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あの戦争から5年の月日が流れていた。平和になったこの国で、立て続けに奇妙な事件が起きた。

 次々に、男が少女に変わってしまったその事件は、国防省情報部の活躍でこの国にいたあの国の協力者を倒す事で幕を閉じた。

 しかし、それは、あの国を最後の戦いへ駆り立てるきっかけとなったことを、この時には誰も気付かなかった。

 

 

 

 

 

 

ガールズ・ファイター

ファイナル・オペレーション

(前編)

:逃げ馬

 

 

 

 

 

 夜・東京・天王洲・東西商事

 

 夜の街をブルーメタリックのインプレッサが滑るように走ってきた。ビルの地下駐車場に入って車が止まると、中から若い男女が降りてきた。男は20代の半ば位だろうか、女は女子大生のように見える。二人は、急ぎ足でエレベーターに消えていった。

 『ピンポーン・・・』

 エレベーターのドアが開く・・・二人は、エレベーターを降りると部長室のドアをノックして入っていった。

 男性は、この会社の調査部の西村、女性は、この会社の女子大生アルバイトの小川あすか・・・男性だった頃は調査室長だった小川勝春だった。

 「失礼します!」

 小川が部長の宮原に挨拶した。

 「よう!・・・どうだ、女子大生生活は?」

 宮原部長が笑いながら聞く。

 「大変ですよ・・・今まで知らなかった世界といった所ですね。それにこの年になって大学生というのは・・・。」

 小川が苦笑しながら話す・・・29歳だった小川は、今はすっかり二十歳前の女子大生の姿だった。

 「いいじゃないですか!うらやましいですよ!まったく!!」

 西村が口を尖らして言う。

 「まあ。座ってくれ。」

 宮原が2人にソファーに座るように言った。二人が座る。スカートを履いている小川は、きちんと膝をそろえて座った。それを見て笑顔になる宮原。

 「小川・・・だいぶ馴染んだようだな。」

 それを聞いて苦笑する小川・・・。

 「洗脳の効果ですかね・・・自然に出来るのです。でも、幸いな事に僕は理性までは書き換えられなかったようなので・・・あの時に“キレた”のが良かったのかもしれませんね・・・。」

 小川は、以前に自分が女性にされてしまった作戦の事を思い出していた。

 

 一ヶ月前の作戦で、小川はこの国の財閥と、かつての侵略国とのつながりを突き止めた。そして相手の本拠地に一人で乗り込んでいって電磁波を浴びて女性化させられてしまった・・・しかもその作戦の途中で恋人と親友を失ってしまっていた。

 

 「君達にきてもらったのは・・・。」

 宮原が、ファイルを一冊ずつ二人に渡した。2人が目を通す・・・短い報告文だった。

 「これは!」

 小川が声をあげる。宮原が鋭い目を小川に向けて小さく頷く。

 「そう・・・どうやら、あの上田君の家族のようだ。」

 「彼女の家族が・・・あの国に?」

 西村が宮原に聞いた。

 「まだわからん・・・調査員も未確認情報ということで送ってきている。しかし、あの国が、わが国の技術者や、研究者を拉致したのは良くあったからな・・・もし、そうだとしても不思議では・・・・。」

 宮原の言葉が終わらないうちに小川が言った。

 「僕をあの国に行かせて下さい!お願いします!」

 驚いて小川を見る西村と宮原。

 「先輩・・・しかし・・・。」

 西村が言葉に詰まる。

 「君が行っても、どうにかなるものではないぞ・・・まだ、情報の確認も出来ていないし、どこにいるかもわからんのだぞ!・・・落ち着け・・・まだ調査は続けている。場所がわかってからでも遅くはない・・・。」

 宮原が優しく言った。小川は下を向いている。雨が降り出したのだろうか・・・窓ガラスが濡れていた・・・。

 

 

 

 数日後・休戦ライン付近・空軍基地

 

 5年の歳月は、前線にいる兵士の緊張感も奪っていた。

 この空軍基地も、休戦ラインから30kmほどしか離れていないため、いわば最前線だったが訓練はおざなりで基地の要員達にも緊張感は感じられなかった。

 「司令官。」

 参謀の一人が基地司令官と参謀長に衛星写真と報告書を持ってきた。

 「あの国の前線に兵力の移動が見られます。」

 参謀はファイルを司令官と参謀長に渡した。

 「大丈夫さ!」

 司令官はロクに資料も見ずに言った。

 「あの国には、もうそんな力はないよ・・・もし、そうだったとしても、あの対馬侵攻を食い止めた私達がここにいるのだからな・・・まあ、侵攻は無理だな!」

 そういうと、司令官と参謀長は大笑いをした。二人は、かつての北九州基地の司令官の宮下と、参謀長の竹間だった。

 「ご苦労だった・・・下がっていいよ。」

 竹間が笑顔で言った。

 「まあ、警戒はしていてくれたまえ・・・。」

 宮下が、ファイルを机の上に投げると参謀にそう言った。

 

 

 

 数日後・夜・某国首都

 

 首都の広場に数万人規模の群衆が詰め掛けている。

 広場にある演台の上には、恰幅のいい男が拳を振り上げながら演説をしていた。

 「わが国は、今年は過去最大の食糧危機に陥っている!しかし、世界各国は、わが国に不当な圧力をかけつづけて、わが国の国民の苦しみを見て見ぬ振りをし続けている。これは、許す事の出来ない非人道的な行為である!!」

 拳を振り上げて叫ぶ独裁者。

 「「「「オーッ!!」」」」

 集まった群集が拳を振り上げて答える。

 「しかし、その行為はわが国の優秀な国民の力を過少に評価したものである。今、わが国は独力でどんな超大国も保有していない画期的な兵器を開発し、実戦配備寸前である。世界各国は、わが国に対して不当な圧力をかけつづけた報いをいずれ受けるであろう!!」

 「「「オーッ!!」」」

 群集が熱狂する。

 その光景を群集の後から冷めた目で見ている男がいた。男は、興奮している人たちを掻き分けながら、夜の街に消えていった。

 

 

 

 翌日・某国山中・先端技術研究所

 

 大型トラックが、林道を砂埃を巻き上げながら走っている。

 荷物を満載しているのだろうか、坂を登る時にはマフラーから黒煙をもうもうと噴き出しながらゆっくりと登ってくる。

 川に沿ってくねくね曲がる道を走っていく。水田では農民が田植えをしている。それを横目に見ながら、さらに山奥へ向かう。

 険しい山に囲まれた一角に、何故か超近代的な建物が建っていた。運転しているトラックドライバーの目が鋭くなった。

 「おい!止まれ!!」

 肩から銃を下げた警備兵が、トラックを止めた。

 「ご苦労様です!」

 トラックドライバーが笑顔で挨拶をする。

 「証明書を!」

 警備兵は、無表情な顔で言った。トラックドライバーは、証明書を渡す。警備兵は、それをチェックする。同時にもう一組の警備兵が積荷のチェックをした。

 「異常ありません!」

 積荷をチェックした警備兵が報告する。証明書をドライバーに返すと言った。

 「よし!通れ!」

 トラックドライバーは、トラックを研究所の中に乗り入れた。指定された場所に向かって、トラックを走らせる。

 「あれは・・・?」

 奇妙な形の戦車があった。T−55型戦車の上に、大きなパラボラアンテナのようなものを載せていた。

 トラックを指定された所に止めると、作業員が現れた。

 「よお!ご苦労様!」

 「タバコを吸っていいかな?」

 ドライバーが疲れた顔で聞いた。

 「おお・・・長い距離をこんなとこまで走ってきたんだ・・・吸いなよ!」

 「悪いな!」

 トラックドライバーは、タバコの箱を取り出した。一本取り出すと、タバコに火をつけた。美味そうにタバコをふかす。そして、周りに目をやると、タバコの箱を手の中で持って遊ぶ・・・。やがて、手に持っていたタバコの箱を服のポケットに入れると、荷降ろしをしている作業員に聞いた。

 「ここのトイレは、どこだったかな?」

 「ああ・・・そこを真直ぐに行って突き当たりを左に行ったところだ。」

 「ありがとう・・・。」

 トラックドライバーは、研究所の中に入っていった。突き当りを左に曲がる。

 「・・・?」

 白衣を着た男が、両脇に警備兵を従えて歩いている。しかし・・・。

 トラックドライバーは、タバコの箱を手に持った・・・すれ違うトラックドライバーと白衣の男・・・。

 「あの男、この国の人間じゃないな・・・。」

 トイレに入ると、トラックドライバーが呟いた。

 トイレを出ると、トラックに戻る。作業員に話し掛けるトラックドライバー。

 「おお・・・さっきトイレに行ったら偉そうな白衣姿の男に会ったぞ!」

 「ああ・・・日本から来た学者だよ!」

 「ほお・・・。」

 トラックドライバーは、相手の言葉を頭に覚える。荷降ろしは終わった。作業員にタバコを勧めるトラックドライバー。

 「おっ・・・悪いね!」

 火をつけてもらって、美味そうにタバコを吸う作業員。

 「日本から、この研究所に?」

 「ああ・・・何をしているかは知らないがね・・・家族でここにいるそうだ・・・。」

 「フーン・・・。」

 トラックドライバーは、その言葉を必死に記憶する。

 「さて・・・そろそろ戻るよ・・・暗くなると道がわかりにくいからね・・・・。」

 そういうと、トラックドライバーは、トラックに乗り込みエンジンをかけた・・・。

 

 トラックは首都に向かって走っていた。すれ違う車が多い。いや・・・正確には、南に向かう軍用車両だった。兵士を満載したトラックや、戦車、そして補給物資を満載したトラックが、南の国境線に向かって移動していく。トラックドライバーは、その状況を正確に記憶して、頭の中で今日の出来事を報告文にまとめていく。

 首都のトラックターミナルに帰ってきた。服を着替えると、トラックドライバーは、自分の家に帰った。

 家の一室に入ると、パソコンを立ち上げて報告文を作成する。そして、タバコの箱に仕込んでいた使い捨てカメラのフィルムを現像すると、専用のケースに連絡文を入力したFDと一緒に入れる。このケースは、衝撃がかかったり、無理にケースを開けようとすると、敵の手に情報が渡らないように中の物を燃やすようにセットされていた。

 男は、街に出た・・・空港に向かうと、リムジンバスの中に一人で座っているスーツ姿の男に、そのケースを渡した。スーツ姿の男は、飛行機に乗ると第三国を経由して日本に向かった。

 

 

 

 同日、神戸・造船所

 

 「『ずいかく』、進水!!」

 号令がかかる。たくさんの人たちが見守る中、背広姿の男がロープを切り、女性が船に向かってシャンパンを投げる。シャンパンのビンは見事に艦首に当たると、ビンが割れてシャンパンの飛沫が飛び散った。軍楽隊が演奏をはじめる。

 巨大な艦は、ゆっくり海に向かって船台を滑り降りると、波をたてながら港に浮かんだ。歓声が起きる。

 「長かったな・・・。」

 海軍の制服姿の男が呟いた・・・彼は、この春に海軍の防衛艦隊司令長官になった小沢提督だった。

 小沢の目は、港に浮かんでいる新造空母『ずいかく』を見つめている。小沢は、前の戦いの直後に国防省に航空母艦の建造と、それを中心とした機動部隊の設立を提案していた。前の戦いでは、空軍の航空戦力に頼りすぎたため、弾道ミサイルの攻撃で危うく九州の防空戦力を失う所だった。そのため、小沢は、海軍独自の航空戦力を持つ事を提言した。しかし、軍拡を恐れる周辺諸国の説得に手間取り、ようやく5年以上経って今日、一番艦の『ずいかく』が進水式を迎えたのだった。二番艦の『しょうかく』の進水式も数ヵ月後に迎える。

 「しかしなあ・・・。」

 小沢がため息をついた。海軍は、ようやく2隻の航空母艦を持つ事になったが、その艦載機のパイロットがまだ養成出来ていなかった。

 小沢には、海軍航空隊の飛行隊長に是非欲しい人材があった。空軍の北九州基地で飛行隊長をしている真田正美・・・今は結婚したので梶谷正美中佐だ。小沢は、前の戦争で一緒に戦った彼女の腕と指導力、人柄・・・そして決断力を高く買っていた。一ヶ月前には、小沢は自ら国防省の空軍部と、北九州基地を訪れて正美に海軍航空隊の指導を要請した。正美は、答えに詰まり、基地司令官の朝倉中将は、「彼女を手放すのは空軍の損失です!」と言って断った。小沢は粘ったが、空軍最強の飛行隊と言われている“ジャンヌダルク飛行隊”の指揮官を空軍があっさり手放すわけがなかった。

 「何とかしないとなあ・・・。」

 小沢は、海を見ながら呟いた。

 

 

 

 空軍・北九州基地

 

 「おめでとう!!」

 基地の格納庫で、一人の女性パイロットが花束を受け取っている。花束を渡したのは、先の戦いでエース・パイロットの称号を得た、ジャンヌダルク飛行隊の指揮官、梶谷(旧姓真田)正美中佐だった。飛行隊のパイロット達が拍手をしている。花束を受け取った女性パイロットは照れて頬を赤く染めている。

 「良かったね・・・でも、一緒に戦った仲間がいなくなるのは寂しいけど。」

 正美が言うと、

 「ええ・・・私も、まだ飛んでいたいのですが・・・実は、妊娠してしまって・・・。」

 頬を赤く染めて下を向く女性パイロット。周りのパイロット達は驚くと同時に喜んだ。

 「おめでとう!!やったじゃない!!」

 岡村が言った。

 「うんうん・・・本当におめでとう!」

副隊長の石部が言う。

「おめでとう!元気な子を産んでね!」

正美が微笑みながら言う・・・女性パイロットは、目に涙を浮かべて頷いた。

『いいなあ・・・僕は女性になったと言うのに子供は出来ないのかなあ・・・。』

正美は思った・・・結婚して4年が経つが、まだ子供は出来そうにない。正美は、この女性パイロットがうらやましかった。

 

 

 

 翌日、連合軍・駐留部隊司令部

 

 連合軍の幕僚達が作戦室の情報表示板を見つめている。

 パネルには、あの国の軍の配備状況が表示されている。参謀が状況説明をしていた。

 「以上のように現在の所は、機甲部隊の南下や兵力の移動が多くみられています。また、航空兵力の再展開も見られています。」

 「この5年で戦力も大幅に回復しているからな・・・。」

 幕僚の一人が言った。

 「そういえば、先日回航された、あの国で初めての空母は?」

 「はい・・・艦載機の訓練が行われています。先日、偵察機を近づけると迎撃機を緊急発進させてきました。」

 参謀が答えた。

 「あの国が航空母艦を運用できるとなると・・・。」

 幕僚が、超大国から派遣されてきている幕僚を見て言った。

 「あなたの国の航空母艦を一隻、この海域に回せませんか?」

 「無理ですな・・・。」

 相手が答えた。

 「中東情勢も緊迫しています・・・あの地域から空母を回す事は・・・。」

 「そうですか・・・。」

 みんなの顔が暗くなる・・・幕僚の一人が口を開いた。

 「とにかく・・・警戒を強めて侵攻に備えよう。」

 

 

 

 某国・先端技術研究所

 

 白衣姿の男が、コンピューターに向かっていた。背後から一人の恰幅のいい男が護衛や身なりのいい男を従えて部屋に入ってきた。白衣を着た男がコンピューターのディスプレイから部屋に入ってきた男に視線を移した。

 「博士・・・開発の進み具合はどうかね?」

 恰幅のいい男が尋ねた。

 「娘はどうしている!」

 白衣を着た男が尋ねた。

 「そんな事より早く兵器の開発を急いでくれ・・・娘は日本で、わが国の工作員の監視下にある。早く開発をしないと、どうなるかわかっているな!」

 男は護衛を連れて部屋を出て行った。後姿を睨みつけている白衣姿の男。

 「フーッ・・・。」

 白衣姿の男は、ため息をつくと立ち上がった。

 「博士・・・どちらへ・・・?」

 助手が聞くと、博士は、

 「トイレだよ!」

 部屋を出て行く白衣姿の男・・・。

 

 白衣姿の男が、トイレで便器の前に立った。後から、肩から銃を下げた兵士が入ってきて隣の便器に立った。突然、

 「あなたは・・・日本から来られたのでは・・・?」

 兵士が声をかけてきた・・・突然の日本語に白衣姿の男が振り返ろうとすると、

 「そのままで、こちらを見ないで!・・・私は、あなたの味方です。あなたは日本から?」

 「そうです・・・私は上田・・・日本で遺伝子工学を専門にしていたバイオテクノロジーの学者です。この国には、家族と一緒に6年程前に拉致されてきました。日本では娘が奴らの監視下にあります・・・。」

 兵士は、その場を去ろうとした。

 「いずれ助けに来ます・・・もう少し頑張ってください。」

 そういって去ろうとする兵士の背中に向かって、博士は言った。

 「以前に捕虜を女性に変えた電磁波兵器の発展型が、実戦配備されようとしている・・・その兵器はここにある・・・そう伝えてくれ・・・。」

 兵士は、国防省情報部員の長谷川だった。彼は首都に戻ると報告文を日本に送った。

 

 

 

 数日後・空軍・北九州基地

 

 ジャンヌダルク飛行隊のF−2戦闘機が訓練を行っている。F−2のコクピットで正美が指示を出している。

 いつものように厳しい訓練が行われている・・・ジャンヌダルク飛行隊の訓練の厳しさは空軍一と言われるようになっていた。そんな周りの声に正美は、

 「体のハンデを補うためには、普段から鍛えておかないとね!」

 と笑って答えていた。

 

 「よし・・・じゃあ、対地攻撃開始・・・レッツ・ゴー!!」

 F−2が編隊を解くと演習場に低高度で侵入して行く。F−2は次々と目標に向かって爆弾を投下していく・・・正美は、投弾を終えると高度を上げて隊員達の状況を見ている。

 「あれは・・・。」

 正美の目は、一機のF−2を見ていた・・・。ベテランパイロット達に混じって、彼女達と遜色のない戦果を上げている。

 「やるなあ・・・。」

 正美は、コクピットの中で呟いていた。そのF−2に乗っているのは、先日退役したパイロットの代わりに飛行隊に加わった、新人の岩田と言う若手パイロットだった。

 基地に次々と戻ってくるF−2隊・・・機体から降りたパイロット達が、岩田を誉める。

 「すごいね!岩田さん!!」

 石部が声をかける。

 「私達が・・・飛行隊に入ったときとは、比べ物にならないよ〜・・・。」

 奥田がおっとりとした口調で言った。そんなパイロット達を、正美は笑顔で見つめている。

 「そうですか?・・・まあ、こんなもんでしょう!」

 得意そうに言う岩田・・・正美は、その岩田の言葉と得意そうな表情に危うさを感じた。

 「でもね・・・岩田さん。」

 正美が声をかける。

 「実戦と訓練は違うからね・・・訓練では、迎撃機も飛んでこないし、対空砲火もない・・・だから気を抜かないでしっかり頑張ってね!」

 正美の言葉に、得意になっていた岩田は、すっかり不機嫌になってしまった・・・一礼するとロッカーに向かって歩いて行った。顔を見合わせる飛行隊のパイロット達。

 「フーッ・・・。」

 正美は、大きくため息をついた。

 

 正美は、家に帰ってきた。

 「ただいまー・・・。」

 「お帰り!ご苦労様!」

 今日は、非番だった梶谷が奥から声をかける・・・。

 「ご飯・・・作るね!」

 正美が、キッチンに向かう・・・男だった時には作れなかったが、結婚前に圭子に徹底的に鍛えられて、今では何でも作れる・・・その頃には、

 「戦闘機で空中戦をしたほうが楽!」

 とまで言ったものだが・・・。

 「そういえば、後で米村さんと、圭子ちゃんが来るってさ!」

 梶谷がキッチンにいる正美に向かって言った。

 「そうなの?じゃあ、多めに作っておくね!」

 正美が、可愛らしいエプロンを付けて料理を作っていた。

 

 テーブルで向かい合って食事をする2人・・・正美は、今日あったことを梶谷に話していた。

 「それで・・・その新人パイロットは?」

 梶谷が正美に聞いた。

 「ロッカーに行って、さっさと帰っちゃった。」

 正美が、苦笑しながら言った。

 「今の若い奴だな・・・。」

 梶谷が笑った。

 「でも、正美が正しいよ・・・正美たちは実戦で戦っている・・・だから演習で好成績を上げれば良いとは言えない事も知っているからな。」

 梶谷は、正美を見つめながら言った・・・頷く正美。

 「僕は・・・もうあんな戦いは嫌だね。ただ気持ちよく飛んでいたいだけ!」

正美の言葉に、

 「僕もそうさ!」

 梶谷が、笑顔で言った。

 『ピンポーン』

 玄関のチャイムが鳴った。

 「ハーイ・・・。」

 正美が玄関に行った。

 「よお!こんばんは!」

 米村が挨拶をした。

 「こんばんは!あらあら・・・すっかり主婦しちゃって!」

 圭子が正美を見て冷やかす。

 米村と圭子が玄関に現れた。この2人は、今年になって結婚した・・・米村が圭子を何とか口説き落としたと言った形だったが、米村の人柄だろうか、周りの米村に対する応援もすごかった。その二人が、新婚旅行から帰ってきて、正美たちの家にお土産を持って現れた。

 「米村さん、圭子ちゃん、お帰りなさい!」

 梶谷が、2人に挨拶した。

 「楽しかったよ・・・。」

 圭子が笑いながら言った。

 4人でコーヒーを飲みながら、新婚旅行の話や、今までの思い出話に花が咲く・・・。

 「これ食べようよ!評判のケーキ屋さんで買ってきたんだ!」

 圭子が、テーブルの上にケーキの箱を置いた。みんなが、自分の好きなケーキを選ぶが・・・。

「あれ?正美は?」

圭子が言うと、

「僕は、いいよ・・・おなかがいっぱいで・・・。」

みんなが心配そうに正美を見る。

「大丈夫・・・なんでもないから!」

正美は、笑って言った。

 

 

 

数日後・東京・東西商事

 

宮原部長の部屋で、小川と西村がそれぞれファイルを手にしてソファーに座っていた。3人は、あの国に潜入している長谷川からの報告文を読んでいた。

「やはり、あの上田君の父親だったのだなあ・・・。」

宮原がファイルを見ながら言った。

小川は、呆然としている・・・あの上田の父親が拉致されて、小川を変身させた性転換兵器の開発に手を貸している。あまりの事に、ショックを受けていた。

ファイルには、上田博士の経歴も書いてあった。『東都大学工学部教授、専門は遺伝子工学で国際的に見ても第一人者と言われている。6年前に娘を残して家族旅行中に行方不明になった。』

「助けに行きたいところですが・・・。」

西村が口を開いた・・・彼は、テーブルの上にファイルから人工衛星で撮った写真を取り出して置いた。

「文字通り、山に囲まれた所に研究所があります・・・道は一本。救出には、この道を通らねばならず、ヘリを使うとしても、いったいどんな防御設備があるのか・・・。」

「あの国の軍の動きもあわただしいな。配備されたばかりの空母の訓練も急ピッチだ。普通じゃないな。」

宮原の言葉に、

「もう・・・あの国が隣国に攻め込むのは時間の問題だと思います・・・。」

小川が言った。2人とも頷いている。

「救出には、十分に練った作戦が必要です・・・悔しいですが、今は長谷川君にしっかり監視してもらいましょう。僕達は、救出計画を考えてみます。」

小川が言った。宮原は頷くと、

「そうしてくれ。私は、この情報と、こちらの評価を幕僚本部に提出するよ。」

そう言って席を立った。

 

 

 

翌日、空軍・北九州基地

 

基地の作戦室に幕僚と、各飛行隊のリーダー達が集まっていた。皆の目は、大きなテーブルの上に置かれた地図と、部隊の配備状況を示すコマに注がれていた。

参謀長になったかつてのファルコン飛行隊のリーダー、米村が説明をはじめる。

「情報部の評価によると、あの国の戦力の配備状況は、南方の国境地帯での再配備が目立っている・・・これは、過去二回の侵攻と同じ傾向だ。以前と違う点は、今回は、あの国の海軍がはじめて航空母艦を持った点だ。連合軍の空母は、中東で釘付けになっている。つまり、航空戦力だけを比較すると連合軍が不利と言う事になりかねない。」

「あの国の国内情勢を考えると、国民の不満をそらす為にあの国の指導者は、最後の賭けに出るかもしれないな・・・つまり、戦いを起こす事で国民の目を戦争に向けて、悪いのは外国と言う事にして自分の地位を維持するわけだ。あわよくば・・・隣国を頂く!」

朝倉司令官が言った。正美は、

「それなら・・・過去の侵略とは違って、あの国は一歩も引かずに最後まで戦うでしょうね・・・。」

「とにかく、訓練を実戦的なものにして、パイロット達の気持ちを引き締めるべきです・・・。」

ユニコーン飛行隊のリーダーを務める梶谷が提案する。

「幸いと言うべきでしょうか・・・パイロット達は、以前の戦争を経験したものがほとんどです。気持ちの切替は、早くできると思います。」

米村の後任のファルコン飛行隊リーダーになった浅原少佐が言った。彼は、以前の戦争でもファルコン飛行隊の2番機に乗って戦った、冷静で腕の良いパイロットだった。

「わかった・・・明日からの訓練メニューは、各飛行隊で実戦重視のものに切り替えていってくれ。くれぐれも、事故には注意するように。」

朝倉の言葉に、飛行隊のリーダー達は、

「「「わかりました!」」」

元気に答えた。

 

訓練は、厳しさを増していった。正美は、ジャンヌダルク飛行隊の訓練メニューに低高度で山岳地帯を飛ぶ訓練をメニューに加えた。これは、あの国の地形を考慮したものだった。しかし、このような飛行はパイロットへの負担は大きい。

その日も正美たちは、山岳地帯に向かっていた。

「よし・・・みんな行くよ!」

「「「「了解!」」」」

正美のF−2を先頭にジャンヌダルク隊の各機が一列になって超低空で山岳地帯の山を縫って飛んでいく。正美は、主翼が木の枝に触れそうになるほどの低高度を、翼に日差しをきらめかせながら、スピードを落とさずに飛んでいく。

「さすがだな・・・正美さん・・・。」

2番機の位置についている石部は、コクピットで正美のF−2の動きを見ながら呟いていた。そう言う石部も、ピッタリと正美のF−2に付いていく。この5年間で、正美の指導を受けたパイロット達は腕を上げていた。

 

「みんな・・・無茶だよ!何でこんな!・・・。」

ジャンヌ10・・・新人の岩田は、コクピットの中でイライラしていた。先輩達は、全くスピードを落とさずに山の尾根を縫いながら低空で飛んでいく。腕は先輩達に引けを取らないと思っていた自分は、先輩達からどんどん遅れていく・・・旋回すると、主翼を木の枝に引っ掛けそうになる。冷や汗をかきながら、なんとかついていこうとする・・・高度を上げたくなってくる岩田、すると、

「ジャンヌ10!高度を上げちゃあダメよ!実戦なら死んじゃうよ!!」

後の先輩達からの声がインカムに響く。ミラーを見ると、自分の後ろが、まるで渋滞のようになっている・・・プライドが傷つく岩田・・・。

 

基地にジャンヌダルク隊の各機が帰ってきた・・・着陸すると、次々に格納庫に機体が格納されていく、機体から降りたパイロットは、整備員に機体の状況を報告すると、機体の周りを自分で簡単にチェックしていた。

岩田が、機体から降りてきた・・・フラフラになって呼吸を乱して肩で息をしていた。

「岩田さん・・・大丈夫?」

正美が見かねて声をかけた。

「・・・大丈夫です・・・。」

岩田は、正美を睨みつけるような目で見ると、一礼してロッカーへ歩いて行った。

「なんですか?あの態度は!」

整備班長を村田の退役後に務めている、服部中佐が正美に声をかける。

「難しいですね・・・。」

正美が苦笑しながら言った。

「リーダー・・・殴ってやれば良いんですよ!!」

岡村が言った。

「そうですよ・・・心配してあげてるのに・・・。」

内田が口を尖らしていった。

「でも・・・私達だってそんな時期があったじゃない・・・正美さんに対して・・・。」

石部が言うと、みんなが顔を赤くして下を向いてしまった・・・石部に向かって正美が頷いた。

「まあ・・・ゆっくり待ちましょう!」

そう言うと、正美は、自分のF−2の整備を見に行った。

 

その夜・・・岩田はスクランブル要員で待機所にいた。

「よう!ご苦労だな・・・。」

突然、朝倉司令官が待機所に現れた。

「アッ・・・司令官!!」

岩田が立ち上がって敬礼した。

「ハハハ・・・まあ、座れよ。」

朝倉も椅子に座ると岩田に聞いた。

「どうだ・・・ジャンヌダルク隊に入ってみて・・・。」

「ハァ・・・私は、自分の腕に自信を持っているのですけど・・・先輩が厳しくて・・・。」

岩田の答えに、

「そうか・・・先輩は君に厳しいか・・・。」

「はい!今日も山岳地帯での訓練で、危険を避けるために高度を上げようとした私に、後から怒鳴りつけるし、前には、梶谷中佐が私の演習での成績に嫌味を言われました。なんだか排他的なようで・・・。」

岩田は朝倉に向かって今までの不満を一気にしゃべった。朝倉は、黙って聞いていたが首を傾げながら言った。

「君は、ジャンヌダルク隊に配属が決まった時に、空軍最強の飛行隊にいけると喜んでいたよね。」

朝倉は、立ち上がると滑走路に面した窓に歩いて行った。

「こちらに来なさい。」

岩田は、黙って朝倉に従った。窓の外を見る岩田・・・彼女の目には、滑走路脇の芝生を走るジャンヌダルク飛行隊のパイロット達の姿が飛び込んできた。じっと窓の外を見る岩田。

「ジャンヌダルク飛行隊が空軍最強と言われているのは、何も自然になったわけではないのだよ・・・君は知らないだろうが、彼女達は毎晩こうしてトレーニングをして機体の整備作業までチェックしている。その積み重ねが、空軍最強と言われる部隊になることに結び付いたんだ。」

そう言うと、朝倉は待機所を出て行った。

「じゃあ、ご苦労だが頼むよ。」

岩田は、朝倉の背中をじっと見つめていた。

 

 

 

数日後、空軍・北九州基地

 

「全機突入開始!続け!!」

正美のF−2が急降下しながら高度を下げて行く、石部、岡村たちも続いていく。

正美のF−2が先頭で山の尾根の間を超低空で飛んでいく。迷路のような山の間を、右へ左へとスピードを全く落とさずに旋回していく。正美の後を次々と地表すれすれに飛んでいくジャンヌダルク隊のF−2。

「まったく・・・なんでこんな事を!」

岩田がコクピットの中でぼやく。前を行く先輩達のF−2は、右へ左へ全く自然に旋回して行く。岩田のF−2は、旋回する時の動きが大きい。主翼がまわりの木に触れそうになっている。コクピットの中で肩で息をしている岩田・・・。

基地に帰ってきたジャンヌダルク隊のF−2、正美のF−2を先頭に次々着陸してくる。

「相変わらず、あいつらはうまいな!」

米村が管制塔から彼女達を見守っている。

岩田のF−2が着陸態勢に入った。

「大丈夫かな・・・あの娘。」

服部が、格納庫の前で岩田の機体を心配そうに見ている。岩田の機体は、ふらついている。正美も、誘導路を移動中のF−2から岩田を心配そうに見ていた。次の瞬間、

「アッ!!」

正美が叫んだ。

岩田のF−2は、主翼を滑走路に接触すると、胴体着陸をする形になって滑走路を火花を散らしながら滑っていって止まった。

消火班が岩田のF−2に向かって消防車を走らせる。正美も、機体を降りると走り出す。みんなが岩田の機体に集まってきた。

岩田は、キャノビー(風防)を開けると、機体から降りた。

「岩田さん、大丈夫?!!」

正美が走りながら声をかける。消火班は、火は出ていないが念のために消火剤を機体にかけていく。

「まったく!・・・ちゃんと飛んでよね!!」

岩田は叫ぶ、機体を降りるとF−2の胴体を蹴っ飛ばした。正美は、岩田を睨みつける。

『パシッ!!』

岩田の頬から音が鳴った。左の頬を抑える岩田。その驚いた視線の前には、目に涙をためた正美が歯を食いしばりながら立っていた。

「いいかげんに目を覚ましなさい!」

正美が叫んだ。驚くジャンヌダルク隊のパイロット達。彼女達は、今まで正美のこれほどまで厳しい表情を見たことがなかった。

「あなたは、自分一人で飛んでいるわけじゃないんだよ!見なさい!!」

正美が指差した方向には、服部や圭子たち整備員と、基地の飛行隊のパイロット達の心配そうな表情があった。

「あなたは、確かに腕は超一流だよ。でも、それを活かしてくれるのは、ここにいるみんな。決してあなた一人で飛んでいるわけじゃないよ。自分の行動に、そして自分の機体に責任が持てないのならあなたをF−2で飛ばすわけにはいかないよ!」

正美は、大きな瞳から涙を流しながら言った。最初は、正美を睨みつけていた岩田は、しだいに俯いていった。

「後は、自分で考えてみてね。」

そう言うと、正美は綺麗な髪を風になびかせながら歩いて行く。

「リーダー!」

岩田が叫んだ。振り返る正美に岩田は、

「どうも、すいませんでした!」

頭を下げた。頷いて歩いて行く正美。

「岩田さん・・・。」

岡村が、岩田の肩に手を置いた。

「私も、正美さんに叩かれた事があるよ・・・。」

奥田が、自分のことを思い出しながら言った。

「その意味がわかったのは、実戦でだけどね。」

「中佐はいったいどこへ。」

岩田が尋ねた。

「正美さんは、手柄は部下に、責任は自分がと言う人だからね・・・あなたの失敗の責任をとるために司令官の所へ・・・。」

石部の言葉に、岩田が走り出した。

 

正美は、司令官室にいた。

「この事故の責任は、全て僕にあります・・・申し訳ありません。」

朝倉に頭を下げる正美。飛行隊のリーダー達も集まっていた。

「この事故の責任を、ジャンヌダルク・リーダーに負わせるのは酷です。」

ファルコン・リーダーの浅原が言った。

「これは、パイロット個人の問題だと思いますが・・・。」

正美が、自分の妻だと言う思いがあるのだろう・・・梶谷は控えめだった。

「司令官・・・私も梶谷中佐には責任はないと考えますが・・・。」

米村が言った時に司令官室のドアが突然開いた。

「岩田さん・・・。」

正美が呟いた。岩田は、朝倉の前に進み出た。頭のポニーテールが揺れる。

「部屋に入るときには、ノックぐらいしなさい!」

朝倉が笑いながら岩田に言った。

「司令官・・・今回の事故は、私の操縦ミスです。リーダーには一切責任はありません。処分は私が受けます。」

朝倉は、にっこり笑って岩田の顔を見つめていた。

「岩田君・・・君が所属しているのは、ジャンヌダルク飛行隊だね。そして、その指揮をとっているのは、ここにいる梶谷正美中佐だ。飛行隊16機のパイロットの行動に関して全て責任を負うのが飛行隊長の務めだ・・・わかるかね。」

岩田は、黙って頷いた。

「しかし・・・。」

岩田が口を開こうとすると、朝倉が被せるように言った。

「しかし、基地に所属する3つの飛行隊で起きたことの責任を最終的にとるのは、私だ。今回の事故の責任は、私がとる。」

朝倉がきっぱり言った。驚く飛行隊長たち。

「それはいけません!今、司令官が・・・。」

正美の言葉に、

「いいんだ・・・君達は、今まで同様訓練に励んでくれ。今は、飛行隊パイロットの練度を上げるのが先だぞ!正美君・・・今まで同様山岳地帯での訓練も行うようにな!」

そう言うと、朝倉は話を打ち切った。

 

正美たちは、家に帰った。梶谷と食事を済ませると正美はお風呂に入った。

「この体にも・・・すっかり馴染んじゃったなあ・・・。」

正美は、浴室の姿見に映る自分の姿を見ていた。

姿見には、22・3歳に見える女性の姿が映っていた。長く綺麗な髪の毛は、背中の中程まで綺麗に伸びている。狭い肩幅、豊かに膨らんだ胸、細くくびれたウエスト・・・股間には男だった痕跡は全くない。太ももはそれほど太くなく、足首はキュッと締まっている。鏡に映っている美女。それがかつて男だった自分の今の姿だった。

「もう・・・6年か・・・はやかったな。」

正美は、何故か女性に変身してからの事を思い出していた・・・今日の自分は、いったいどうしてしまったのだろう、妙に感傷的だった。

「・・・?」

急に気分が悪くなってきた・・・今まで経験した事のない状態だ。壁にもたれかかる正美。

「正美・・・どうかしたのか?」

ドアの向こう側から梶谷が心配して声をかける。

「なんでもない・・・大丈夫だよ!」

正美は、何とか返事をした・・・しかし、いったい・・・。

 

ガールズ・ファイター 『ファイナル・オペレーション(前編)』おわり

 

 

 

 

 

こんにちは! 逃げ馬です。

ガールズ・ファイター3部作の3作目・・・『ファイナル・オペレーション』が始まりました。

この作品で、前作で登場した情報部のメンバーと、G・Fに登場したメンバー・・・さてどう絡んでいくのでしょうか。書いているほうも、少し心配です(^^;;;

さて・・・このあとの展開は・・・小川君も言っていますが、「攻め込むのは時間の問題・・・」となると、正美たちは?・・・そして上田博士は?小沢提督は、いったいどう戦うのか?

そのあたりを、このあと書いていきたいと思います。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

 

尚、この作品に登場した個人、団体は、実在する個人、団体とは一切関係のない事をお断りしておきます。

 

2001年、5月  逃げ馬

 


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