戻る

碇ユカ物語
FILE4
作:caviar


「碇ユカさんの転校をお祝いして、かんぱーい!!」

「「「「かんぱーい」」」

良く分からないようなパーティーがここ、葛城家で実施されていた。司会者は日向マコト。
さすがプロ(オペレーター)だ。司会も上手い。
参加者は伊吹マヤ・日向マコト・青葉シゲル・綾波レイ・加持リョウジそして
葛城家の碇ユカ(碇シンジ)・葛城ミサト・惣流・アスカ・ラングレーである。
ユカ(シンジ)は久しぶりに制服以外の服を着ていた。服装はさっきアスカに買わされた
青いスカートとシンジ時代と同じオレンジ色のTシャツである。

「そういえば、ミサト。なんでこんなパーティー実施したの?」

「あっ、それね。司令達のアイデアよ」

「えっ!?父さんの?」

ユカ(シンジ)は驚いたかのように会話に入ってきた。

「そうよ。碇司令はせめてもの罪滅ぼしとの事でこのパーティーを立案したの」

「・・・父さんが・・・」

少し考え口調でユカ(シンジ)は呟いた。
そうシンジが呟いた次の瞬間、アスカはミサトに聞く。

「じゃぁ、何で碇司令がここに来なかったの?」

「碇司令わね。今、ドイツにいるのよ。シンジ君がユカちゃんになった
 原因を報告し、謝罪しにいってるのよ・・・」

「・・・父さんが、僕の為に・・・」

完全にシンジの口調に戻ってしまったユカは深く落ち込んだように黙り込んでしまった。
それに気づいたのか加持は明るくしようとする。

「まっ、君が心配する事は無いさ。悪いのはリッちゃんだし、
 君はこの件に関しては不可抗力だったんだしな。」

「でもやっぱり僕があの薬を飲まなかったら・・・」

「君が飲まなくてもリッちゃんのことだ。縛り付けてでも飲まそうとしたさ。
 まっ、飲んでも君は葛城たちによって縛られていたがね」

親友であった筈のリツコを平然とした顔のまま貶し続ける加持。
ミサトはそこに自分の名が出てきたので一瞬加持を睨むがリツコに対す
意見はミサトに関しても同じ事だったのですぐに加持の話題を続けた。

「そーよ。加持が言うとおりリツコが全部悪いんだから、
 シンちゃんいやユカちゃんは気にする事無いわよ・・・」

「そうですか」

少しは気が楽になったのかユカ(シンジ)は再び会話を始めた。
それは他愛もない話だっただが、ユカ(シンジ)はそれが楽しかった。
初めてアスカが自分と仲良くやってくれているのだ。嬉しいに決まっている。
そしてこの時、ユカ(シンジ)は女の子になってよかったと実感していた。
女の子になって気が楽になったのは、同居人に気を使わなくて良かったからだ。
異性だと風呂とか着替えにも問題が生じ、自然とシンジは隅に追い遣られる事となる。
だが、今のように同性ならそこら辺の問題も問題ではなくなるのだ。





















翌日、
アスカやユカ(シンジ)、レイはネルフ本部を訪れていた。
女子更衣室には着たのだがここで問題が生じた。ユカ(シンジ)のプラグスーツである。
プラグスーツは身体にフィットするよう作られているので、今までのプラグスーツを
着るわけにはいかなった。ミサトは独り言のようにこの問題をつぶやいた。

「ちょっちまずいわね」

目の前ではユカ(シンジ)はミサトの忠告も聞かずに今までのプラグスーツを着てしまった
ユカ(シンジ)が圧縮されている胸元を押さえながらもがき苦しんでいる。

「わかってたなら、何とかしてよね!!」

「いやぁ、あなたたちが勝手に着たんでしょうが?」

アスカはミサトに忠告する。ここで、ようやくユカ(シンジ)は圧縮の解除スイッチを
押せたらしく、苦しみから解放された。

「・・・はぁ、はぁ、む、胸が潰れるかと思った・・・」

「あら、あんたにしたら胸がなくなったほうが良いじゃないの?」

アスカは笑いながら言った。

「ひどいよぉーアスカぁ。本当に苦しかったんだからね。アスカもやって見る?」

突然、ユカがプラグスーツを差し出す。
アスカはさっと後ず去った。見かねたミサトはわざとらしく咳払いする。

「オッホン! とにかく、アスカ、代わりのプラグスーツを貸してあげて」

「はいはい」

アスカはユカ(シンジ)に以前、シンジが着た物と全く同じ紅のプラグスーツを渡す。
ミサトはアスカとシンジに言った。

「今は、プラグスーツを作ってる余裕無いわ。当分はそれでお願い」

アスカはしょうがないという顔で、シンジはそれでいいですという顔つきのまま
何も言わずに二人は頷いた。







<< 実験室 >>

「どう、調子は?」

「ユカちゃんのシンクロ率は問題ありません。
 それどころか伸びてます。アスカを抜いてTOPですね」

「アスカが納得してくれるかどうか?不味いわね・・・」

ミサトはアスカに聞こえないようにマヤにそう言った。
マヤは頷く。

「どうでした、ミサトさん?」

「You are No1!!」

ミサトはそれだけを彼女(?)に言った。すぐに回線をアスカにつなぐ。

「シンジ君、多分リツコの毒薬でこうなったのよ。アスカ、気にしてる?」

「もっちろんよ!でも男になるつもりはないわ。」

彼女はそう言った。どうやら事前にこうなる事も彼女なりに予測していたらしい。
アスカはこの前、ネルフ本部で冬月に言われた事を思い出していた。







ここはネルフ本部の数少ない休憩所。
アスカの横には冬月が座っている。冬月は唐突にアスカに話し出した。

「アスカ君。君はシンクロ率をどう考えている」

「シンクロ率が一番ならよいと言う事と考えています」

「たしかにそうだ。だが、ユカ君のようにエヴァに乗りたくないと思っていたらそうではない。
 たとえ彼女があの薬、SHIUPっでシンクロ率が上がったとしてもだ。それは拳銃しか扱えない
 人間がロケット弾を手にしたのと同意義だ。ユカ君が調子に乗れば絶対に使徒にやられてしまう。
 わかるね?」

「はい」

「それでだ、君はユカ君が無茶をせんように止めてくれ、彼女は少々、ユイ君に似て無茶をするタイプ
 に見えるのでな。君はエースパイロットだ。だが真のエースはチームを大事にするエースだ。
 それは理解しておいてくれ・・・」

冬月はそれを言うと缶ジュースを手に持ったまま休憩所を後にした。









「アスカ・・・アスカ・・・アスカ!・・・アスカ!!」

「はっ!な、何?」

「どうしたもボーっとしてあなたらしくないわよ」

何度呼んでも返事をしないアスカにミサトはそう言った。

「な、なんでもないわ(副司令の言うとおり、ユカは今、調子に乗ってる)」

鼻歌まで歌っているユカ(シンジ)を見てアスカは再度、そう思い知った。
そしてアスカは心に誓った。エースパイロットしていまだに素人のユカ(シンジ)を
守ると言うことを・・・。アスカにとってシンジが男性のままだったらこんな事はできないだろう。
だが、ユカのようなか弱い女の子となれば話は別だった。

「そう。なら服着がえて着て良いわよ」

チルドレン三人はミサトに言われ、更衣室へと向かった。












着替えを済ませたチルドレンたちは、第一中の女子制服で現れた。
ミサトは今回の結果について要点だけ述べた。

「とりえず、碇ユカのシンクロ率増加の理由だけど、SHIUPの影響が大きいわ。
 そういう事だから、それとユカちゃんはSHIUPの解毒剤の開発の為にマヤちゃんが
 あなたの身体を調べたいっていてるから・・・」

「解毒剤、ですか?」

「そうよ。まさか、あなたもしかして戻りたくないの?」

「いえ、そんな事ありません。無いと思います。でも女の子になって嬉しい事があって・・・・」

「まぁいいわ。とにかく検査室に・・・」

ユカ(シンジ)が立ち去った後、アスカはミサトに理由を聞いた。

「ユカ(シンジ)のシンクロ率アップの理由って本当にあの薬なの?」

「いや、100%とはいえないんだけど、飛びぬけていいのよ。シンクロ率が99、
 それでもってハーモニクスもね」

「ミサト、私が平然とした顔してるのみて以外なんでしょ?」

図星だった。ミサトは何故、アスカがこんな平然としているのか気になっていた。
ミサトは抵抗するのをやめ、素直に本音を言った。

「そうね」

「理由はユカが女だからよ」

アスカはそれだけを解答した。今一意味がわからないと言った顔つきをするミサト。
だがそれ以上、アスカが今回の件を言う事は無かった。





















二日後

ウーーーーーー

「碇司令やリツコのいぬまに、使徒襲来か・・・」

『市民の避難、あと10分かかります!』

ミサトがつぶやく。
先ほど、第三新東京市上空に突然、黒い球体の物体が現れたのだ。
ミサトは青葉に聞く。

「どうなってるの、富士の電波観測所は!?」

「探知していません!!」

ミサトの言葉に青葉が振り返り答える。
日向はその説明を補足する。

「目標は突然現れました。パターンオレンジ、使徒とは確認できません」


「皆聞こえる?」

ミサトはチルドレンたちに通信を繋ぎ確認を取る。

「「「はい」」」

「MAGIが判断不能と示しているわ。」

「こんなの、私がお手本見せてあげるわよ!!」

ミサトの言葉に対し、アスカはそう言う。

「じゃぁ、アスカお願いね」

「ユカ、お手本見せてあげるわ!」

ユカ(シンジ)とアスカは勝手に決め、通信を強制的に切断してしまう。
それはレイに至っても同じ事だった。

「あ、あなた達!」

ミサトは勝手に行動を始めているチルドレン達に忠告する。だが、
そんな彼女の言葉は警告にはならなかった。ミサトは司令塔にいる筈の
冬月に指示を得ようとするが、あいにく、冬月は本日、会議の為、市議会に出席中だった。
今頃は市内で足止めを食って、止む無くシェルターに非難している頃だろう。


「ユカ、移動できた?」

「そんなに早く移動できるわけ無いだろ?」

ケーブルが引っ掛かって動けない初号機のユカ(シンジ)の言葉を聞き
彼女はその間違いを指摘する。

「『ないでしょ?』でしょ?(仕方ないわ。こっちで足止めだけでも)」

そう思ったのはアスカの焦りだった。アスカは持っていた銃を一発使徒に撃ち込む。
次の瞬間、使徒は消えた。


「パターン青!使徒発見!!弐号機の直下です!!!」

モニターを見ていた日向が叫んだ。
アスカは底無し沼に嵌ってしまった感覚になりパニックに陥る。

「か、影が!!」

見る見るうちに弐号機、つまりアスカの足元に広がっていく。
即座に足元に向かって銃を撃つが、その効果は全くと言って良いほど無かった。
銃弾ごと飲み込まれてしまっているという感じだった。

「何よこれ!おかしいわよ!!」

弐号機はゆっくりと影に飲み込まれていった。
膝まで飲み込まれた時、アスカの耳にユカ(シンジ)の声が響いた。

「アスカっ!!!」

次の瞬間、ユカ(シンジ)は、影に自ら飛び込んだいた。
弐号機を死に物狂いでつかむ物の彼女(?)が出来るのはそこまでだった。
自分もその影に飲み込まれてしまったのだ。

「ユカのバカ!何で入ってきたのよ」

腰まで埋まりながらアスカはそうユカに聞く。

「アスカが死ぬのが嫌だったんだ」

その言葉はアスカを固まらせた。
ミサトが何か叫んでいるがそれが聞こえないほどにだ。

「・・・バカ・・・」

アスカはそうつぶやいた。

その10秒後、両機は謎の穴へと完全に飲み込まれてしまった。










「レイ、撤退よ!!」

「でもまだ、碇君とセカンドチルドレンが・・・」

思いがけないレイの言葉にミサトは驚く。
ミサトは低い声で肩を震わせながらレイに命令する。

「命令よ。下がりなさい」
















日向とミサトは上空からヘリで使徒の様子を観察していた。


ヘリから送られて来る映像を発令所で見ながら青葉はマヤに言った。

「辛いでしょうね。葛城さん。」

「アンビリカルケーブルを引き上げてみましたけど、途中で無くなっていたわ。」

「そ、それじゃぁ?」

青葉はマヤに驚き聞いた。。

「先輩の教えどおりユカちゃんとアスカちゃんが闇雲にエヴァを動かさず生命維持モードに
 すぐに切り替えたなら16時間は生きていられるわ。でもそれ以上は・・・」

マヤは辛い自分の気持ちを堪えながら青葉にそう継げた。
青葉はデスクに向かって必死に救出策を考えているマヤにこれ以上、言葉をかけられなかった。








<< エヴァ弐号機 >>

アスカは内部電源に切り替わってすぐにユカに告げた。

「ユカ!死にたくなかったらマニュアルどおり、生命維持モードにしなさい。
 無線は使えないけど、五分で死ぬよりはましでしょ」

『わかった。それじゃぁ』

ユカ(シンジ)はそれだけ言うと、生命維持モードに切り替えたようだ。
すぐにアスカも生命維持モードに切り替える。

それっきり二人の間に会話は無かった。手を繋いだまま固定しているお互いを眺め
合うだけだった。お互いといっても見えるのはエヴァだ。パイロット顔は見えない。
アスカやユカがパニックに襲われるのも時間の問題だった。










「ですので、内部に『ディラックの海』と呼ばれる虚数空間があるものと思われます」

「つまり、彼女達は今、別の空間にいるってこと?」

「そう考えるのが妥当でしょう」

「それで、シンジ君を救出する方法、見つかったの?」

「それが・・・」

マヤはミサトに現存するN2爆弾を全て投下する強制サルベージしか方法が無いことを伝えた。










ユカとアスカは二人同じ事を考えていた。
その同じ事とは”眠る事が辛いとは思わなかった”である。
そして、アスカについてはもう一つ考えていた。
”生まれて初め、監視されていない時間ね。ボイスレコーダーも動いて無いし”

アスカは幼い頃からゲヒルンつまりネルフの前の組織に関わっていたので
二十四時間三百六十五日、監視された生活だった。もちろん、それは
ユカ(シンジ)についても同じ事だった。もっとも彼女(?)はそれに気づいていないが・・・








数時間後
ユカ(シンジ)は初号機エントリープラグがにごっていることに気づく。

「浄化能力が落ちてきたんだ!!」

次の瞬間、ユカ(シンジ)は鼻を硬直させた。

「血!血のにおいだ!ここは嫌だっ!!」

座席から離れ、ユカ(シンジ)は開かない筈のハッチを開けようとする。
ユカ(シンジ)は闇雲にハッチを手で叩いた。

「アスカ、綾波、開けてよ!!ケンスケ、トウジ、冬月さん、リツコさん!!!」

「父さん!!!」

それを言ったユカ(シンジ)に抵抗する力は残っていなかった。
死を覚悟したのか再びシンジは座席に着いた。そして、つぶやく。

「死ぬ時は元の身体が良かったな」






同時刻、弐号機、エントリープラグ内のアスカも同じ事をしていた。
アスカは最後に、「ユカ、ごめんね」と一言、つぶやいた。










さらに一時間後

「作戦開始」

「N2爆弾投下までカウントダウン!」

「30、29、28、27」

その様子をレイとミサトはネルフ本部の発令所で見ていた。
これを投下したら、ユカやアスカの生存確率は低くなるだろう。
だからといって、中止するわけにはいかなかった。何しろ、他に案が無いのだ。
0%より1%の方がいいに決まっている。今、UNの爆撃機が現場に近寄っていた。
















「何ですか?リツコさん」

「あっ、シンジ君。この前の試験の解決策がわかったわよ」

「何なんですか?」

「集中力が足らないためよ・・・」

「集中力ですか?」


ユカ(シンジ)は先日の事をエントリープラグの中で思い出していた。


「り、りりり、リツコさーん!!何なんですかーー!すごく苦しいんですけど!!ごほっ、ごほっ!!」

「だ、大丈夫よ・・・。シンジ君。ベッドに・・・」





「うーーん。ここは?」

「あぁ、起きたのシンジ君」

「なんだか、体がぼーっとするんですけど・・・」

「シンジ君。今から私の話をよく聞いてね。」

「何ですか?」

「絶対にばらさないでね」



うっ、うわぁーーーーーーーーーーー!


「うっ、うっ。でも、女の子になっちゃうなんて・・・」

「結構、似合ってるわよ・・・」






そしてシンジの回想は場面が変わり、アスカが登場する。
これ以後の回想はアスカの回想でもあった。

「リツコ?帰っていいの?」

「えぇ、いいわよ・・・」

「この子誰?」

「フォースチルドレンよ・・・」

「フォースチルドレン!!?」

「そう。シンジ君の変わりに・・・」



再び場面が変わった。


「碇、なんて言うの?」

「何してるの、早く答えてあげなさい。碇さん?」

「・・・・い、碇ユカです」

「ふーん、ユカ?いい名前じゃない。私は惣流・アスカ・ラングレーよ。
     よろしくね。」














「そうよ、私はユカを守るの!こんなところで死ぬもんですか!!」

「そうだ。僕はアスカを!!」

その時、初号機と弐号機の目が光った。










『投下、10秒前!!』

「使徒、異常発生!!!」

「爆弾投下中止!!」

日向の報告を聞き、ミサトは即座に命じた。
その言葉は同時にUN爆撃機パイロットにも通じた。
爆撃機は即座に回避航程を取った。

次の瞬間、球状の使徒にひびが走った。
バリ、バリと音がしたかと思うと、次の瞬間、弐号機と初号機が飛び出してきた。



モニターには使徒の血(?)を浴びたエヴァ初号機及び弐号機が映っていた。
弐号機は元々赤いのでさほどわからないが、初号機は酷かった。
真っ赤に染まった初号機は次の瞬間、餓えた野獣の如く叫んだ。


ウ、ウォォォォーーー!!


「あれがエヴァの・・・」

「本当の姿?」

ミサトの言葉をマヤが続けた。
レイはさっきからミサトと同じ高さのところから主モニターを無言で眺め続けていた。
もっとも救出されたと知ったレイの顔は少し嬉しそうだったが・・・










「バカ!なんで私についてきたのよ!!」

「いっただろ、アスカが大切だって・・・。」

「それより、シンジ!あんた胸どうしたのよ!?それに髪も」

ヘッという感じでシンジは胸を確認する。
プラグスーツでわかり難いがそこに見慣れてしまった女の子の胸は存在しなかった。
かわりに股間のほうが少し膨らんでいた。

「も、元に戻った!」

アスカとシンジは喜びに涙した。




そして二人のうれし泣きが終わった頃そこにミサトが現れる。

「ユカちゃん!アスカ、大丈夫?!」

「「はい」」

「そう、よかった」

ミサトはそういうと二人を抱きしめる。シンジの胸や髪を
見て気づいたのかすぐにミサトは後ろへ後ず去った。

「し、シンジ君なの?」

「は、はい。わけはわかりませんが元の身体に戻りました。」

「お帰りなさい。シンジ君、アスカ」

ミサトはそういうと二人を乗ってきたネルフの車に招いた。
二人を後部座席に座らせると、ミサトは助手席に乗る。
そして、保安諜報部の人間によって車はゆっくりと発進した。

三人を乗せ、ジオフロントへと向かいながら。


▼作者より▼
碇ユカ物語FILE4のお届けです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
碇ユカ物語、如何でしたでしょうか?多分つまんなかっと思います。

さて、ここでお知らせです。
今お読みいただいた碇ユカ物語には色々なバージョンがあります。
例えば、RetouchEditonというものは同人誌でして、小説が縦書き、
文章が長く、誤字脱字が改正されています。また、挿絵も一杯入って
いますのでもし宜しければどうぞ。また、碇ユカ物語の公式説明ページ
という物があります。そこにはユカちゃんの画像がありますので是非どうぞ!
RetouchEditionの購入も下のページから800円で購入できます。
公式説明ページへ移動する


新世紀エヴァンゲリオンは(株)GAINAXの作品です。
碇ユカ物語の碇ユカはcaviarによって考え出されたオリジナルキャラクターです。

戻る


□ 感想はこちらに □