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警告!

グロイです。ネタ的には最低です。


狩人 - 兄貴達の薔薇乱舞 -
作:DEKOI



 この世には人知のしれないものが『ある』。
 霊といわれるものが。化物といわれるものが。魑魅魍魎といわれるものが。悪魔といわれるものが。神と呼ばれるものが。
 また魔法といわれるものが、魔法としか思えないほど進んだ科学が。
 
  それは確かに『ある』のだ。
 「それら」は人間の前に殆ど現れない。だが人間に「彼ら」が牙むいた時、人間に太刀打ちできる術はない。
 だが、「それら」を「狩る」事を目的とした「者」もまた、確かに『いる』のだ。

 その事知る者は、彼等を尊敬と畏怖をこめて「狩人」と呼ぶ。
 のだが、今回は関係ない。
 

<<始まりは薔薇色に>>

「こんにちわです、ヨーミン様。」
「はあ。」
 俺は目の前にある『物体』を見て呆けた声をあげた。
 
 おっと失礼。俺は井上 良樹。だが今の名前は井上 佳枝。高校1年生にして「狩人」だ。
 数年前、健全なるただの男の子だった俺は悪の親父の手による邪悪な改造手術によって正義の美少女戦士になってしまった。
 改造手術を受けたくせに胸がないんだなとか言った奴、グーで5千発殴ってやるから前に出ろ。
 俺は元の身体に戻る為に「狩人」の仕事をしながらお金を稼いでいる。しかしその金が片っ端から戦闘に必要な武器の作成に使われている気がするのは気ノセイデスカ?
 だがつい先日アタシの憧れのお方・・・じゃなくて俺が心の底から尊敬している「狩人」が世界的大陰謀に巻き込まれてしまった。
 俺はあの人の力になる為に断腸の思いで元に戻る事を一旦棚上げして、パワーアップを計る事にしたのだ。
 恩を売っとけばいずれあの人と親密な関係になってドッキドキ☆ そしてアタシの(ピー)をあの人にささげるの♪ 何て事は考えていない。絶対ない。と思う。
 そこで俺がこの業界で生きるはめになった元凶である親父(見た目は4才の幼女)に事情を説明した。
「うーん、それでは強化手術でもするでちゅか?」
「それって何か副作用とかあるのか?」
「元の姿になるのに必要な費用が倍増するでちょうね。」
 由々しき問題だ。だがあの人が巻き込まれた陰謀を解決しないと世界が滅亡する。そうなったら元の姿に戻るもへったくれもない。まぁ目をつぶれる程度の問題だろう。多分。
「あと可能性があるのがもう一つあるでしゅが・・・。」
 なんだよ。
「女の子としての属性が強くなると思うんでちゅ。ようするに年がら年中『うふふっ、あははっ。見て、お花さんもチョウチョさんも太陽さんも妖精さんもみんながアタシの事をきれいって言ってるわ。さあスキップしながらこのお花畑で踊りましょう♪』っていう人格がでっぱなしになる・・・・」
 大問題です、お父さま。つうかそれどう考えても戦力ダウンじゃねぇか。
「それじゃあ強化手術はしない方向で。」
「そうでちゅか。残念でちゅね。」
 残念がるな。
「胸が大きくできるのに。」
 それを先に言え。すぐに強化手術を実行す・・・いや駄目だ駄目だ。あの人格が出っ放しのほうが問題だ。チクショウ。
「じゃあ強力な武器の作成といっちゃ方向でパワーアップしていきまちょう。」
「そうだな、そっちの方がいいだろう。」
 俺は未練たらたらで会話を打ち切った。うーん、こうなったら胸が大きくなる手術だけ強行させようか・・・いや、俺は胸の大きさなんて気にしてないよ、ダッテボクハ男ノ子ダモン。
 「我慢しなくていいんだよ、クーックックックククク。」とか笑った奴。一兆発蹴ってやるから前にでろ。
 まぁこんな風な会話があったのが先々週の事だった。
 
 んで今日。親父に呼ばれて地下に不法に作られている親父の研究室に行ってみた。
 そうしたら、冒頭にあったように置いてあった『物体』が俺に挨拶してきたのだ。
 それは黒い丸い鉄球に短い手足をくっつけた様な物だった。そして丸が2つと逆三角形が顔でいう所の目と口のように張り付いている。身長は1mとちょっとくらいかな? はっきしいってチンチクリン。
「親父、なんなのコレ?」
 それを指差しながら親父に思った疑問を投げかけた。
「これはアチシが全知力を投入して作った貴方専用のサポートロボット、ポケットでしゅ。」
 ・・・・・はい? これが作るって言ってた強力な武器って事ですか? なんか弱そうなんですが。
「名前からわかると思いまちゅが、これは貴方の使用する武器を格納し、用途に合わせて貴方に提供する言わば自己判断能力を持った動く武器倉庫でちゅ。」
 あ、そうなんですか。何か納得。
「ちなみに見た目は遥かに上回る格納能力を持っているんでしゅよ。ポケット、武器を見せてみなちゃい。」
「うふふふふ、イエッサーです。マスター。」
 何故笑う。
「おや、ここは笑うところではありませんでしたか。」
 うん。
「では武器を見て下さい。」
 ポケットの上半分がパッカリと開いた。そこからワラワラとってどう見ても外見の体積よりも格納している武器の量が圧倒的に多いのですが。どうやってしまってるんだ、言ってみろコラ。
 えーっと出てきた武器はと、
 前使った事があるドリルブー○トナックル。
 やっぱり前使った事があるブースタードリル。
 槍の穂先に大きなドリルが付いた物。
 膝に付けるサポーター。ドリルがくっついている。ニードリルキック用の武器ですか。
 連射式のライフル銃。弾がドリルになっている。
 小型のバズーカー。弾はやっぱりドリル。
 以下ドリルドリルドリル。
 何でドリルばっかりなんやねん。ドリルは「漢の武器」じゃねぇのか。俺は設定上は美少女戦士なんなんだろーが。
 胸はないがなとポツリと言った奴、泣きながら殴ってやるから前にでろ。
 まぁそれは置いておいて。
「ポケット。お前が格納しているので最も攻撃力が高い武器ってどれなんだ?」
「うふふふふふ、それはコレですよ。」
 だから何故笑うんだ、貴様。
 ポケットが体の中から取り出してきたのは・・・・。
「オィ、コラマテヤ親父。」
 一言で言おう。でっかい金色のハンマー。
「親父、これって。」
「それが対魔族用の兵器、ゴルディ○ンハンマーでちゅよ。」
 あ、やっぱり。
「親父、確かコレを元ネタにして他の人が書いて・・・」
「アラ、何を言ってるの佳枝さん。」
 親父がいきなり口調を変えて俺の言葉を塞いだ。
「いや、だからこういう他の人のネタのパクリを何度もやるのは」
「嫌ねぇ、気のせいよ。気・の・せ・い。」
 親父はさらに俺の言葉を強制的に塞ぐ。
「いや気のせいも何もちゃんと過去にかなりの量を書かれてシリーズ化されて」
「気のせいよ、気のせい。」
「いやだから」
「気のせいよ。わかった? 気・の・せ・い・な・の。
 お父さま瞳孔が三重になってます。つうか影の形がキツネ形なんですが。
「まあそんなとっても些細な事は置いておいて、この武器の使用方法を説明しまちゅ。」
 いいのか、本当にいいのか。
「えーっとでちゅね。スパロボやるかDVD見て。
「ちょっと待てえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
 後日、DVD見ました。凱様カッコイイ☆
 ・・・・ウギャアアアアア!
「まぁいいか。じゃあ実戦でこいつの性能たしかめないとなぁ。」
 俺はポケットをポンポンと叩きながら親父に今後の展開を言った。
「うーん、実はお仕事の前にやってもらいたい事ができちゃったんでちゅよ。」
「はぃ? それは一体なに?」
 
<<生暖かく、柔かい物>>

 それから数日後、俺は兄貴の喜一と一緒に車でネパールの奥地に向かっていた。
 ちなみに兄貴の喜一を一言で表すと変態筋肉妖怪。だが物理学に関しては天才と周りに言わしめる程の頭脳の持ち主である。
 何でも魔導と物理学に関する論会が開かれるそうだ。もし魔導が物理学で解明されたら凄い事だろう。
 ただまだ魔導に関して一般に広めると混乱の元になるという配慮と魔導の実践を行うそうなのでネパールの奥地という僻地(偏見)で行う事になったらしい。ここから車で3日はかかるところが会場との事。
 兄貴はどうやら日本代表として派遣される事になったそうだ。だがその事に不満を持った人が嫌がらせという名の妨害をしてくるかもしれない。そこで俺が護衛を引き受ける事になったのだ。ついでにポケットの起動実験もかねている。
 そんな訳で俺達は兄貴が運転する車で会場に向かっていた。ちなみに飛行機でネパールまで来たのだがポケットは荷物扱いで空輸した。よくあんな大量の武器が隠しきれたな。
 
 そして1日目のビバークが行われた。近くの町まで行こうかとしたが、陰険な嫌がらせがあったら迷惑だろうという配慮で野宿する事のなったのだ。
 こんな可憐な乙女がいくら肉親とはいえ筋肉妖怪と一緒に野宿だなんて。
 誰が乙女だこの胸なしが、と言った奴。血の涙流しながら蹴ってやるから前にでろ。
「兄貴、妨害くると思うか?」
 俺は飯を食いながら妖怪に話しかけた。
「はっはっは。まあこんなおあつらえの状況だ。必ず来ると思うよ。」
 何故笑う。つうかボージングするなよ。
「ヨーミン様。範囲50m内にアナタ達以外の人間が4人いるようです。」
 へーポケットってサーチ機能もついてたのね。なんだかとっても便利。
 って考えてる場合じゃないな。こりゃあ本当に妨害がきたのかな?
「ポケット、そいつらこっちに来てるのか?」
「ハイ、ヨーミン様。こっちに来てますです。うふふふふ。」
 だから笑うところじゃないってば、そこは。
 そして数分後。
「オイオイねーちゃん達。こんな所でなにをやってんだよ。」
 月並みの台詞で因縁つけてきた男が4人、俺達の前に現われた。しかも日本人。せめて地元の人を使えよこいつ等の元凶。
 俺は溜息をついた。もうちょっとこう独創的な台詞を言えんのか。まあそんな物言ったとしても結果は同じなんだがな。
「はいはい。喜一を狙ってきた刺客でしょ。面倒だからさっさとやられてもらうよ。」
 俺の台詞に男達の顔が赤く染まる。いっちょ前に怒っているようだ。
「なんだとこのアマ! いい気になってんじゃねぇぞ!」
 また月並みの台詞を。これだから雑魚は。
「ヨーミン様これをどうぞ。」
 ポケットの体がパックンと開くと、何かが飛び出してきた。俺はそれをキャッチする。
 それはトンファーだった。ちなみにドリルはついていない。こいつらを叩きのめすには丁度いいアイテムだな。
「グリップの釦を押すと刃がでますです。」
 そんな危ない物を渡すな。まぁ釦押さなければいいだけか。
 んで30秒後。
 あっさりと3人の男が俺の足元で気絶していた。ちなみに残りの1人はあまりに他の奴等があっさりと倒されたのでちょっと腰が抜けたらしい。
「さーてお前等の雇い主の名前を吐いてもらおうかな。」
 俺はとびっきりに優しい笑顔を浮かべた。そうしたら奴の身体がまるで貧乏揺すりでも始まったかのように震え、凄まじくおぞましく邪悪な存在を見たかのように恐怖の表情を浮かべた。失敬な、可憐にして美麗なる乙女の笑顔を見てそのような態度とはどんな親の教育を受けているんだ貴様。
「な、なんの事だ。お、俺達はただお前等が仲が良かったから声かけただけで、」
 こんな場所で野宿している奴等に因縁つけてくる日本人がどこにいるというんだこのタワケ。それ以前にあんな物体Xと仲がいいように見えるだなんて貴様の目はハエトリソウでできているのか。
「い、言わんぞ。俺達だって一応プロなんだからな。」
 なんのプロか聞いてみたいがとりあえず置いておくとして。ふふふふふ、そうか吐かないつもりか。ならば拷問だ。あんな事こんな事こぉんな事とかしてやるぞ、クククククク。
「はっはっは、佳枝君。ここは僕に任せておきたまえ。」
 うん? なにをするつもりだよ。
「ふっ、こういう時はね、こうすればいいんだよ。」
 
「うぉ、はああ、んはぅぅ。」
「どうだ? ここはどうなんだ?」
「おふ、あああ、はふぅ。」
「クククククク、いい声だすなぁ。」
 ・・・・えー超絶誤解を受けそうな会話が流れているが、兄貴がやっている事。それはただの足の裏マッサージです。誤解のないように。
「ほうらどうだ? 言う気になったかね?」
「馬鹿野郎。こんなああん事で言う奴おふぅがいるかよ。」
 確かにおらんはな。マッサージで秘密を白状する奴なんて。
「ほほぅ、では特別メニューを君にプレゼントしてあげよう。」
 兄貴は突然立ち上がると男をうつ伏せにした。そしておもむろに服を脱ぐ。
 ・・・・・何故脱ぐんだ貴様。つうかなんでビキニパンツ履いているんだよ。しかも「金ラメ」を。
 兄貴はその姿でドッカリと男に腰かけた。
 そして
「よーほよーほれぇりぃほ〜、れりぃれりぃれりぃほぅ、よーほよーほれぇりぃほほれりれりほぉ〜。口笛はなぁぜぇ〜」
 アル○スの少○ハ○ジの主題歌をアカペラで歌い出す。しかし何で張りのあるバリトンボイスで歌いやがりますかマイオールダーブラザー。
 しかも歌のリズムに合わせて腰を動かしてやがる。今、兄貴は男に腰かけている。すなわち、
「ひいぃぃぃぃ! 生暖かくて柔かい物が布越しに! 背中越しにグリングリン動いているぅぅぅぅ!」
 となる訳で。
 ・・・・・・。
 オエェェェェェェェェェェェェェェェェェェ。見ただけでも吐きたくなってくるぞこの光景。
 物理学者ってこんな奴等がなれるのか。(注:偏見です)
「おし〜えてぇ〜おじぃいさぁん〜。とりゅりゅりゅりゅりゅ、おし〜えてぇ〜おじぃいさぁん〜。おしえておしえておしえて、あ○ぷ〜○のぉ〜」
「いやぁぁぁぁ! 回転速度が! 密着度が! 増して! いやあぁぁ尻に近づいて来ないで!! ひいぃぃぃやめてぇぇぇ!」
 ちーん。
 合掌。
 
「で、お前を雇ったのは伊集院って奴なのか。」
「うん、そうだよお姉さん。えへへへへ。」
 考えられる限りで最低の拷問を受けたせいで精神崩壊して幼児化した男はあっさりと雇い主を白状した。
「兄貴、伊集院って知っているか?」
「うむ、僕のライバルさ。僕がこの会議に出席する事が決まって異議を申し立てていたね。」
 ふーん。でもだからってこんな嫌がらせするだなんてかなり陰険な奴だな。
「ヨーミン様、この方々はどうしますか?」
「うん? いいじゃないの解放しても。いいよ、あっち行っても。」
 俺は男達を解放してシッシと手を振った。
「わーい、ありがとうお姉さん。あ、チョウチョさんが飛んでる〜、まてー。」
 今は真夜中です。ちなみに。
 俺は男達を哀れみに満ちた目で見送った。
「ふふふふふ、伊集院め。僕の邪魔をするなら肉死の刑を授けてやるぞ。」
 なんだよ肉死って。いや言わなくていいです。
 
<<飛翔せよ、兄貴達>>

 そんな事があってから2日が過ぎた。
 後1日も車を走らせれば会場につくと思われる場所まで着いた。
 周りは山だらけで荒れ野というのはこういう風景をいうのかな? 少し草が生えているだけで木は生えてない。普段は生き物の気配もほとんどいないだろう。
 そこに10名くらいの男達が待ち受けていた。
「ようよう、兄ちゃん達ぃ。こんな所で・・・」
「ポケット。バズーカーだして。」
「うふふふふ。はいです。ヨーミン様。」
 
 ちゅどーーん
 
 あっさりと吹っ飛ぶ男達。何しに来たんだ貴様等。
「行こうぜ。兄貴。」
「うん、そうだね。佳枝君。」
 車に乗ってとっととこの場を立ち去ろうとした。その時、
「ふん、やはりこの者達では役立たなかったようだね。さすがは井上君だ。」
 そんな声が後ろからしてきた。
「その声は伊集院君!?」
 振返って見ると、そこには頭をきっちりと五分がりにした筋肉だるまが立っていた。その姿はもう兄貴にそっくり。
 こいつが兄貴のライバルの伊集院か? ・・・物理学者はこんな奴ばっかりなのか。(注:偏見です)
「はっはっは、どうやら君を倒せるのは僕だけのようだよ井上君。」
「ふっ、いいだろう。僕に敵わないという事をその身体にみっちりと教えてあげるよ伊集院君。」
 お互いにボージングしあいながら睨みあう筋肉妖怪2体。すいません、みてるだけで暑苦しいんですが。
「いくぞ! 井上君!」
「かかってこい! 伊集院君!」
 そう言うと2人は服を脱いだ。
 だから何故服を脱ぐんだよ2人とも。しかも下はやっぱりビキニパンツ。しかも一方が「金ラメ」でもう一方が「銀ラメ」。
 うぉめっさ見苦しいぃぃぃ。
 
「はあぁぁぁぁ、アブドミナル&サイ!!」
 (JBBF(社団法人日本ボディビル連盟)の規定ポーズの一つ。どんなポーズか知りたい人は『JBBF 規定ポーズ』を&検索でググルんだ! ところで知ってるかい? 『後悔』って後で悔いるって書くんだよね!
 ニカッ!
 
 ・・・・・・・・・・はい?
 
「ふおぉぉぉぉ、フロントダブルバイセップス!!」
 ニカッ!
 
 ・・・・・・・・・・おい。
 
「バックダブルバイセップス! バックラットスプレッド! フロントラットスプレッド! レフトサイドチェスト! サイドトライセップス!」
 ニカッ!ニカッ!ニカッ!ニカッ!ニカッ!
 
 ・・・・・・・・・・くおら待てやテメエ等。
「ふっ、さすがだね、井上君。」
「君こそ素晴らしいね、伊集院君。」
 えーっと、今ノハ戦ッテタノデスカ?
「はっはっは。どうやらここでは戦いにならないようだね井上君。」
「はっはっは。そのようだね。伊集院君。では僕らの戦いにふさわしい世界に行こう。いくぞ! シークレット・ローズ・ガーデン!
 シークレット・ローズ・ガーデン
 → Secret Rose Garden
 → 秘密の薔薇の園
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 佳枝は逃げ出した!
 だがまわり込まれた!
 ってまわりこむなあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「どこに行こうっていうんだい? 佳枝君。」
「そうだよ、君には僕らの戦いの証人になってもらわないと。」
 断固として拒否させて下さい。お願いします。
「はあぁぁぁぁ! いくぞおぉぉぉぉ!」
 嫌だあぁぁぁぁぁ!!!
 するとまわりの空間の色が薔薇色に変化した。辺り一面の地面は草が少ししか生えていない荒れ地だった筈が薔薇で埋め尽くさせる。
 濃厚な薔薇の匂いが立ち込める。そしてツンとした汗の臭いもブレンドされオゲエェェェェェェ。
「「いくぞおぉぉぉぉぉぉ!」」
 2体の妖怪のパンチがお互いの顔面に炸裂する。同時にぶっ倒れる妖怪。
「ふんがぁぁぁぁぁ!」
「ぶごおぉぉぉぉぉ!」
 奇声を上げつつ立ち上がる2体。こいつら人間じゃねぇ。
「ふっやるな井上君! だがこれには耐えれまい!」
 そう言うと伊集院はビキニパンツに手を突っ込むと何かを取り出した。
 ・・・・・白いエプロン? しかもフリル付き?
 奴はそれを身に付けると手を交差するように組んで股間の前まで持っていくと、身体を「く」の字に曲げてパッチリウインク
 (吐血)
「ふがぁ! ぬうなかなかのせくしぃさ・・・・!」
 鼻血をだしながら兄貴はよろめく。どこがセクシイだってあぁん? グロテスクの間違いだろうが。
「だが僕も負けんぞ!」
 やらなくていいですぅぅぅぅ!!
 兄貴は右手を後頭部に、左手を股間に当てると正座のちょっと浮んだような状態になって、口をチューの形にして右目をウインク
 (悶絶)
「ぐはあぁ! やっやるな井上君。」
 鼻血をだしてよろめく伊集院。
 お願い止めて、助けてお母様。こんな魔空空間から俺を助けて下さい。
「ふっ、やはり勝負はお互いの拳で決着をつけるのみ!」
 最初っからそうしとけよこのド阿呆共。
「「おおりゃあぁぁぁぁ!!」」
 お互いに拳を握り突進する。
 が、そこで申し合わせたかのようにお互いつまずく。
 そして
 
 ぶちゅうぅぅぅぅぅ
 
 ・・・
 筋肉妖怪達の
 お互いの
 唇と唇が
 触れ合って
 ようするに筋肉達磨同士が接吻してててててテテテテテががががががガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
 
 プッツン
 
「いやあぁぁぁぁぁぁ! きいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! いやあぁぁぁぁぁぁぁ!」
 アタシは大きな声で悲鳴をあげていた。
「この変態共! 乙女の前でなんて物見せるのよ! 卑猥よ卑猥! アンタ達なんてこの世界にいる事という事態が間違っているのよ!」
「お、おい、佳枝君。」
「そうだぞ今のはただの事故で。」
 お互いほんのりと頬を赤らめながら何か言ってるが聞いてたまるもんですか。
「黙れ! この世界の害悪共め! お前達なんかあぁぁぁぁ!」
 アタシはポケットの方を向くと叫んだ。
「ポケット! ゴルディ○ンハンマー、正式名称グ○ヴィティショックウェーブジェネレイティングツール使用許可承認!!」
「うふふふふふふ。了解です。ゴルディ○ンハンマーセイフティイディバイスリリーヴです。」
 言い方が少し変えてあるところがちょっと姑息ね☆
 ポケットの体が開き、黄金色に輝く巨大なピコピコハンマーが飛んでくる。アタシはそれを右手でがっちりと掴んだ。
「ゴルディ○ンハンマー!!!!」
 柄の所から光が飛び出した。アタシはそれを左手でつかむ。それは大きな釘の形をしていた。
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
 アタシは妖怪共に突進すると左手に持っている釘を2体とも貫通するようにぶっ刺した。
「ハ○マーヘル!」
「「うがぁぁぁぁ!!」」
 苦痛の声をあげる妖怪ども。だがこれで終わりにしてたまるもんかあぁぁぁ!
「食らえアタシと読者の怒りぃぃぃぃ!!」
 ゴルディ○ンハンマーを大きく振り上げる。
 
 「光になれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
 
 アタシは奴等めがけてゴルディ○ンハンマーおもいっきり叩き付けた。
 
 チュドーン
 
 凄まじい破壊音を立てながら2体の妖怪は消滅した。
 
<<後の祭りは薔薇色に>>

「そうでちゅか、それは不幸でちたね。」
 実家に戻って俺は事の顛末を親父に捏造して伝えた。
「しかし伊集院という奴は酷い奴でちゅね。喜一を殺してしまうだなんて。ですが逆上して貴方が奴を殺ちてしまうのはちょっと頂けないですね。」
 まぁこんな事を伝えた訳で。まあ真相は俺とポケットしか知らんし、ポケットには口裏合せろって言ってあるし(悪党)。
「まあ不幸な事は置いておいて。ゴルディ○ンハンマーを使用しゅる際にはやっぱりサポート用の防具を作らないといけないでちゅね。」
 そう、ゴルディ○ンハンマーを使用した事によって俺の右手の骨が粉々に砕けてしまったのだ。負荷強すぎ。
「あとディバイディング○ライバーにあたるもの作ってくれよ。ちょっと周りに与える被害がでかすぎるよ。」
 ゴルディ○ンハンマーを使用した事によって半径100mくらいのクレーターができてしまったのだ。こんな凄まじい物、普通に使えるかい。
「うふふふふ。ところでマスター。喜一様のデータをどう致しますか?」
 はい? どういう意味だ、ポケット。
「喜一様が死んだ直後に空気中に分散しかかった喜一様のデータをある程度回収しておきました。人格はともかく、記憶だけは何とかなってると思いますです。」
 うげげげげ。そんな機能持ってたんかいお前。って、そのデータを元に生き返ったら真相がばれ・・・
「尚、死ぬ一分前のデータは運悪く回収できませんでした。」
 素晴らしいぞ、ポケット君。君は最高のロボットだ。
「そうでちゅか。では新しく身体を作ってデータを投入しまちょう。うーんどうせだったら可愛い女の子にちちゃいましょう。」
 こうして俺の家から兄が一名いなくなって、代りに可愛い妹ができる事になった。
 めでたし、めでたし。
 
 ・・・・・・
   
 いーのか、おい。



 <あとがき>という名の戯れ言
 
 こんにちわ、DEKOIです。まず一言。
 
 ゴメンナサイ。
 
 一回意表を突いた作品書いて見たかったんです。しかも悪い意味で。
 
 さて、この作品を書くにあたって、私はあえて修羅道に身を投じました
 
 この作品で最もグロテスクな箇所を書くそれだけの為に私はあるゲームをある友人から借りました。
 
 そのゲームの名は
 
 炎多留(しかも濃いので有名な1作目)
 
 知らない人はお教えしましょう。
 
 ホンモノがホンモノの為に本格的に作ったホンモノのゲーム。
 
 本格派ゲイ恋愛シュミレーションゲーム。
 
 ・・・・・・・・・・
 
 ええ、やりましたとも。(真性真っ黒の)あの友人から借りてやりましたとも。
 
 電車で行われる痴漢行為(男が男への)。画面一杯で繰り広げられる痴態(男同士の)。愛に満ち溢れたディープキッス(漢同士の)。
 
 ・・・・・・・・・・・
 
 おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
 
 EDみた瞬間炎多菌に侵されたハードディスクをぶっ壊そうかと思いました。
 
 ボク女の子大好きっす! TS万歳! 二度とやるかド畜生。
 
 次はまともな作品を書かせて頂きます。すいません、マジでごめんなさい。
 
 しかし記念すべき10作目がこんなんなんか、私。ある意味らしいかもしれんなぁ。
 
 by "ゲームが終わった日に筋肉尻満載の夢を本当に見た"DEKOI


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