戻る

 大昔の日本。
 関東のとある村に五兵衛という名の男がいた。
 普段はまじめに畑仕事をこなし、村人との友好関係は良好だったが、唯一の楽しみである酒。
 これがいけない。
 いわゆる酒乱。今でいう「セクハラ」をするのである。

 その被害にあった女たちは怒り心頭だった。
 さりとて突き出して処刑というほどでもない。
 一番良いのは五兵衛に酒をやめさせることだが、唯一の趣味を取り上げるのはいささか難しい。

 そこで「のろい」がかけられた。
 酒を飲むと「身も心も」女になる。
 つまりその身で「女の痛み」を知れという意図である。

 初めて五兵衛が女になった時は、そのまま行きずりの侍と肌を自分から重ねに行ってしまった。
 それほどまでに女になる。
 それを恐れた五兵衛はきっぱりと酒をやめ、以後はまじめに働いたという。

 だがこの「のろい」は末代まで続いていた。
 これはその末裔たちの現代における話である。




とらぶる☆すぴりっつ シリーズタイトル




【一杯目「呑まれたら女の子?」】

【二杯目「呑まれたら外国人?」】

【三杯目「呑まれたら童女?」】

【四杯目「呑まれたら小さな恋」】

【五杯目「呑まれたら夜明けのコーヒー」】

【六杯目「呑まれたら初体験?」】

【最後の一杯「呑まれたら大団円!?」】

戻る