。
いつも俺と美香は一緒に学校に登校する。
あたりまえと言ったらあたりまえだが兄妹で学校が一緒となれば当然だろう。
ちなみに学校は3階建てで2年生が2階、3年生が3階だ。
ときどき俺の教室に美香が来ることがある。
忘れ物をしたというのもあるが、相談とかを聞いてやることもある。
逆は……恥ずかしいがあるにはある。
そんな学校生活は毎日午後3時で終了する。
放課後には部活がある。ちなみに俺も美香はJRC部だ。
いわいるボランチィアをする部活だ。
例としてごみ拾い、空き缶などを収集してリサイクルに出すがあげられる。
活動時間は毎日午後5時までだ。
部活を終えると俺と美香は家へと向かった。















家に着くと母さんが出迎えてくれた。
俺と美香は2階に上がりそれぞれの部屋へと入った。
部屋に入った俺は制服を脱いで普段着へと着替えた。
今日は少し疲れていたのでそのままベットへ倒れこむ。
少し横になるだけでも多少の疲れはとれる。





……どれほど経っただろうか。しばらく横になっているとコンコンと扉を叩く音がした。
「入っていいよ」
ガチャと扉が開くとそこには美香が立っていた。
「どうした美香?」
「うん、ちょっと私の部屋に来てくれない?」
「部屋に? どうしてだ?」
「ちょっと模様替え手伝ってもらおうと思って」
「重い物でも運ぶのか?」
「そうよ、だから頼みに来たんじゃない」
「で、何を?」
「クローゼットとたんす」
「うわ、二つも」
「だめ?」
「さすがに二つはきついぜ」
「そこをなんとかお願いっ!」
「うーん」
「ね? このとうりお・ね・が・い♥
美香は頭を下げて可愛らしいお願いをしてきた。
う、さすがに妹だけあって他の女の子より何十倍も可愛く見える。
ここまでお願いされたら断るわけにはいかないな。
「わかった、手伝ってやるよ」
「わぁー、ありがとう。お兄ちゃん大好きぃ!!♥
うーますます可愛い。これじゃ他の男に襲われないか心配になるな。
「それじゃさっさと片付けるぞ」
うん♪















数分後……

「ふう、やっと終わった」
「ありがとっ! お兄ちゃん♥
「いいって、それじゃ俺は部屋に戻るぞ」
「待って、お兄ちゃん」
「どうした? まだ運ぶのが残ってるのか?」
「ううん違う。お兄ちゃんにお礼がしたいの」
「お礼? いいよそんなの」
「だめ、あげないと私の気持ちがおさまらない」
「わかった、もらうよ」
「わぁ、ありがと!」
「で、そのお礼は?」
「えっと、そのぉ……」
「なんだ、言えないのか?」
「ううん、ちゃんと言う」
「だったらさっさと言えよ」
「うん。えっとね、お兄ちゃんに……私の……そのっ服
恥ずかしいのか顔を赤くしてしゃべる美香。最後の方は小声になっている。
「服? 服がどうした?」
「えっとね、お兄ちゃんに……私の服……着てほしいの!」
さらに顔を赤くしてしゃべる美香。
「服を着る?」
俺がその意味を理解するのに数秒の時間が必要だった。
「っておい! 俺は男だぞ?」
俺まで顔を赤くしてしゃべることになった。
女物の服なんて男の俺には一生着ないものだ。
あんな可愛いデザインの服なんて恥ずかしくて着れるわけがない。
それが自分の妹が一度着た服ならどうだろう?
そうとう問題ではないのか?
「しかもお前が1回着たものを俺がきたら問題だろ?」
「でも着てほしいの。興味あるでしょ? お兄ちゃん」
たしかにそうだ。だが仮に着るとしたら新品がいいと思うが?
「そうだけど、新品のほうがよくないか?」
「それもあるけど私のじゃないとだめなの!」
「そこまで着てほしいのか?」
「うん……」
美香! お前は正気か? お前が今言っている事はとんでもないことだぞ?
「美香、本気で言っているのか?」
「うん……」
おい、誰か美香に悪霊でも取り付いてたらお払いをしてくれ。
「はぁ……わかった、着るよ」
「本当? わぁーお兄ちゃん大好きぃ!!♥
う、この可愛い仕草を見ていると悪霊が取り付いているとは思えない。
「じゃあ、脱ぐか」
俺は美香に背中を向けて着ているのを脱ぎ始めた。
「お兄ちゃん、全部脱いでね」
「全部っておい、まさかこれもか?」
俺はトランクスを指差した。
「うん」
「そしたら俺、裸だぞ? 大丈夫か?」
「うん」
おーい、誰か壊れた美香を治してくれー。
……とうとう俺は裸になった。
「じゃあ、お兄ちゃんこれ着て」
そう言って美香が出したのはピンクのブラとショーツだった。
「う、やっぱり着ないとだめ?」
「だめ」
俺は震える手でショーツをはいた。ブラも美香に手伝ってもらい、つけた。
目の前の鏡には体に似合わないブラとショーツを着た俺が映っていた。
そして俺の股間にあるものがじょじょに大きく、硬くなっていくのがわかった。
「へえ、こんな感じなんだ」
俺は気取ってポーズをとってみた。
うっふん♥
……ざわざわと寒気がした。自分で言うのもあれだがすごい気持ち悪い。
「なんだぁ、お兄ちゃんけっこう気に入ってるじゃない」
「そんなわけあるか!」
「ふふ大丈夫、私がちゃんとした女の子にしてあげるよ」
「え?」
美香は悪魔のような笑みを浮かべると俺の前に来た。
「美香、どうするつもりだ?」
「ふふ。お兄ちゃんのここ、すごい元気だね」
美香はそういって俺の股間を指差した。
「ば、ばか! 見るんじゃねえ」
俺は顔を赤くして股間を手で隠した。
「大丈夫よ。すぐに静かにしてあげるから」
そう言った美香は俺の手を後ろで縛った。
「お、おい! ほどけ」
「だめよお兄ちゃん、静かにしなくちゃ」
美香は俺の口にガムテープを貼った。
「うん、うん!(おい! 何のつもりだ!)」
「さあ、初めよっと」
美香は俺の股間を手でなで始めた。
「うん、うん!(こ、こらやめろ!)」
すると俺の股間に違和感がはしった。なんか体のなかにアレが刺さっていく感じ。
「うん、うーん(な、なんだ?)」
「次はここね」
そう言うと美香は俺の平らな胸をもみ始めた。
しばらくすると胸に違和感がはしった。平らだった俺の胸はじょじょに二つの膨らみが出来てきた。
「うん、うーん(な、なんだ?)」
美香は俺の膨らんできた胸をもみ続けた。
そして最後にはBかCだろうか? それくらいの胸がぷるんっとふるえた。
「うん、う、うん!(うわ! む、胸が!)」
「んー黒い肌はだめね。やっぱり白くしなくちゃ」
そう言うと美香は俺の手や足を手でこすった。
「うん、うーーーん!(あ、熱いーーー!)」
手足にやけどするかもしれない熱さを感じた。その熱さはしばらくすると消えてその後
手足を見てみると今まで黒っぽかった肌は、まぶしい白い肌へと変わっていた。
よくみると同時に毛も抜けていたらしく俺の足元にはたくさんの抜け毛が散乱していた。
「うん、うん!(う、うわ!)」
「さあ、最後の仕上げね」
美香はそう言うと俺の口に貼ってあったガムテープをはがした。
「ぷはぁ! おい! 美香、何のつもりだ?」
「だから『お兄ちゃんをちゃんとした女の子にしてあげる』って言ったでしょ?」
「はぁーそれで俺の体を変えたわけか。すぐ戻せ」
「だめよ、まだ仕上げが残ってるわ」
「仕上げ?」
「そう、まだお兄ちゃんの心が女の子になってないの」
「こころ?」
「さあ、お兄ちゃん……いえお姉ちゃん。あなたは女の子なのよ」
「お姉ちゃん? だれがぁ!」
「そんなに怒らないでよ。可愛い顔が台無しよ?」
「可愛いだと?」
俺は鏡で自分の姿を確認した。
いつのまにか髪は肩まで伸びていて顔も女顔になっていた。
たしかに可愛いかも。
「ほら、可愛いでしょ」
「ああ」
「違う! 『うん』って言ってみて」
「う、うん……」
「いい子ね。お姉ちゃん、『あたし』って言ってみて」
「あ、あたし?」
「そう、あ・た・し♥ 言えたじゃない」
「う、うん……」
「ね? 私に任せてよかったでしょ? お・ね・え・ちゃ・ん♥
うん♪
「さあ、いつまでもそんな格好でいないで服、着てね」
「あ、美香ちゃん。手伝ってくれる?」
「えーできないんだぁ。じゃあ教えてあげるから今日から私が恵子(けいこ)のお姉ちゃんね」
「うん。お姉ちゃん、あたしを手伝ってくれる?」
「もちろんよ恵子」

(終わり)


おことわり

この物語はフィクションです。物語に出てくる 人物、団体は全て架空の物です。実際の物とは全く関係ありません。


〜あとがき〜
可愛い子にはとげがあるということ書いてみた作品です。
皆さんも可愛い子にはよく注意して取り扱いましょう。
って物かい! では。

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