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ぶろーくん・ふぁーざー

ヒロイン13th

作:kagerou6






・・・あぁ、今日は疲れたなぁ・・・着替えずコタツに入ったまま、あたしはテーブルの上でうつ伏せになっていた。
「もうすぐご飯なんだから少しは手伝いなさいよ」母は隣の和室で洗濯物を片付けながらそう声を掛けてくる。
「お母さんやってよ・・・あたし動きたくない」伏したままであたしはそう答え、ごろごろと何も考えずにいた。
・・・明日演劇部行きたく無いな・・・いきなり着せられた天使の衣装(笑)の事を思い出すと、学校にすら行く気が失せて行く。
・・・でもなぁ、行かないと克也様に会えないし・・・
そう考えると、このままどうしたら良いのか判らなくなってくる。
・・・やっぱり今日の事ナシにしてもらうしか・・・そう考えていると、母が洗濯物を抱えたままであたしの脇に立っていた!

「いい加減着替えなさい!」そう言って、今日洗ったトレーナーとスカート等着替えを差し出した。
「良いじゃない・・・まだ着替えなくても・・・」ごろごろしたままであたしは言い返した。
「シワ出来ちゃう・・・あれ、まさみ・・・」母はあたしに近付くと袖を見つめていた。
「これ・・・あんたのじゃないじゃない?・・・制服どうかしたの?」
「あ!」あたしは母の言葉に制服の事をコロっと忘れていた事に気付いた。
今着ている制服は先輩のだという事に・・・

「これ・・・先輩から借りたの・・・」トレーナーを持って立ちあがりながら、母にそう言う。
「借りたって?・・・あんた何かあったの・・・」さっきと違う心配そうな声で母はそう呟いてあたしの事を見ていた。
「入学式の前に・・・制服汚しちゃって・・・」あたしはお風呂場に向かいながらそう言ってドアを開けた。
「じゃあ・・・その先輩が?・・・」母はドアの外まで来ているようで、声がはっきりと聞こえている。
「うん・・・あたしサイズ大きいから着ている制服貸してくれて・・・」制服を脱いだあたしはドアを開け、腕だけ出して
「これ、クリーニングに出さないとイケナイよね?」そう言うと母は受け取って何も言わなかった。
「今から行けばすぐに出来るよね?」スカートを差し出しながらあたしが言うと
「そうね・・・角のクリーニング屋さんなら明日には出来ているわね」母はそう言った。

シャワーを浴びてタオルを巻きつけたまま髪を乾かしているあたし。
肩に掛かる髪の感じが、今朝とは違っているのが判る。
・・・なんだかサラサラしてる♪・・・指先に髪を絡めながらそんな事を考えていた。
「まさみ・・・時間無くなるから早く行って来なさいよ」母はそう言ってドアを開けた。
「時間掛かって・・・あれ?・・・」母はそう言ってあたしの事をジロジロ見ている。
「なに?お母さん」髪を乾かし終わり後で纏めると、母に聞き返した。
「あんた・・・まさみだよね?」母はいきなり言い出した!

「なに言ってんの・・・今一緒に来たじゃない」あたしは母に向き直ってそう言い返した。
「そうだけど・・・あんた・・・」
「なによ・・・なにかおかしいわけ?」あたしはなぜそんな事を言われるのか判らなかった。
「だってほら・・・」母はそう言ってあたしの方に手を出してきて

ムニュ!

と、ムネを触っていた。
「きゃ!」母の手に驚いて、両手でムネを隠すあたし。
「もう、いきなりなにすんの!」そう言うあたしに母は驚いた顔であたしの事を見つめていた。
「・・・よく出来ているわねそのムネ・・・どうしたの?」母はそう言ってあたしのムネを見ていた。
「よく出来ているって・・・つくりものじゃ無いの!」あたしはムネを押さえたままそう答えた。
「作り物じゃない?・・・あんたまさか・・」母は顔色を変えあたしのタオル!を剥ぎ取ってしまった!

「キャー」

あたしは両手でムネを隠そうとしたけど、母に押さえられてしまいムネが露わになっている。
「ふむ・・・ニセモノじゃあないみたいね・・・」そう言ってムネをジロジロ見ている。
「ちょっと・・・お母さん・・・」あたしはそう言って止めさせようとしたけど、母はお構いなしにあたしの事を観察している。
「良いカタチね」そう言ってまたムネに手を掛ける母!

ムニュムニュ!

「あぁ・・・昔はこうだったんだよね、私も・・・」懐かしそうな事を言いつつ母はムネを揉んでいる(笑)
「ちょっと止めてよ、もう・・・」少し赤い顔であたしはそう言うと
「あれ?・・・感じたの?」母は笑いながらそんな事を言っていた。
「そうすると・・・」そう言って下に目を向けると母は
「無いんだ・・・やっぱり」そう言ってあたしの事を見つめていた。

「最近の医学って凄いのね」あたしに下着を渡しながら母は感心したように言った!
「医学って?」下着を着けながらあたしは母に聞き返した。
「だって・・・学校で手術したんだろう?」母はまじめな顔でそう言う。
「そんな学校あるわけ無いでしょ?」
「そう?・・・じゃあそれはどうしたの?」
「判らない・・・突然変わっていたの」あたしはそう言いながらブラをしていると、母はまたあたしの腕を掴んでいた。
「まさみ!」母はそう言って真剣な顔であたしを見ている。
「な・・・なによ・・・」あたしはドキドキしながら母を見つめ返した。

普段女の子の格好許してくれていても、それは表面上の事!
実際は趣味としか思ってないはずだろう。
それがいきなり女の子じゃあ普段と同じであるはずが無い!
・・・お母さんひょっとして怒っている?・・・
「あ・・・あたしのせいじゃないもん・・・女の子になったのは」そんな事を一瞬で考えていい訳するあたし。

「サイズ合ってない(笑)」

母はそう言ってあたしのムネを指差していた(笑)


「さすがに私のじゃあ合わないわね」自分のブラをあたしのムネに当てながらそう呟く母。
「うん・・・それにちょっと、地味かなぁ」母のを見ながらあたしはボソっと呟いた。
「こらぁ、もう色気づいたの?」そういいながら笑うと、ピンクのブラをあたしに着けさせていた。
「お母さん・・・これ大きいよ・・・」あたしがそう言い返すと、母はエプロンの紐を緩めていた。
「早く着替えなさい・・・サイズの合ったの買いに行くんだから」母はそう言ってエプロンを外すと、居間に向かっていった。
「は〜い」あたしは返事をしてとりあえずトレーナーを着ると、2階に上がっていった。
「トレーナーじゃあお買い物できないもんね」あたしは鏡を見ながらそう呟き、手早く春らしい服に着替えて降りていった。

「どこに行くの?」あたしは車に乗ってベルトをしながら母に聞くと、にんまりとしてアクセルを踏み込んだ。
二人を乗せた車は、先を走ってる車をどんどん追い越して行く!
「ちょっと・・・出しすぎだよ?」あたしは母にそう言ったが全然聞いていない!

ギュギュギュー

車は信号が変わって直ぐ飛び出し、曲がって行く!
「キャ!」あたしは振られて体を支えるのが精一杯だった。
「ちょっと・・・お母さん?」普段からは想像つかない荒い運転にあたしはどきどきしながら母の顔を見ている。
「・・・初めての・・・」そう言いながらニコニコして
「娘!と一緒のショピングなんだから!」

「時間が掛かるんだから♪」

そう言ってブラックマークを残して角を曲がっていった(笑)


「まずはここからね」そう言ってデパートの駐車場に車を入れると、エレベーターで婦人服売り場を押した。
「今までのサイズ・・・合わないでしょうから」そう言いあたしの事をジロジロ見ている。
「揃え直しましょうね♪」母の言葉にあたしは頷いた。

「まずはランジェリーからね♪」母は店員を呼んであたしのサイズを測らせると、なにやら耳打ちしている。
「まさみ・・こっち♪」母と店員はあたしを引っ張って、奥にある棚の前で立ち止まると
「通学用は・・・この辺かな?」母はそう言いながらピンクと白のブラをいくつか差し出した。
「通学用って?」ブラを受け取りながらそう聞き返すあたしに店員が脇から別のブラを差し出した。
「これが新作のブラですの」そう言って出されたブラは刺繍のされた黒いブラ!であった;;;
・・・えぇ、そんなの似合わないよぉ・・・受け取りながらも言い返そうとしたが、口が動くだけで声にならないあたし。

「紫なんてどうでしょう?」

店員はそう言って呆然としているあたしのムネに、紫のブラを当てて母に聞いている。
「う〜ん・・・」母は展示してあるブラを見ながら少し考えていると

「赤のほうが似合わないかしら?」

そう言ってあたしに赤のブラを当てる!
・・・あ、赤と紫〜・・・やめてよそんなの!・・・
非常識の女子高生?まさみは常識人みたいな事を考えているのであった;;;

「「どっちが良いの?」」

店員と母はあたしにそう言って二つのブラを差し出してきた!
赤と紫の色があたしの目に突き刺さっていく!
・・・やだぁ、似合わないよきっと・・・二つの色を見比べ目を動かすと、あたしの目に優しい色が飛び込んできた。
「アレが良い・・・」あたしはそのピンクを指差した。

「つまんない娘ね、あんたって」

レジでお金を払いながら母はあたしにそう言いながらブスっとしている。
「あたしはこれで良いのよ」袋を抱えながらあたしは母に言い返していた。
ピンクと白それとベージュしか買わせなかった事が不満らしいのだ。
「今時の娘なのに」ショップを出てフロアを歩きながらブツブツ言っている。
「あたしはあたし・・・これで良いのよ」なんだかまた常識人的な発言のまさみ。
そう言ってまさみは満足そうにしていたが、母の袋には先ほどのクロのブラ!が入っている事は知らなかったのであった。


「サイズ変わってないみたいだから・・・他のは買わないで良いみたいね」エレベーターを待ちながらあたしはそう母に言っていた。
「あ・・先に車に行ってて・・・・」母はそう言うとあたしに鍵を差し出して、フロアに戻って行く。
「お母さん・・・どうしたのよ?」
「ごめん・・・買い物忘れてたの!」そう言って婦人服売り場に消えていった。
あたしはため息しながら、駐車場に降りていった。

「長かったのね?」車に戻った母にあたしはそう言って袋に目を向けた。
・・・マルイチスポーツ?・・・袋を見てあたしは考え込んだ。
・・・なんで、スポーツ店のなんて?・・・
「あ・・あの・・・」そう言うあたしに母はただ笑って運転をしていた。

「せっかく買ったんだし・・・着てみなさいね」母は家に帰りつくと、あたしの手を取って和室に入っていった。
「サイズ合っているんだから・・・良いじゃないの・・・」そう言い返すあたしに
「せっかく女のこになったんだから・・・ちゃんとした着け方教えないといけないでしょ?」は母そう言うと服を脱ぎ出した。

「まずは・・・こんな風にして・・・」そう言いながら、自分のブラを着けて見せている。
「こ・・こう?」同じようにしてあたしも着けてみると、なんだか上手く入っていないみたいだ。
「もう・・・こうするの」」母はじれったいのかそう言うと、あたしのムネに手を置きカップに入れていく。
「こうやって・・・きちんと着けないと・・・」母はあたしのブラを調整しながら言う。
「着けないと?」されるままで聞き返すあたし。
「形が崩れるのよ♪」そう言ってポンとあたしの肩を叩いた。

「次はこれね」母はそう言って別な袋から、テニスウエアを出して差し出した。
「ちょっと・・・これどうしたの?」
「どうしたって・・・買ったに決まっているでしょう?」そう言い笑う母。
「で・・・でも、なんでテニスウエア・・・」
「なに言ってんの・・・女子高生とテニスウエア最強!じゃないの!

・・・何が最強?・・・母の言ってる事のわからないあたしだった。

「良い・・・よく似合うわ」そう言って母はあたしの事を見つめていた。
「そ・・・そう?」短いウエアに少しテレながらあたしはテニスのスイングの真似をする。
「良い・・・良いよまさみ!良く似合っているよ!」
「えへへ♪」誉められてついその気のあたし。
「これで彼氏も直ぐ出来るね」母がそう言うと、いきなりふすまが開かれた!

「母さん・・・いつまでやってんだ・・・いい加減晩飯に・・・」父は母にそう言って、あたしに目を向けると
「お前・・・だれ?」いきなりそう言い出した!
「だ・・・誰って・・・」なんでそう言うのかあたしには判らなかった。
「あたしは・・・まさみだよ?」じっと見つめてそう言うあたし。
「ばかな・・・まさみにそんなムネがあるわけ・・・」そう言ってあたしのムネを指差す父。

「まさみはちゃんとした女のこなんですから・・・そんな事言っちゃだめですよ」父に母はそう言っている。
「ちゃんとした?・・・どう言う事だ?」意味が理解できないで聞き返す父。
「まさみは・・・立派な・・・」そう言いながらあたしに近付いて来ると

「女子高生なんだから♪」

そう言いながら、私のウエアをめくり上げた!

「なにすんのよ、もう!」ウエアを戻しながらあたしは父に目を向けると、段々と近付いてくるのが判った。
「お父さん・・・あの、これは・・その・・・」ムネを隠しながらいい訳しているあたしに父は
「パパと言いなさい!」
いきなりそう言い出した!

「え?」驚いているあたしに父は涙を流して頷いている!
「な・・・なによ」

「女子高生の娘にパパ!と、言われるのが夢だったんだ〜」
涙を流しながら言う父!
・・・お父さんが壊れた・・・そう感じて、父の傍から逃げ出すあたし。

「まさみ待ちなさーい!」父は涙を流しながらあたしの事を追いかけてくる!
「もう・・・いい加減にしてよね」逃げながらそう言うあたし!

「パパと・・・パパと呼んでくれ〜」

夜空にそんな声が響いていった!(笑)







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